◆◆◆ 涸沢 紅葉見物'02 ◆◆◆

〜人気の涸沢の紅葉を求めて〜


日程 2002年10月5日〜6日
地域 北アルプス(長野県)
形式 一般登山道周回・テント泊
メンバー 西の登山隊(Kさん、Hさん、Iさん、Sさん)、こたつはん、JO  計6名
行程 10/5: 河童橋07:00-徳沢手前08:30/08:45-徳沢08:50/08:55-新村橋09:05/09:10-横尾10:00/10:35-本谷橋11:40/12:05-涸沢14:10
10/6: 涸沢07:10-屏風の耳分岐08:45/08:50-屏風の耳09:15/09:40-分岐09:50/10:15-徳沢12:50/13:00-明神13:30-河童橋14:10 上高地温泉ホテルにて日帰り入浴後、15:15発新島々行きのバスに乗車
○往復交通:往路→夜行バス(さわやか信州号/ 新宿22:30発〜上高地早朝着)
        復路→路線バス+松本電鉄(上高地〜松本) 、特急あずさ(松本〜新宿)
駐車場 ◎沢渡:約10ヶ所・2000台 1日500円
◎平湯: 約3ヶ所・860台  1日500円
温泉 上高地温泉ホテル600円  7:00〜9:00、12:30〜15:30
アルバム 沢のアルバム
参考HP 信州交通案内(アルピコグループのHP) / 涸沢ヒュッテHP
コメント みんなが絶賛の「涸沢の紅葉」の凄さにふるえました!!


   
            ◆◆ アプローチ ◆

     ●西の登山隊出動〜!
       8月の沢行き以来、2ヶ月ぶりの「西の登山隊」の山行にご一緒させて
       もらいました。今回は、涸沢の紅葉が目的。西の登山隊が一般ルートに
       行くとは珍しい・・・?あれだけ皆が絶賛する涸沢の紅葉はどんなもんだ
       べぇと、ウキウキしながら出かけてしまった。




    ●激混みの上高地
        とんにかく、紅葉の時期、上高地の混雑ぶりは尋常ではないらしい。
        ひどい時には沢渡駐車場行きのバス待ちの列は河童橋あたりまで
        伸びるのだとか。それを聞きつけ、今回は行きは新宿発、上高地
        行きの「さわやか信州号」、帰りは、
前日から整理券をもらえる
        新島々行きのバスを使うことにした。



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              ◆◆ 1日目 ◆◆


       10/5: 河童橋07:00-徳沢手前08:30/08:45-徳沢08:50/08:55-新村橋09:05/09:10-
               -横尾
10:00/10:35-本谷橋11:40/12:05-涸沢14:10


    ●さわやか信州号で上高地へ
        「さわやか信州号」は以前は直接上高地までバスで入れたものの、
        環境問題を配慮してか、沢渡で低公害バスに乗り換えとなった。
        上高地は既に人・人・人だった。上高地で愛知、奈良から来た西の
        メンバー+こたっつぁんと合流。

    ●え〜っ、もっとすごいの!?
        横尾に来ても、上高地の混雑振りとさほど変わらずビックリ。
        それでも前穂、屏風岩周辺の紅葉も素晴らしく何度もカメラを向け
        てしまう。と、近くにいた登山者が「涸沢に行ったらここの写真な
        んか(データを)消しちゃうよなあ」と言ってるのが聞こえる。
        ぬゎ〜に〜〜、涸沢はもっとスゴイの!?期待むくむく。



                  
                       [屏風岩周辺の黄葉]



    ●本谷橋からの登り
        本谷橋まではたいした登りもない。ここからは、始終、黄色い
        蛍光色の帽子をかぶった団体さん40名強に抜きつ抜かれつ
        で、少しずつ高度をあげていく。

        登山道は渋滞しているけれどおかげで、時折立ち止まりながら、
        写真をとることができた。

        やがて、谷が開け、左右の斜面の紅葉が目に飛び込む。
        思わず歓声をあげる瞬間だ。早くも涸沢ヒュッテのテラスに
        立てられた吹流しが見えてきた。 1999年の夏にこの道を
        上がった時は、ヒュッテ手前の登りが暑さも手伝い、きつくて
        きつくて、吹流しが一向に近づいてこないように感じたが、
        今回は、涼しいおかげか、実に快適。涸沢まではあっさり
        登れてしまった。
    


             
                   [紅葉に励まされ、最後の急登もなんのその!]



