燕岳'02(2762.9M)
〜恐るべし晴れ女パワー炸裂〜


日程 2002年6月29日 ()〜6月30日(
山域 北アルプス(長野県)
形式 電車+現地ピックアップ:夜行+1泊2日一般コース往復
メンバー こたつ倶楽部 (こたつ/さかんや/もとちん/JO・・・・・計4名)
行程 6/28 新宿23:50発 急行アルプス=
6/29 =穂高駅04:42/06:30=中房温泉駐車場07:15/08:00−登山口08:10/08:20−第一ベンチ手前08:45/08:50−第二ベンチ09:20/09:30−第三ベンチ10:00/10:10−合戦小屋11:10/12:15−合戦沢ノ頭12:45/12:15−燕山荘13:40/14:40−燕岳15:25/15:35−燕山荘15:55(泊)
6/30 燕山荘07:15−合戦小屋07:55/08:05−富士見ベンチ08:30/08:35−第三ベンチ08:55/09:00−第一ベンチ09:35/09:40−中房温泉10:00
駐車 中房温泉(約40台×2箇所)。登山口に公衆トイレあり
温泉 国民宿舎 町営有明荘
◆長野県南安曇郡穂高町大字有明中房  ◆Tel:090-2321-9991(衛星電話) ◆600円
 ◆9時〜18時 (第二火曜・11/上〜4/下休業) 
 ◆シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー有
参考HP ◆燕山荘HP  南安タクシー(穂高駅からの乗合バス)
写真 燕岳アルバムはこちら
コメント 梅雨時にまさかの大展望!ダメもと山行だったけど結果オーライっちゅうことで^^;。

          
こたつ倶楽部初合宿
こたつ倶楽部初の合宿(要はオフ会^^;)を開催することに。去年から一緒に山に行き始めた腐れ縁・もとちんと富山のメル友・さかんやさんに声をかけてみた。

何とかメンバーも揃って合宿らしくなったわぁ。あとはお天気だけね・・・。んが、「がーーーん」数日前は晴マークが輝いていた長野県は直前には降水確率が50パーセントに跳ね上がっていた。ちょっと弱気になるこたつ部長。もちろん私だって・・・。しか〜し、たまたまテニスの予定がおじゃんになって参加できることになった、もとちんは実は強力晴女だったのであーる(^_^)v。



さかんやさん登場
急行アルプスからはチラホラしか登山客は下車しない。夏山最盛期とはえらい違い。穂高駅でもとちんにピックアップしてもらい中房温泉へ。。。

中房温泉の駐車場で、さかんやさんと合流成功。初めてお会いするさかんやさんは、メールの印象通り(^o^)丿。さーて、残るメンバー・こたつ部長とは山の中で合流する予定。登山届を出してから出発。それにしても、今回は群馬・富山・奈良・千葉と各地から集まった4人組。出会う登山者に「どこから来たの?」と聞かれるたびに返答につまることになる。



中房温泉から合戦小屋までは3時間の急登。この「合戦尾根」はアルプス三大急登に入るが、ほどよい間隔で置かれたベンチ(第一ベンチ/第二ベンチ/第三ベンチ/富士見ベンチ)ごとに休憩をとっていけば、それほど苦労はしないで登れる。

(左写真:ひっそりした「合戦小屋」)


          
こたつ部長も登場
合戦小屋で昼食を取っていると単独の男性が到着。よく見ると阪神の旗がザックにささっている。つぅことは・・・。そう、阪神ファンのこたつ部長だった。これでメンバー全員集合(^_^)v。


ここまで見られりゃ満足っす〜!!
合戦小屋まではガスで展望ゼロ。雨に降られなきゃいいさ、くらいに気分で歩いていた。ところが合戦沢ノ頭の手前から、大天井岳への稜線が見え出した。「お〜〜〜!展望あるやーん」と大はしゃぎ。

オマケにまで見え出す。燕山荘に到着する前にが見えるとは知らなんだ。合戦沢ノ頭から先でちょっとした雪渓を横切ったあと、尾根通しの冬道を通り燕山荘へたどりついた。そうそう、途中カモシカ発見。
「真っ白、なんにも見えましぇーん」とばかり思って登ってきたのに、稜線には雲がかかっていなかった。ラッキ〜〜〜。燕山荘の手前にコマクサが一株だけ咲いていました。

