甲斐駒ヶ岳 '01 (2,967m)

〜標高差2,200mの黒戸尾根に挑戦〜


日程 2001年7月20日(金)〜22日(日)  時々
形式 電車+タクシー、バス利用  天幕利用・縦走
メンバー 九十九里でこぼこ登山隊3名+1名
行程 7/20 竹宇駒ヶ岳神社(10:30)→黒戸尾根→五合目小屋(17:30)
7/21 小屋(05:15)→山頂→仙水峠→仙水小屋(16:00)
7/22 小屋(07:45)→北沢峠バス停(08:25)   ※時間はおおよそのものですm(__)m
温泉 芦安温泉「ヘルシーハウス山渓園」芦安役場前下車すぐ
         ボディシャンプーのみ。 TEL:0552-88-2600
         550円(休憩室を利用すると別途500円)
参考HP  南アルプス倶楽部  芦安村ホームページ
コメント 黒戸尾根は、途中で一泊すればそれほどきつくないです。

 

甲斐駒のアルバムはこちらから

 

プロローグ
 
 ●
甲斐駒山行の話が出たのは飲み会の席でのこと。。。
   お酒の席でのことだから忘れてるかなあ、、、と思っていたら
   後日、ちゃんと案内メールが届きちょっとほっとします(^^)。

 
今回の山行は「海の日」の連休。千葉始発のあずさ号の自由
   席は満員御礼。私達も含め、海の日に山に向かう人はとても
   多いよう。韮崎からタクシーで竹宇駒ヶ岳神社へ向かいました。

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 《 竹宇駒ヶ岳神社で安全を祈る 》

五合目まではダラダラ登り
 
 ●「前にも会ったことがあるかも」とタクシーの運ちゃんと盛り上が
   っているうちにあっという間に竹宇駒ヶ岳神社へ到着。大きな
  観光用の駐車場もある。タクシーの運ちゃん曰く、大阪発・甲府
  行きの夜行バスが6時1分に韮崎駅に着くので、それで黒戸尾根
  を目指す人も多いそう。

 ●神社で参拝を済ましてから、裏手の橋を渡って、長い黒戸尾根
  に取り付く。しかーし、2泊3日にしては他の3人はすごいザックの
  大きさ。何故かなーと思っていたらその答えはテン場で分かること
  になります(^^)。

 初日は七合目まで登る予定でしたが、今ひとつペースが上がり
   ません。ダラダラ登りにTさんお疲れモード、突然ハシゴが現れる
   度に悩ましい悲鳴をあげるので、後ろで笑いをこらえるのが大変(笑)。

  
 《写真: 長い階段とハシゴ》

  ※ここでもTさんの「は〜〜〜ん」
    が飛び出した(^^)。

  ※エアリアで危険マークがついてい
   る「刃渡り」は悪天候でなければ
   難しいところではない。

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食生活は充実・充実!
  
  無人の五合目小屋でタイムリミット。じと〜っと湿った感じの五合目小屋
    は少し不気味。小屋の裏手の斜面を下ったところが水場。水はポトポト
    程度。トイレは半分壁がなく開放感たっぷり(^^)。

   さて、夕食の時間。男性陣の大きなザックから出てくる出てくる。。。。
   に、肉だーー!!そしてジャーン、網も登場!焼肉だー!!めざしだー!!
    いつもお湯を沸かすだけ(α米+レトルト)の私でしたが、これには大感激!!
   じゅうじゅう〜、ポリポリ(←キュウリ食べる音)。。。甲斐駒の夜はこうして
   更けていく・・・・。あ、あともう一つ音があった。「ZZZzzzz・・・・」←誰かなー(^^)。

     

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〜七合目〜山頂
    
  
翌朝はまずまずのお天気。湧き上がる雲と競争で頂上を目指す。朝一番か
   らハシゴが連続し、ぐんぐん高度を稼ぐ。通過した七丈小屋の水場は冷たい
   水がじゃんじゃん出ていて、流しの脇に、テント泊の人の水汲み用にと、水ポ
   リが置かれていたのが珍しかった。

   ●
七丈を越すと、ちょっとした難所が現れる。鎖場自体は問題ないが、その先
   の岩がハングしていて、大きなザックが引っかかってしまう。ここで、シュリン
   ゲ登場。難儀しているTさんのザックを引き上げる。ここは登る時よりは、
   足元の見えにくい下りで通過するときのほうが面倒かも。

   

《写真左》
八合目


《写真右》
甲斐駒山頂が
ようやく姿を現した

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山 頂 到 着
 北沢峠からのルートをあわせると、今までがウソの
   ように、山は大賑わい。この日は30人のツアーが
   5組入っていたとかで、下山時は、駒津峰手前で
   渋滞に引っかかってしまった。

            《写真: 甲斐駒ヶ岳山頂》
  
  ●
山頂に着くと、残念ながら辺り一面ガスに包まれてしまい、展望は得られ
   なかった。なのに、ピンポイントで山頂だけが晴マーク。じりじり照りつける
   中、再び肉と網の登場。山頂でじゅうじゅう〜。たまらんなー (*^。^*)。

  山頂からの白砂をザクザクさせながらの下りは
   相変わらずへっぴり腰ながらも気持ちよかった。

  混雑を避け黒戸尾根を往復するかたも多かった
   が、こちらの風景を見ずに下りるのももったいな
   いような。。。     
  
         《写真:摩利支天方面への下り》
    
   この日は仙水小屋でテント泊。登山道脇に段々になったテン場も混雑して
    たが、どうにか張るところを見つけることができた。

   翌朝、他のかたのパッキングが終わるまで仙水小屋前で待っていると、
   オヤジさんが小屋の中に入れて休ませてくれた。「来年の海の日は、休業
   しちゃおっかな、本日海の日につき、海に出かけておりますって張り紙してさ」
   なんてお茶目な冗談をいうこのオヤジさんも、若い頃は黒戸尾根で、80キロ
   のボッカをしていた超人で、七丈の小屋を8時ごろに出て、麓に10時到着後、
   15時ごろには小屋に戻る毎日だったそうな。

 

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連休最終日の北沢峠は大賑わい
  
  ●北沢峠〜広河原、広河原〜甲府のバスはいずれも増便していたが、それでも
    立つ人が出るくらいの混雑振り。タクシーは「甲府まで乗せないと商売にならな
    い」とかで、夜叉神峠・芦安まででは乗せてくれない。

  ●タクシーの運ちゃんに「甲府の近くにも温泉があるからそっちで入ればいい」と
    言われたが、今回も芦安温泉に浸かってから、帰宅した。
     
     ◆
芦安温泉「ヘルシーハウス山渓園」芦安役場前下車すぐ
           ボディシャンプーのみ。 TEL:0552-88-2600
           550円(休憩室を利用すると別途500円)

     ◆甲府からはホリデー快速びゅー山梨(季節運行)を利用。
           2階席からの眺めもなかなか。甲府16:36→東京19:07

     

  山行記録[年別/地域別/季節別]