    ●テン場は意外にもすいていた
        涸沢までは登山道に人があふれ帰っていたので、テン場に張る
        場所がないのではと心配したが、予想に反して夏山シーズンの
        平日と変わらない混み具合だった。大きなテントだと場所が限定
        されるだろうと小さめのテント3張りにしたのも良かった。


    
    ●濃厚ソフトクリーム

        まずはこたっつぁんが買ってきてくれたビールで乾杯!次の
        買出しのために涸沢小屋に行く時に、お目当てのソフトクリーム
        も注文。ソフトは500円。ひと口パクッ!うんま〜〜ぃ!濃厚な味。
        オススメでっすよー。

                 
                      [絶景を眺めながらソフトをほおばる]

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              ◆◆ 2日目 ◆◆
       10/6: 涸沢07:10-屏風の耳分岐08:45/08:50-屏風の耳09:15/09:40-分岐09:50/10:15-
              徳沢
12:50/13:00-明13:30-河童橋14:10 
               上高地温泉ホテルにて日帰り入浴後、
15:15発新島々行きのバスに乗車



   ●涸沢の夜明け
       涸沢に朝がきた。穂高の稜線が上からだんだんと橙とも桃色とも
       つかない色に染まっていく。ほわぁ〜〜〜、感動!
       

 
               
                  [パノラマコースの途中から、涸沢を振り返る]



   ●パノラマコースから下山
       6時を回ると既に、パノラマコースへの登山道には行列ができていた。
       私たちも7時過ぎに出発。涸沢カールを振り返り振り返りしながら
       屏風のコルを目指す。コルまでの道のほとんどが巻道。途中、
       登山道から落ちたらしき女の子を助けているパーティーに遭遇。
       登山道から一段下のところから、女の子をザイルで確保しながら
       井戸のつるべの要領で引き上げていた。



         
               [紅葉が眩しいくらい]           [涸沢槍じゃなくて、本家本元の槍ケ岳]



   ●山楽さん登場!
       屏風のコルまで、コースタイム40分のところ、渋滞で1時間45分
       かかってしまう。コルにザックをデポして屏風の耳までピストンする。
       高度を上げるごとに、大パノラマが目の前に飛び込んできて、歓声
       をあげてしまう。と、すれ違う男性が「上はもっとすごいですよ」
       と声をかけてくれるのが嬉しい。「おっしゃ〜!」と屏風の耳まで
       どんどん登っていくと更なる絶景が待っていた
       あとから、な、なんとこのかたこそが、ホームページ・「山のコンビ
       ニエンスストア 山楽」の店長・山楽さんでした。山楽さんとは、
       この夏、鑓温泉のテン場でもニアミスしていただけにビックリ!


  
          
         [自然の額縁に飾られた涸沢カール]      [屏風のコルからはがらりと雰囲気が変わった]



   ●ビールはお預け、急げ急げ〜!
       屏風のコルから徳沢までは、休憩する場所もたいしてなくひたすら
       下る。途中からHさんの歌がBGMに心地よく歩かせてもらった。
       15時10分のバスの整理券をもらったものの、徳沢についたのは
       13時前。ここから上高地BTまではコースタイムだけで2時間・・・。
       まずい!慌てて精算してもらい、ビールを飲んでいく皆さんと別れて
       上高地へ向かった。あー、本当は一緒に徳沢で乾杯したかった!!



   ●日本一の紅葉
       上高地に着いたのは14時過ぎだったので、慌ただしくも、なんとか
        温泉に浸かったあと、15時過ぎのバスに乗ることができた。
        あ〜、涸沢はえがったなぁ。こりゃぁ、日本一の紅葉って言われる
        のも分かるわぁ。でもでも、本当に「日本一」なのかしら。
        これからは、それを確かめるために、涸沢に負けない隠れた紅葉の
        名所を探してみたいなあと欲張りな私は帰りの特急あずさの中で
        思ってしまった・・・。  




      おまけ

     その1:この翌週(10月3連休)の沢渡行きのバスの混雑振りは相当
           なもので、16時から並び始めた人がバスに乗れたのは22時
           だったとか!
           今後、この時期に上高地に入る計画のあるかたは、ご注意を!

     その2:涸沢は「観光地」の空気があるなぁというのが、正直な感想。
           それはそれで良いと思うし、山の楽しみ方も人それぞれ
           ということは尊重したい。
           だけんど、最低限、「自己責任」と「自然保護」だけは徹底して
           ほしいと強く思った山行でした。

  

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   * * *おたのしみ* * *


     ◆上高地温泉ホテル  評価:★★★☆☆(独断と偏見ですm(__)m)
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         施設データ
              ◆長野県南安曇野郡安曇村上高地
                 
◆0263-95-2311  (冬期事務所 0263-25-8388)
                 ◆日帰り 7:00〜9:00 12:30〜15:30
                 ◆600円
                  ◆シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー完備

         〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

           小奇麗な内湯、そこそこの広さの露天風呂と、まあまあの
           施設内容。ちょっとインパクトには欠けるけど、露天風呂は
           けっこう落ち着けます。
           バス利用の時は、途中下車が面倒なので、上高地で外来
           入浴をやっているこのホテルの存在はアリガタイ!


  山行記録[年別/地域別/季節別]