◆◆◆ 火打山 * 妙高山 '99 ◆◆◆

〜日本海から富士山までの大展望〜


日程 1999年10月8日(金)〜11日(月) 晴れ
形式 マイカー利用(前夜発)(総走行距離725キロ)   天幕泊、周遊型
メンバー 単独
行程 10/8(金) 自宅22:00=(上信越経由、途中SAにて数回仮眠)
10/9(土) =笹ヶ峰駐車場04:30(仮眠)/06:55−黒沢07:40−富士見平09:20−高谷池10:10(テント受付)/10:50−−火打山12:10(昼食)/13:00−高谷池14:10(泊)
10/10(日) T.S.06:00−黒沢池06:45/07:10−大倉乗越07:40−燕新道分岐手前の小さな沢08:00/08:10−妙高山09:10/10:10−往路で休んだ小さな沢10:30/10:35−大倉乗越12:10/12:15−黒沢池12:30(昼食)/13:10−富士見平13:45/13:50−十二曲り14:30/14:35−黒沢15:00/15:10−笹ヶ峰駐車場15:45    
※池の平にて入浴後、宿へ
10/11(月)戸隠観光後、千葉へ   
実働 10/09→5時間45分 、 10/10→6時間50分
駐車場 笹ヶ峰駐車場:妙高高原のインターをおりたあと、右折。次の交差点では、早くも青看板に「笹ヶ峰」の標識も立っているので迷う事はない。スキー場、県民の森を過ぎると登山口。更に数百メートル行ったところが駐車場(無料)。
温泉 ランドマーク妙高高原(池の平温泉)TEL0255−86−5130
 観光物産館併設・24時間営業、無休、大人1000円・子供500円
  ※他、仮眠施設などもあるので、車中泊で眠れないかたは、こっちに来てもよいかも。
コメント 高谷池もいいが、黒沢池も必見。是非、コースに入れてください。
黒沢池ヒュッテ→高谷池→火打山、とルートを取ると1日、登り階段の連続です。要覚悟。

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     (10〜26KBが23枚)、時間のある時にどうぞ。


[10月8〜9日]



【序章】
久々に学生時代の友人と山に行くことになった。別の山域と迷ったが、会社に貼ってあるカレンダーの今月の写真を飾ってる「妙高」に心ひかれ、火打+妙高に行く事に。ところが、前日になって、友人が風邪のため、まさかのリタイヤ。ショック。んが、立ち直りも早い。。。こうなりゃ一人でもいってやる!!

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【笹ヶ峰駐車場】

かなり広いが7:00くらいには、ほぼ満車。登山口周辺にはほかにも数ヶ所駐車ポイントがある。路肩は駐車禁止の標識が立っているものの・・・。

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【笹ヶ峰〜黒沢】
木道が続く。登りはまだ緩やかで歩きやすい。黒沢周辺の紅葉が一番奇麗だった。丸木橋周辺は休憩ポイントのようで大勢休んでいる。

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【黒沢〜富士見平】
「十二曲り」と言うつづら折りの急登が続く。上のほうでは階段も現れキツイ。

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【富士見平〜高谷池】
黒沢岳を巻くようにルートがついている。霜に濡れ、木の根や岩が滑りやすい他は、登りもそれほどなく歩きやすいが、高野池の小屋の三角屋根が見えた時には、少しほっとしてしまった。やや渋滞気味。単独行の男性とご夫婦と抜きつ抜かれつ。


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ガスのかかる火打山

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【火打ピストン】
高谷池にてテントを張ってからでかける。天狗ノ庭まで木道。以降は階段が続く(涙)。テントが無くなった分、荷物は軽くなったはずなのに、足は重いまま。。。降りてくる男性に「ホレ!若いの、ガンバレ!」とのエールを贈られ、嬉しいやら恥ずかしいやら(^^)。

階段がついている尾根を挟んで南北で植生が違うため、上からではパックリと緑(ハイマツ)と黄色(ダケカンバ???)に色が分かれて見えるのが面白い。山頂に着く頃にはガスがかかってしまったが、日本海や後立山は見えた。宇都宮から来たという5人パーティーのオジサマたちからブドウやら浅漬けやらの差し入れ。涙、涙。

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【高谷池】
火打をバックにした池の眺めはなかなか。まだテン場には誰もテントを張っていなかったが、受付の際「混雑が予想されるので奥からつめて張ってください」との案内が。テン場代400円/人。14時過ぎにはテン場は満杯。テントを張れなかったパーティーは夕方、どこかにテントを張りに行ってた。

朝、池から湯気がもうもうとあがっているのも神秘的でよかった。オススメのテン場。水場には「生水として飲まないでください」との表示が。煮沸して利用した。


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                 [10月10日]
【高谷池〜黒沢池】
半分以降は階段の下り。ゆえに、逆ルートを通り火打に登ろうとする場合は、階段づくしの行程になる。 黒沢池ヒュッテは珍しい屋根の形。テントを数えてみたら15張なり。テン場は高谷池のほうが広い。水場は蛇口付の水道だが、タンクが凍っていて水が出なかった。前の晩のうちにくんでおいたほうが無難。
 
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【黒沢池〜大倉乗越〜妙高山】
黒沢池からは、霜柱がとけグチャグチャになった道を登って行く。大倉乗越まで上がると初めて妙高山の姿を拝めた。ドッシリそびえたっていて、おののいてしまう。乗越から燕新道との分岐までは急な下り。分岐手前の小さな沢でひと休み。重いお尻を上げ、いよいよ妙高への登りに取りつく。キツー。

息ぜーぜーの私に、ご夫婦から「これ食べて元気出して。」と蒟蒻ゼリーの差し入れ(笑)。ルートが混雑しておかげで、うまいぐあいに休み休み登る事ができた。。


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妙高山頂からの眺め

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【妙高山頂】
空気が薄ぼんやりしているものの、遠望が利く。北ア・八ヶ岳・富士山・四阿・横手山・岩菅・苗場・越後駒・佐渡などなど。
         「あ〜、極楽〜〜〜」。
山頂は人、人、人。ただ、広いのでそれほど気にならない。 

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【ヒッチハイク失敗】
山頂で言葉を交わした方々が、「どっちに下山するの?」と聞いてきた。今日中に笹ヶ峰に下りることをいうと「このまま燕におりればいいのに」という。 確かに笹ヶ峰に戻るにはまた大倉までの登り返しがありキツイ(笑)。笹ヶ峰に車があるので、どうしてもそちらに戻らなくてはというと、御婦人が「あら、それなら車で燕から笹ヶ峰まで送ってあげるわよ〜」と!!! なに!!それはGOOD!!!とシッポを振ってその申し出に飛びつこうと思ったが、あっ。そういえば、黒沢池にデポしてサブザックで来てたんだ(笑)。

かくして、私は素晴らしい提案をやむなく断り、スゴスゴと大倉乗越の登りふぅふぅ言いながら帰っていったのでした(T_T)。

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【黒沢池〜笹ヶ峰】
相変わらずの人の多さだが、時折、急に前後に人がいなくなり静かな山歩きができるときもあった。黒沢で顔を洗い、歩き始めると登山口まではあっというまだった。冷たいジュースでもと思ったら、駐車場の自販機は釣り銭切れ。最後に思わぬダメージを受け、疲れた体と心を癒しに温泉へと車を走らせた(+_+)。


下山後は、池の平の「池廼家(イケノヤ)ユースホステル」(旅館
も併設)に宿泊。翌日(今日)、戸隠の鏡池から戸隠山を眺めてから
帰宅しました。

   山行記録[年別/地域別/季節別]