九重山'99
〜名山が肩を寄せ合う贅沢な山〜

日程 1999年5月2日(日)〜4日(火)晴れのち
山域 九州(大分県)
形式 公共の交通機関利用、天幕利用のB.C型
メンバー JO
行程 5/2()長者原12:50−すがもり越14:20/14:30−法華院温泉通過15:20−坊ガツル15:30
5/3(月)坊ガツル05:50−久住わかれ07:10/07:20−久住山07:40/07:50−稲星山08:15/08:30−中岳08:50/09:15−久住わかれ09:45/09:50−すがもり越10:20/10:30−三俣山11:20/11:30−南峰11:45/12:15−坊ガツル13:40
5/4(火) 坊がつる11:00−雨ヶ池11:45−長者原12:35
駐車 長者原に大駐車場数箇所
温泉 【長者原のバス停】食堂の2階で風呂に入れる。300円。眺めもよく、いいお湯だった。
【法華院温泉】
300円。法華院は小さい風呂だが木の浴槽で雰囲気がある 
コメント 久住山往復だけじゃ、もったいないオバケが出ます!是非、坊ガツルで幕営を!!!


   
           
 ◆◆ アプローチ ◆

   
博多経由で入山
         東京からだと、大分に飛ぶより福岡に行くほうが格段に安く航空券
         が取れることが多い。おまけに便数も多いので、入山前夜に最終便
         で羽田から福岡に飛び、航空券代が浮いた分でビジネスホテルに
         泊まり、朝いちの高速バスで九重に入ることにした。この方法なら
         連休初日の朝から行動できる。

          ※んが、湯布院での渋滞にひっかかってしまった(×_×;)

          九州内は高速バス網も発達しているので、下手に目的地に近い
          空港にこだわらなくても良い場合が多い。


              ■□■九重山のアルバムはこちら■□■

                           

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               ◆◆ 1日目◆◆


       5/2(日)長者原12:50−すがもり越14:20/14:30−法華院温泉通過15:20−坊ガツル15:30


   長者原〜すがもり越〜坊ガツル
         硫黄山の噴煙に気を取られているうちに、すがもり越にあっけなく
         到着。そこから先も、多少、ガレている場所もあったが、問題なし。
         法華院へのおり口で、急に視界が開け、箱庭のなかに坊ガツルが
         あるように見えたのは感動。
            


   
坊ガツル

         坊ガツルの広いテン場で、どこにテントを張ろうかしばしウロウロ。
         と、MMLのワッペンをつけたテントを発見。中では、福島さんが
         気持ち良さげにお昼寝中。早速、起こして(笑)、山名講習を受ける。
         テン場は、ここ数年で少し草を刈って、広くされたそう。炊事場は
         カマドや流しもしっかりしていて使いやすい。

  


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                     ◆◆ 2日目◆◆


         5/3(月) 坊ガツル05:50−久住わかれ07:10/07:20−久住山07:40/07:50
               稲星山
08:15/08:30−中岳08:50/09:15−久住わかれ09:45/09:50
             すがもり越
10:20/10:30−三俣山11:20/11:30−南峰11:45/12:15−坊ガツル13:40 


     坊ガツル〜北千里浜〜久住分かれ〜久住山

           北千里浜までは、昨日通った道を登り返す。硫黄山の噴煙を
           右手に広い砂礫帯を進む。しつこいほどにペンキマークが岩に
           書かれている。晴れていればうるさいがいったんガスが出ると
           恐い場所。過去に遭難事故が起きている。

          久住分かれまで上がると牧の戸からの道を合わせ稜線に出る。
          久住山は阿蘇方面に開け気持ちが良いが、中岳からの九重の
          山々を眺めた風景のほうが気に入った。


                 
                       [北千里浜、右端が硫黄山]



     稲星山〜中岳〜天狗ヶ城〜北千里浜〜すがもり越
          稲星山の山頂は静か。久住〜中岳だけを往復する人が多いよう。
          グルリと周り、ふたたび久住分かれにつくと、すごい人。蟻の行列
          のように混雑していた。


 
[久住分かれから見た三俣山]



     すがもり越〜三俣山〜坊ガツル
           三俣山の山頂には、思いもよらぬ草原が広がっていた。笹が
           なびく音を聞きながら、うとうとする、気持ちの良い時間を過ご
           すことができた。極楽、極楽!!!

           山頂から坊ガツルまでダイレクトに降りるルートがあったので、
           帰りはそちらをとる。と、ものすごい斜面。高度感抜群、迫力
           満点!! これまでの道とは打って変わり、少し荒れた道では
           あるが迷うことはない。初心者、ひざの悪い方は、すがもり越
           まで戻ったほうがベター。坊ガツルの手前で満開のアセビの
           トンネルをくぐる。


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                     ◆◆ 3日目◆◆


                5/4(火) 坊がつる11:00−雨ヶ池11:45−長者原12:35


     坊ガツル〜雨ヶ池〜長者原
          どしゃぶりの雨。夜中、吹き荒れた風も止んだので出発する。
         すがもり越を越えるか迷ったが、硫黄山の噴煙の向きが気になり、
         雨ヶ池ルートをとることに。テン場にいたお兄さん曰く「半端じゃな
         くすべる」とのこと。確かに滑る(汗)。が、法華院の小屋のかたが
         言うには「昔よりずっと道が良くなった」そう。どことなく、

         雨ヶ池あたりが、宮之浦岳の湿原に雰囲気が似てたのは、しとしと
         と雨が降っていたせいだろうか・・・。

         長者原からは、バスで湯布院へ。湯布院ではユースホステルで
         知人と合流(初顔合わせでした・・・)。本当は翌日、由布岳に
         登ろうと計画していたが、靴もビショビショ。今回はパスし、ロープ
         ウェイで鶴見岳に登ったあと、別府の竹瓦温泉で砂湯に入り、
         帰京した。


         どれ一つをとっても名山と言える山が、肩を寄せ合う九重は本当
          に贅沢な山だと思いました
。「九州の山もいいでしょ?」と、
          三俣山に御夫婦で登られていたかたがおっしゃっていたが、
          その通りだとうなずくばかりでした。
        
          中学生のとき、観光バスで近くを通った時は、九州にこんな風景
          があるとは思いもよりませんでした。


   山行記録[年別/地域別/季節別]