(右写真:燕山荘の裏手からみた裏銀座方面)
燕山荘で受付を済ませ、いらない荷物を置いて燕岳ピストンに出かけます。アップダウンも少ない片道20分ほどの行程。ハクサンイチゲシナノキンバイの花畑はあったけれど、まだ花は少なめ。テン場は全部雪に覆われていた。この日はテントは2張。

(左写真:奇岩が乱立する燕岳)


          
ガラガラの燕山荘は快適じゃ〜
2食付きで北アルプスの山小屋に泊まるのは初めて。燕山荘は「ホテルだよ、ありゃ」って前評判は聞いていたけれど、確かに快適そのもの。おまけに梅雨の真っ最中だからか、ワールドカップの決勝戦とダブっていたからか、小屋はガラガラ。洗面所はあるわ、生ビールは飲めるわで実に快適でした。しかーし、小屋泊は金がかかるのう。え?ビール飲まなきゃもう少し安くあがるって?
 ・・・・・。す、すんまそん・・・・・(汗)。

今回、初めて山にワインを背負っていきました。「持って帰るの嫌じゃ〜」と強引に飲ませたこたつはん、ありがとうm(__)m。それからいろいろごちになりました。



晴女パワー炸裂!?
翌朝、こたつはんに起こされる。「やば!寝過ごした!?」と思いきや、窓の外には雲海が広がっている。今日は雨具を来て下山するだけかと思いきや、嬉しい誤算だ。

寝ぼけ眼でカメラを持って外に飛び出す。
「サササ、サイコーーーー!!!」語彙力のない私にこれ以上の言葉は出ず。。。結局、雲が増え始め「ご来光」は見られなかったけれど、雨飾〜火打〜妙高、四阿〜横手〜草津白根、苗場、蓼科〜八ヶ岳、富士山、南アルプスが見えました。
そうそう、浅間山の噴煙も肉眼でチェックできました。




大天井、槍穂、笠、双六、鷲羽、黒部五郎、水晶、野口五郎、烏帽子、立山。。。まさかまさかの大展望に、そのまま大天井岳まで縦走したい気持ちにかられる。しか〜し、その翌日からまた天気が悪化したとか。ついてたなぁ(^。^;)。

(左写真:燕山荘から見た燕岳)


気狂い蕎麦?
稜線の風景に別れをつげ、イワカガミやらマイヅルソウが咲く樹林を下山。急坂で膝が笑いそう。苦労して登ったのに降りるのはあっというま^^;。温泉に飛び込んだあと、合宿終了。さかんやさんに別れを告げ、残りのメンバーで、「くるまや」という中房温泉から安曇野に下りる途中にある蕎麦屋に入る。

そこでザルにてんこ盛りになった、巨大蕎麦が運ばれていくのを見た我らは「同じものを下さい」と注文。その名も「気狂い蕎麦」。狂ったように蕎麦を食べる3人組。なーんか「合宿」という言葉にふさわしい光景でした。それにしても楽しい2日間でした。もとちん以外は会ったことがないメンバーとの山登り。しかも私以外の3人は全員と初対面という、ちょっとしたバクチ山行でしたが、来てくれてありがと〜!また合宿を計画するのでご一緒しましょうね〜。   //

* * *おたのしみ* * *

                  ◆◆国民宿舎 有明荘◆◆
                            
          ◎ぬるめで広々とした露天風呂はいつまでも浸かっていたい。
           打せ湯の温度がまちまちなのがやや難だが、それをカバー
           できる良い露天風呂だった。
           評価:★★★★☆(独断と偏見ですm(__)m)

            *地図リンク


                  ◆◆ 蕎麦: くるまや ◆◆

          ◎「気狂い蕎麦」という5人前の蕎麦を3人でペロリ^^;。
          ◎白くて細切りされた蕎麦は美味。
          ◎有名店にありがち、訪れた芸能人のサイン色紙が飾られて
            いるが、特に高飛車なところもなく印象は悪くはない。

          *長野県南安曇郡穂高町有明宮城
          *TEL:02638-3-2525
          *営業:11:00-19:00・月休
          * 地図リンク


  山行記録[年別/地域別/季節別]