只見:浅草岳'02
〜山岳会の新人歓迎合宿〜

日程 2002年6月15〜16日
山域 只見(福島県)
形式 貸切バス/ベースキャンプ型周回
メンバー 山の会16名
行程 6/15 入叶津登山口13:30→山神ノ杉分岐15:00→沼の平16:00幕営
6/16 幕営地06:00→尾根07:00→天狗の庭08:40→浅草岳山頂09:00/09:20→分岐10:20→山神ノ杉分岐11:45→入叶津登山口13:20
駐車 入叶津登山口15〜20台?水場あり
温泉 只見温泉保養センター
◆福島県南会津郡只見町大字只見  ◆Tel: 0241-82-2393 ◆250円
参考HP 只見町観光町づくり協会


   
   
山の会、新人歓迎合宿
       山岳会に入会して早々、年に一度の新人歓迎合宿に参加した。
       梅雨入りしたのか、雨にまで歓迎されての浅草岳山行(T_T)。
       ブナとヒメサユリを楽しみに、総勢16名のご一行様が観光バスに
       乗り込み、えっちらおっちら関越道を北上するのだった。。。

                           

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              ◆◆ 1日目 ◆◆

            6/15入叶津登山口13:30→山神ノ杉分岐15:00→沼の平16:00幕営


   初日の歩行時間は2時間で良いのだと安心しきって登山口を出発。
      山神ノ杉周辺では事前に聞いていた通り、素晴らしいブナ林が広がる。
       既に雨具を身につけ、多少なりとも憂鬱な気持ちになっていたもの
      の、それを晴らしてくれる癒しの森だ。
 
       

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    緊張する徒渉を終え、今日の幕営地「沼の平」にさしかかる。
      「水も豊富でいいところ」というのは残雪期の情報で、雪も溶け、刈払い
      の入る前の今の時期は話が違うらしい(^^;。なかなかテントを張れそう
      な場所が見つからない。雨ばかりか巨大ナメクジにまで歓迎を受け
      ますますブルーになる(T_T)。

                 
                       テン場はどこじゃ〜

   「雲の平」は「平」ではく「雲」に注目すべきだ。北アルプスの雲の平に
      ついて薬師沢からの急登をなぞらえてこんな風に言った先輩があった。
      ならば、「沼の平」は「平」でなく「沼」に注目すべきであったか!?

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   と、なにやら涼しい空気がふわりと漂ってくる。「???」。不思議に
      思っていると、「風穴」と立て看板のあるところにさしかかる。まさに
      天然の冷蔵庫だった。

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   エメラルドグリーンの沼のわきを何度か通り過ぎ、このままでは2度目
      の徒渉をし、翌朝取り付くはずの尾根への急登が始まってしまうので
     はと心配する頃、ようやくテントが張れそうな場所を見つけた。

   夕食は牛鍋風すきやきにマグロのマリネ。他にもそれぞれの隠しだま
      が次々と飛び出す。テントの中に16人が入り、すごい人口密度。
      暑さに耐えかね脱出するもの数名。私も外に出てみると焚き火が
      始まっていた。見上げれば立派に枝を張ったブナの葉に覆われた
      天然のドームが炎で薄ぼんやりと照らされていた。焚き火最高〜。

  

↓↓↓

   
               ◆◆ 2日目 ◆◆

            6/16幕営地06:00→尾根07:00→天狗の庭08:40→浅草岳山頂09:00/09:20
                   分岐
10:20→山神ノ杉分岐11:45→入叶津登山口13:20



   心配していた雨も朝にはあがっていた。分岐にいらない荷物をデポして
       山頂を往復。

                  
                      初っ端から徒渉でヨッコラショ

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    昨日は足元のワラビに目を輝かせていたサヨちゃんは、今日は視線の
        高さが違う。そう、コシアブラ探しに夢中。私も一緒に「あ、ここにも」
        「お、こっちも」と言いながら歩を進めていたらあっというまに避難小屋
        手前の雪渓まで到着していた。

                   
                          雪渓を横切り・・・  (水場アリ)

                    
                        避難小屋の脇をすり抜ける

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     青空も現れ雪渓の白に良く映えている。楽しみにしていたヒメサユリ
       はまだつぼみだったけれど、代わりにカタクリやシラネアオイが迎えて
       くれた。
    
         
              シラネアオイ                       カタクリ

                    
                          コイワカガミ

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                              木道をトコトコ登っていく


                   
                       天狗の庭からの浅草岳山頂

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      山頂からは見慣れない山々が眼前に広がっていて山座同定が
         難しい。ここまでほとんど人がいなかったのに、山頂にはあふれる
         ばかりの人・人・人。ネズモチ平や桜ソネ尾根などから短時間で
         山頂まで来られるらしい。

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       山頂を後にすると、直下でゴザを広げていた男性3人組の山菜の
          天ぷらが丁度カラッと揚がったところだった。「うわー!!」と
          見つめる女性らに気前良く(観念して?)天ぷらをわけてくださる。
          男性3人組の親玉が、天ぷらをほおばるサヨちゃんに「ボクも
          食べて」と迫ってた。危うしサヨちゃん!!

                 
                    逃げろ逃げろ〜 雪渓をたったか下りる 
                                 下りはあっというま!


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       親玉からは逃げ出したものの、代わりにダニの餌食になっていた
         ことが帰りのバスの中で判明。サヨちゃんのおなかにかぶりついた
         ままダニはお亡くなりになっていた。ち〜ん・・・。


  

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* * *おたのしみ* * *

                     ◆◆  温 泉  ◆◆
      
     ○只見温泉保養センター   評価:★★★☆☆(独断と偏見ですm(__)m)
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         施設データ
              ◆福島県南会津郡只見町大字只見
                 ◆Tel:0241-82-2393 
                 ◆平 日  15:00〜20:00
                  土・日・祝日 11:00〜20:00
                  営業期間=4月中旬〜11月末
                 ◆休館:毎月第2・4火曜日(祝祭日と重なる場合はその翌日)
                 ◆ 大人250円 (広間料金込→410円)

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          地元の憩いの場らしい、こじんまりした温泉。ほっと一息できる食堂兼ロビー
            みたいなところで生ビールで乾杯!貸切バスで来ると、運転のことを心配
            しないで済むから、たまにはいいねぇ。


         *地図リンク


  山行記録[年別/地域別/季節別]