蓼科山'02(2530.3M)

〜しとしと霧雨も北八ツでは許せるんだわ〜


日程 2002年9月15日(
地域 八ヶ岳(長野県)
形式 一般登山道周回:日帰り
メンバー JO
行程 大河原峠(08:30)〜蓼科山荘前(09:30/09:40)〜蓼科山(10:00/10:30)〜蓼科山荘前(10:50/11:00)〜天祥寺原(11:50/12:00)〜分岐(12:15)〜亀甲池(12:30/12:35)〜雌池のほとり(13:00/13:15)〜双子池ヒュッテ(13:20)〜双子山(13:50/13:55)〜大河原峠(14:10)
駐車場 大河原峠(約30台:公衆トイレ有/水は飲用不可との表示あり・持参が無難)
温泉 渋川温泉:保科館
参考HP 登山情報「Mountain Web」→八ヶ岳の情報が充実
コメント うっすら黄葉が始まっていた天祥寺原と双子池。盛りの頃はすんばらしいだろなぁ。


   
          
 ◆◆ アプローチ ◆

   
宙ぶらりんの三連休
        「JOさん、頼むよ!」「え〜!?(T_T)」と3連休のど真ん中に休日
        出勤を頼まれたのは9月の頭。泣く泣く沢行きを断って飲み会でも
        暴れたのに、いきなり「やっぱ大丈夫になったよ」と休出は免除に。
        ぬゎに〜!嬉しいはずなのに悲しいのぅ。断った山行どうしてくれ
        ると欲求不満の3連休。天気は悪いけれど、どこか行かなきゃ気が
        済まず、久々に車を出して1人で山に出かけることに。


   行くと決めたら早いのだ〜
        無性にマツムシソウが見たくなり、手持ちのガイドブックをペラペラ。
        と、北八ツの双子山ならたくさん咲いているのが見られるそうな。
        大河原峠からなら蓼科山もからめて歩けそう。天気が悪きゃあ
        蓼科あたりで温泉入って、観光してくりゃいいかと出発。



                 
                        [中型観光バスも停まる大河原峠]



   佐久ICから目指す大河原峠
        上信越佐久ICでおりて鹿曲川林道を南下。途中、「蓼科仙境都市」
        なるリゾート施設の中を突っ切るところで別荘地の中にありがちな
        複雑な道にカーナビは役に立たず迷子に(;_;)。そこから大河原峠まで
        は舗装路ながらもリスや猿が飛び出す
一幕も。


↓↓↓
   
             ◆◆ 山ん中 ◆◆

   楽ちんコースで蓼科山へ
      大河原峠は真っ白けで展望ゼロ。雨はやんだので蓼科山を目指す
      ことに。大河原峠からの蓼科山は出だしにちょっとした急坂がある
      ものの、概ねダラダラの登りで楽チン。

      蓼科山荘前で七合目登山口と天祥寺原からの登山道を合わせると、
      いよいよ蓼科山登山のハイライト!ゴロゴロした岩をヨイショヨイショと
      登る道。登りはさながら下りも、岩が濡れているわ急坂だわでエライ。

      今年は沢行きが多かったので、濡れたゴロゴロ岩の急坂もショックは
      小さくて済んだ。変な免疫がついたもんだ。
         #相変らず歩くのはヘタクソだけど^^;。



                  
                      [蓼科山山頂 あらま、真っ白け〜]


     
     いきなりのリングワンダリング
        蓼科山の広い山頂は岩がゴロゴロ。ほそ〜い山頂標識がなければ
        「ここはどこじゃい?」。視界は10メートルもなく、いざ下ろうと
        思ったら恐るべし、すぐ近くにあるはずの蓼科山頂ヒュッテもどこ
        にあるか全然わからず、いきなりリングワンダリング。
        山頂を軸にグルリと一周してしまった。横着せずに最初から
        磁石を出せばよかった、反省。



   謎のガラス瓶
        天祥寺原までは涸れ沢みたいなルートを下る。途中、こなごなに
        くだけちったガラスがまんべんなくまかれていて、さらに下ると
        登山道脇に一升瓶やら青ガラスのビンやらがゴロゴロ放置され
        ていた。不法投棄?それともこれも登山道整備の一種?

                   
                      [これはいったい?散乱する大量の瓶]



   
蓼科山も百名山

       途中、出会った人に、「蓼科山登ったの?あなたも百名山やって
       るの?」と聞かれる。やってるって言えばやってるけんど、蓼科山
       も百名山だったんだっけ^_^;。前はけっこう意識してたけれど、山に
       行けばいくほど、いろんな良い山の存在を知って、百名山熱もすっか
       り冷めてしまった・・・。でもしっかり数はカウントしてたりして(汗)。



   こんなところに泊まれたら
       天祥寺原は笹と池塘?、草原が入り混じったなんだか落ちつく
       場所。こんもりした「夕日ノ丘」がいかにも北八ツらしく気に入った。
       幕営禁止なんだけど、こんなところでテントを張れたら幸せだろなぁ。

                   
                        [天祥寺原と夕日ノ丘]



   北八ツ沼めぐり 〜亀甲池と双子池〜
        天祥寺原から夕日ノ丘を巻いて行くと亀甲池に到着。池は涸れて
        いて風情もあまり無し。そこから雨とガスのおかげでしっとり濡れた
        苔生す森を越えて行くと双子池の雌池のほうへ出る。

                     
                             [苔に覆われた樹林帯]

         あいにくの天気だったけれど、こういう時こそ北八ツの森の美しさが
         良く映えて素敵だ。あーっ、テントを持ってくれば良かったと後悔。
         池の周りにはカラマツも多く、黄葉の頃はさぞかし素晴らしいところ
         だろう。

        
                   [亀甲池(左) と 双子池(雄池) (右)]



   双子山も展望ゼロ・・・
       双子山までは、とろろ昆布みたいなサルオガセが絡みついたカラマツ
       林の中をゆるゆると登っていく。双子山山頂は広い草原になっていた。
       ここもガスで展望ゼロ。晴れていたら南八ヶ岳が奇麗に見えるだけに
       残念。リベンジに来ないとなぁ

                  
                        [サルオガセが絡みつくカラマツ林]



     確信犯?謎の乱獲オヤジ
          さーて、いよいよここから大河原峠までが楽しみにしていた
         マツムシソウが見られるところ。終わりに近かったものの、
         まだ花が残っていてくれた。あ〜、来た甲斐あった!

                   
                                [ マツムシソウ ]

          と、ガサガサとビニールの音が聞こえた。見ると
         登山道のロープを乗り越え、濃い赤色の実を夢中になって集める
         おっちゃんの姿が。「クロマメノキですか?」と声をかけてみると
         コケモモだそうな。見ると、スーパーの大きなビニール半分の実が
         びっしり摘まれていた。あまりに堂々とつんでいるので、ヒュッテの
         かたや地元の方など、許されてる人なのかと思ったが、真相や
         いかに?うーむ?

↓↓↓

* * *おたのしみ* * *

      渋川温泉:保科館
        ・これまた、色つきの温泉。茶色のお湯は源泉をそのまま
         引いてるのだとか。
        ・「秘湯」を売りにしているところだけに、木をベースにした
         浴場の雰囲気はなかなか良かった。
        評価:★★★★☆(独断と偏見ですm(__)m)

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         施設データ
              ◆長野県茅野市渋川峡  ◆0266-67-2319
                 ◆800円   ◆14時〜21時 不定休
                 ◆シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤーあり

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  山行記録[年別/地域別/季節別]