◆◆ 2日目◆◆
7/27: 薬師峠テント場04:15〜太郎平小屋04:30〜薬師沢出会07:00〜赤木沢出会
08:25/08:40〜四段の滝09:25/9:35〜ドボンの滝10:25〜大滝11:10〜
右俣への分岐11:35/11:45〜靴の履き替え13:00〜縦走路13:50〜
太郎平小屋16:00/16:15〜薬師峠テント場16:30(泊)
12時間行動のはじまり はじまり〜〜
黒部源流の山々が朝を迎える中、行動開始。今回は、テントを張った
まま出かけられるので気持ちは楽だ。薬師沢の小屋までは木道の
多い道。その分花も多く、「下り」はネガティブになる私も楽しめた。
胸までドボンで「ひょえ〜」
薬師沢の小屋から川原に降り沢装備を身に付ける。巻道の
あるところはほとんど巻いてしまったものの、大きな淵になって
いる赤木沢出合では胸までドボン。雪解け水が直接流れ込ん
でいるので、とにかく冷たい!!!
でもそのあと、「頭までドボン」の水泳大会を開いちゃうんだけどね(^^)。
[赤木沢出合]
黒部川(左)と赤木沢(右)
滝・滝・滝に大興奮!!
赤木沢に入るとすぐに赤いナメが始まり、みんな「おーーーーっ!」
といっせいにカメラを取り出す。明るく開けた沢に、青い空や
黄緑の草原、黄色いキスゲがとにかく良く映える。
「さささ、最高〜〜〜〜〜〜〜!!!」
[四段の滝の最下部]
※ゆうゆう平泳ぎしたり、飛込んだり
童心に戻って遊びまくりました
[ニッコウキスゲが揺れる癒しの沢 たまらんね〜]
気がつけば水泳大会
ザイルを出さずに直登できる滝がほとんどで、わざと濡れ
ながらのシャワークライミングを楽しむ。と、四段の滝の
下部の淵で、「JOさん行かないの?」と、Sさんがニヤリと
笑う。見ると水も「おいでおいで」してるよー・・・。
えいやっと飛込み平泳ぎ。うはーっ、つべて〜〜〜〜!!
[命名:Sさん突撃の滝]
その後も、別の滝では、Sさんが頭から華麗な飛込みを
披露するなど、大水泳大会が開催されるのでした。
しかーし、水はホントちべたかった・・・・。
ちなみに四段の滝は、下部は右岸から、上部は左岸に
田んぼ状態、ドロドロの巻道がしっかりついていた。
[30メートルの大滝]
※右側の巻道をあがった
源頭部へ
大滝を上ると、一気に水量が少なくなり源流部の表情を見せ始める。
2つ目の支沢で右俣に入りはるか遠くに見えた稜線近くの雪渓も
ぐっと近づきはするものの、まだまだかなりの急登を強いられる。
[源流の風景 〜赤木平〜]
水量の少なくなったナメの川床に腰をおろし眺める黒部の山々。
ほーっとため息が出て、いつまでもそうしていたくなる。赤木平
のど真ん中で幕営できればどんなに幸せだろう。
#稜線から丸見えなので、一喝されて終わりだろうけど^^;
稜線までは、忠実に沢筋にしたがって歩いた。途中、沢靴から
履き替え、はるか遠くに見えたはずの雪渓にステップを切りながら
登っていく。一般縦走路に出た時の感激といったら!やったね!
でもここからが正念場だったのだー。がびーん。
稜線歩きのBGMは「ドナドナ」で
赤木岳近くの稜線に出たあとは、北ノ俣岳を越えて太郎平へ
戻る。北ノ俣岳のニセピークにまんまと騙され発狂寸前の
Sさんの後姿が痛々しい(^^)。深くえぐれた登山道をとぼとぼ
歩くと、自然と頭に「ドナドナ」のメロディーが流れてきた。とほほ。
太郎平小屋に到着した時は、朝出発してから12時間がたとうと
していた。Oさんに人生最良の味といわしめた、太郎平小屋の
生ビールは私にとっても「1番」だったよ。ぷはーっ!
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