常念岳・槍ヶ岳 ’95

〜初めて踏み入れた北アルプス〜

日程F 1995年7月30日(日)〜8月7日(月)
形式 天幕利用、周回
メンバー 男3人、女4人
行程
 +
実動
7/30 新宿22時30分発〜(高速バス、さわやか信州号)〜
7/31 =上高地→明神→徳沢(泊) 1時間30分
8/1  T.S.→蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)   3時間28分
8/2  T.S.→常念岳(泊)       4時間49分
8/3  T.S.→大天荘(泊)       2時間23分
8/4  T.S.→ヒュッテ西岳(泊)    2時間26分
8/5  T.S.→槍沢(泊)         6時間
8/6  T.S.→小梨平キャンプ場(泊) 3時間22分
8/7  解散    〜なめなめゆったり山行     
駐車場 沢渡駐車場(詳細は?)
温泉 上高地温泉ホテル(営業時間未確認) 
◎TEL0263-95‐2311  ◎600円
◎リンスインシャンプー、石鹸、ボディシャンプー完備露天風呂あり。
◎河童橋から徒歩10分ほど。ウェストン碑近く。
コメント 大天井のテン場は大好き!

下の山行記は、記録というより、日記です。あんまり今後の参考にならないと思います(^^;
 なにか、聞きたい点がありましたら、遠慮なくメールをください(笑)


7月31日 上高地〜徳沢(泊)
夜行バスで、早朝に上高地に到着したというのに、今日の行程は徳沢まで、こんなパーティーって私たちくらいだろう(笑)。上高地で、負けると水鉄砲で狙い撃ちされるという、地獄のウノ大会に興じる。

徳沢で、食事を作ろうとしたら、なんとピークワンが不調・・・・。ショック・・・。

8月1日  徳沢〜蝶ヶ岳(泊)
大体、夏山合宿に行くと、自分達のパーティーと同じペース&コースで進む別グループがいるもの。今回のその相手は、謎の「でんでん太鼓集団」であった。彼ら、酒も飲んでないのに、やたらハイテンション。そして、何かあるたびに、持っているでんでん太鼓を「デンデンデンデン!!!」と打ち鳴らすのである。なんだかわからんが、迫力があった。

この日、期待してたのは、エアリアの地図で「妖精の池」と書かれた地。
到着してみると、単なる池。しかも干からびていた・・・。でも、花畑があって、なかなかだった。

8月2日  蝶ヶ岳〜常念小屋(泊)
ガス、ガス、ガス!!!蝶ヶ岳ヒュッテを出てすぐは、二重稜線が見られる。常念岳まで、ど〜んと下り、登り返す。ニセピークにはうんざり。さらに、トップをしてたら、ルートファインディングを誤り、変なところを歩いたり・・・。景色がないこともあって、気分はブルー・・・。

8月3日  常念小屋〜大天井岳〜大天荘(泊)
出だしに、少し登りがあったほかは、小さなアップダウンがある程度。ずっと稜線を行く。そのため、私の中には大天井岳自体の印象は薄く、翌年、燕方面から来た時の大きな大きな山容には、本当に驚いたものだった。

ガスで髪の毛もビショビショ、風もビュービュー。仕方なく、小屋で軍人将棋(ナツカシー)などしてると、ちょっと寒気がしてきた。みんなが大天井岳ピストンに出かけてる間、テントで休ませてもらう。と、なんだか外が騒がしい。

ゴソゴソとテントから出てみると、2日間、ずっと見られずにいた、槍ヶ岳が姿を見せていた。蝶ヶ岳にいた時よりも、ずっと大きくなっていてみんな大喜び。 翌朝の食事当番を決めるべく、早速、ウノ大会に興じるのであった。

8月4日 大天荘〜西岳ヒュッテ(泊)
出だしの、大天荘からのザレた斜面の下りで1年生が恐がっていたが、アップダウンも少なく、2時間半程(!)の余裕の行程。途中、風が強いので、岩陰で休もうとしたら、うげっ。キジ場でした。なんで、ルートのすぐ脇でキジうちできるんや!西岳まで来ると、さらに槍が近づいたのを実感。ここは、テン場とトイレが遠いのと、水を分けてもらえる時間が朝遅いのとが、ちょっと不便だけれど、いいテン場です。ちょうど、天空に浮かんでるみたい!

8月5日  西岳ヒュッテ〜槍ヶ岳〜槍沢(泊)
西岳からは急な下り。はしごもあって、スリル満点。大きなザックが邪魔に思える。鞍部からの登り返しにも梯子、数段。ただあまり高度感がないので、そんなに恐くない。恐かったのは、槍の穂先へのピストン。岩場をスルスル登っていく時は、添田くん(チャマ)が恐がってるのをからかったりしていたが、下りは、自分のほうが恐くなって、もう、ヘロヘロ。歌を歌って怖さを紛らわしていた。

ピークからは展望ゼロだったが、憧れの槍のてっぺんを踏めたので、満足だった。
          
槍沢の雪渓では、禁断の尻せーど大会。岩がゴロゴロしていて、極めて危険。良い子のみんなはマネしちゃ駄目ですよ。

8月6日  槍沢〜小梨平(泊)
この日は梓川沿いにテクテク歩くのみ。長かった夏山合宿を思い出し、ちょっと感傷的になる。小梨平では、キャンプ場から離れた河原で大納会。差し入れでもらった、線香花火をやってちょっとしんみりとした雰囲気に。まだ、8月になったばかりなのに、夏の終りを感じた夜でした。

 8月7日  解散
一週間、一緒にいたメンツとも今日でお別れ。小梨平キャンプ場で校歌を歌って解散した。夜行バスで東京を出た時は、パンパンだったザックも、小さく小さくしぼんでいた。   (終り)

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