荒船山'00(艫岩展望台)
〜絶壁からの展望を楽しむ〜


日程 2000年12月16日 (土)  晴れ
形式 車利用・ピストン
メンバー 4名(男2・女2)
行程 内山峠12:05−一杯水13:05/13:15−艫岩展望台13:35/?−内山峠(ピストン)?
実働
駐車場 内山峠:登山口に15台程度
温泉 下仁田温泉 「荒船の湯」  Tel:0274-60-6004
下仁田ICから国道254号を佐久方面へ。
露天風呂あり。 ボディシャンプー、リンスinシャンプー、ドライヤー完備
営業時間:4/1〜10/31・・・10時〜20時、11/1〜3/3・・・10時〜19時
休業日:毎週月曜   料金:3時間500円
コメント 強風の中の登山。艫岩展望台からは恐くて下が覗けず・・・(汗)

MMLのかたの別邸での、落成祝い&忘年会に出かけるため、南軽井沢に行きました。
その途中に寄った「荒船山」。奇岩が多い西上州の中でも、目立つ異様な山容を持っていました。

【荒船山の名の由来】
  
山の形が荒海を行く船に見えることから「荒船山」の名がついたという。
     
 ※内山峠にあった「佐久市観光協会」が作った案内板より
「荒船山は、信州と上州の分水嶺にそびえる船の形をした死火山である。標高1422メートル佐久側からみて右側が船首となり左側が船尾となる。船首にあたる「行塚」は角閃安山岩のトロイデ火山、船尾にあたる「艫岩(ともいわ)」はァルデラ火山でふきとばされたあとが150メートルの断崖となっている。昭和45年に荒船山の記念切手が発行されている。」

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【内山峠駐車場】

詰めれば15台〜20台は停められそうな駐車場があります。この日は小型バスも停まっていました。ここまでの道も急カーブが続きますが、全面舗装がなされています。

内山峠駐車スペース

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【〜一杯水】
登り始めから強風が吹き荒れていた。ザザーーーーッ、と木々が揺れる音は、まるで荒海のうなりそのもので、まさに「荒船山」の名がピッタリだと思った。

一杯水までは、登っては巻いて、が続くので割合歩きやすいです。時折、トラロープが張られた細い尾根状になったところも通過する。

途中、切り立った岩壁が正面に現われる。岩の上部の縁から水が滴り落ちてツララがたくさん出来ていた。そこは「修験場跡」と書かれていた。おおいかぶさるような岩壁の下で、修験者達が修行をしていたのだろうか。ここが「一杯水」かと思ったがぬか喜び・・・。一杯水はここからもう10分ほど先。小橋を渡されたところの岩の割れ目から水が滴り落ちていた。

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【〜艫岩】                                     一杯水からは、ちょっとした岩場の登りが続く。急な登りはそう長く続かず、ほどなくして台地上になった荒船山の山頂の一部に到着。「艫岩西端」との表示が。

その表示があるところから、艫岩の縁まで踏み跡がついていたので行ってみる。恐々覗き込んで、みな「お〜〜〜〜!!」と歓声(奇声?(^^))を上げる。

「何万年かに一度は、こういうところもスパーーッと切れ目が入って落ちるかもしれないぞ」と、小心者の我々は早々に退散(笑)。「そんな確率が低いものにあたる運の持ち主なら宝くじに当たりたいよ!」との声も。た、確かに・・・。ここから艫岩の展望台はすぐ。

艫岩より

【艫岩より;槍も見えた

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 【艫岩(ともいわ)展望台】
  東屋と避難小屋・トイレを兼ねそねた建物が建つ「艫岩(ともいわ)」の展望台に到着。とにかく風が強く、みるみる体温が奪われ寒い。

  展望台には、方位展望盤がある。霞がかかってはいたものの、遠くまで見晴らしは利く。薄ぼんやりしながらも、槍ヶ岳らしい山も見えた。

  記念写真を撮ってから、避難小屋の中に逃げ込む。雨戸は閉まっていたが中に上がれた。Tさんが入れてくれたコーヒーがありがたい。外は風がうなっていたが、ここは別世界。T村さんが「なんか遭難した気分」とポツリ(笑)。

  ここで行塚(経塚)山まで行くか迷ったけれど、待ち合わせの時間に間に合うか微妙だったこと、風が強すぎたことがあって、結局、下山することに。荒船の湯までの道を車で行くと、今日登った荒船山の艫岩が、堂々とそびえ立っていた。

艫岩展望台【艫岩展望台;うっすらと浅間山


●下仁田温泉  「荒船の湯

露天風呂からは里の風景が見られ、のどかな気分になります。
内湯はぬるめ、露天はやや熱めのお湯に代わりばんこにつかり、
登山の疲れを癒します。お風呂から上がった後も、体がポカポカしますよ。
※翌日の「物語山」登山のあとにも、またここに来ました〜。    


  山行記録[年別/地域別/季節別]