南下

  【13、14日目】  1997年9月11〜12日

 
  周遊券を交換してくれた友人カップルを見送ったあと、1日歩き通しで
     疲れたので、夜行の急行はまなすが来るまで、函館駅の待合室で
    ぐぅぐぅ寝ていた。

   夜行はガラガラ、青森駅まで熟睡。青森からは、村上発の夜行列車を利用
   するために、日本海周りで帰ることにした。
          

 
青森→弘前→大館→秋田と電車を乗り継ぎ乗り継ぎ南下する。
   秋田でちょうどお昼になったので、駅から少し歩き、手持ちの鍋&ガスで
   ラーメンを作れそうな公園を探す。

   ラーメンをグツグツ煮ていると、こんなアヤシイ私に話し掛けてくれるかた
   がいた。公園で子供を遊ばせるママだった。年の頃は27歳くらいだろう。
   ちょうど、清里イーハトーヴYHで同室になった女性を思い出した。
   彼女は27歳で会社を辞め、北海道を一人旅していた。

   会社を辞めて一人旅、公園で子供を遊ばせるママ。正反対の生き方
   だなあと、ふと思った。。。。と、ラーメンゆでてた湯が吹きこぼれた・・・。
         

   吹浦浜

【14〜15日目】   1997年9月12〜13日

 
 秋田から日本海に沿って南下する。カタコトカタコト、土地の訛りが入った
     会話を聞きながら電車に乗っていると、日本海が奇麗に見えるところに
   差し掛かった。前の年に、この区間で何を考えていたか、はっきり思い
   だせるのが不思議だった。前の年に、北海道合宿の帰り、電車でここを
   通っていた時に、この年に、一人で北海道を旅行しようと決心したのだった。
       

 電車は象潟に到着。ちょっと途中下車してみることにした。松尾芭蕉が
   立寄ったと言う象潟は、昔は松島のように、島が点在する景勝地だった
   とのことだが、地形の変化で、今はその島も陸になってしまったそうだ。

   海岸をウロウロしてから、次の電車の時間になったので、駅に帰った。
         
 吹浦浜の夕景

 
象潟から電車に乗ると、夕焼
 けがとても奇麗に見えた。
 「吹浦浜」という駅でその夕焼
 の美しさと、駅名に引かれ、
 思わず 途中下車してしまいま
 した。
 
 吹浦浜から見た鳥海山

 
天気予報ではイマイチだった
 けれど、雲がとれ、カッコイイ
 姿を見せてくれた。

 前の年に、この山に登りたいと
 思い、今回もエアリアマップも
 持っていたが、お金が無くて
 リタイア(;_;)。

 登ろう、登ろうと思いつつ、
 なかなか再訪できないでいます。

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