徒歩たびって?

どうして歩いて旅したの?

 学生時代に入っていたサークル「逍遥会」の活動の一環でした。私たちの中では、山での合宿に対し、「平地合宿」と呼んでいました。
8月後半に北海道、3月中旬に九州か四国を歩いて旅したのです。

この「徒歩たび写真館」はその合宿の時の写真の一部です。


歩くところはどうやって決めるの?
リーダーの独断と偏見です。
あんまり適当に決めると、思わぬ峠越えがあって苦労することになります。景色が良いからと海沿いの道を選ぶと、実はリアス式海岸みたいな海岸線で後輩からブーイングを浴びることもあります(T_T)。

どのくらい歩いたの?
歩くのは5日間。大体100キロ前後歩きました。その年、またはリーダーの性格で、長さが変わります。昔は、もっともっと歩いたようです。リーダーによって合宿のハードさが変わるので、後輩にとってはパーティー決めは重大問題だったりします。

どこに泊まるの?
 テントです(^^)。ゲリラ的に勝手に公園や河原、神社にテントを張ることもあるし、町役場にテントが張れる場所を聞くこともあります。

 たまに、鉄道公園のようなところに泊まったり、ライダーハウスに泊まるパーティーもありました。地元のかたの好意で、公民館や、更には自宅に泊めてもらったりしたパーティーもあったようですが、基本的に、女の子が多いパーティーのほうが親切にされるようです。

歩いて旅するのって大変じゃないの?
 はっきり言って大変です。テント装備を背負って、アスファルトを延々と歩くんです。まず間違いなくマメができるので、マメ治療グッズは必携。

 キタキツネやカラスに食料を漁られたり、狭い国道をトラックにおびえながら歩いたり、雨に降られたり。でも、徒歩たびの良さを一回味わっちゃうとねえ・・・・(^^)。

これまでにした「徒歩たび(平地合宿)」は?
1994年夏  北海道   (広尾〜えりも岬〜えりも町)
1995年春  鹿児島・熊本(阿久根〜天草)
1995年夏  北海道    (礼文島、旭川〜中富良野)
1996年春  四国     (高知県須崎市〜中村市)
1996年夏  北海道    (遠軽〜網走)
1997年春  九州     (桜島〜根占=山川〜開門〜長崎鼻)

徒歩たびの良さって?
 「車で行きゃ、すぐなのに・・・」 そんな当たり前のこと、考えちゃはじまりません。

「徒歩」じゃなきゃ、気づかない景色、出会えない人、ってあるんです。
歩くスピードで、のんびり景色や地元の言葉を味わいつつ、旅するのもいいものですよ。

卒業し、時間とお金の有無が、学生時代と逆転してしまった今となってはこのような旅はできなくなってしまいましたが(体力もなくなったし)、計6回の徒歩合宿は、今でも忘れられないいい思い出になってます。