日光:奥白根山'03  

〜もりだくさんの新人歓迎合宿〜


日程 2003年10月18日(土)
地域 日光
形式 一般登山道周回(ロープウェイ利用)
メンバー 山の会18名
行程 丸沼高原ロープウェイ山頂駅−奥白根山−弥陀ヶ池−菅沼登山口
★丸沼高原:約100台?
★菅沼:10台(お土産屋の駐車場には登山者は駐車禁止なのでその先に止める)
温泉 日光和の代温泉やしおの湯 Tel;0288-53-6611 日光有料道路 清滝IC近く
    他、日光湯元温泉、光徳温泉、白根温泉etc.


       
      の会の新人歓迎合宿で日光白根山に行ってきた。紅葉狩りの
       最盛期とあって、混雑を気にしながら早朝に千葉を出発。大泉
       JCTで少々渋滞 するものの、10時半には丸沼高原に到着する
       ことができた。

        -----------------------------------●●----------

      沼高原からは、ロープウェイでぐんぐん高度を上げる。たまには
       らくらく登山もいいよね。眼下に広がる紅葉が本当に奇麗。ロープ
       ウェイをおりると、こんもり日光白根山の山頂部がドーム状に見える。
       うーん、まだけっこう登るんだね。

        -------●--------------------------------------


      林の中に入ると、トラバース気味に登山道が続いては、少し登って・・・
       を繰り返す。ほとんど急登のないまま、山頂近くまで歩いたような印象。

               

      頂直下はガラガラした登山道歩き。樹林も切れて、展望がきいて
       気持が良い〜。燧ケ岳かと思った山は高度を上げるにつれ、上州武尊
       ということが分かった。至仏山も奇麗に見える。夏の間は雨にたたられ
       ていたけれど、ここのところ調子がいいねぇ。雨女の汚名も返上だ!

        -----------------------------------●●----------

      山道のわきは柵代わりにロープが張られているのに、その中で食事
       をしているグループがいてjiijiが注意していた。「スミマセン」と素直に
       移動してくれた。結構、「何の権限があって、そんなこと言うんだ」と
       逆ギレしだす登山者もいるからほっとしたのも束の間、その一段上の
       ところでは、たーくさん柵の中で和気藹々と休憩していた。
 
      っちゃい姉妹が「小さいのにエライねぇ」と誉められた直後に、eeちゃん
       が「お花がかわいそうだから、そこには入っちゃいけないのよ」と優しく
       注意していた。ったく、親が悪い。親が。まー、私も幕営禁止地にテント
       張ったりしてるからエラそうなことは言えんけどね。

        -------●--------------------------------------


     てさて、山頂部はポコポコとクレーターみたいな窪地がたくさんある
      面白い地形。でも、積雪期にガスったらやばそうだ。

                


       日溜まりは暖かい れど、日陰に入ると霜柱や氷が溶けずに残っ
       ているし、手がたちまち冷たくなる。

              
                      [男体山と中禅寺湖]


        山頂からは中禅寺湖・日光連山方面、鬼怒沼〜尾瀬・燧ケ岳
          〜至仏、上州武尊、足尾の山々と、360度の大展望!!

              
                     [五色沼、バックは日光連山]

       -----------------------------------●●----------

     頂を少し弥陀ヶ池方面に行ったところで、大休止。「喫茶ぶっちー」が
      開店。ぶっちー特製コーヒーを皆で回す。がちゃぴんの100円ショップの
      白いプラスチックのお椀に入れたコーヒーは、少数民族の儀式ちっくで
      あまりおいしそうじゃないけれど、一口ごっくんしてみると「ほ〜っ」と
      ため息がでる。おいしいー。側ではじゅんさんがたそがれていた。

                 

       -------●●--------------------------------------

   さてさて、弥陀ヶ池までは急な下り。急すぎて、弥陀ヶ池が足元に
      見えるくらい。おまけに火山特有のガラガラした小石混じりの道で、
      新人さんは歩きにくそう。
   
                 

       -----------------------------------●●----------

     岐を右に折れて弥陀ヶ池のほとりに到着。せっちゃんに「そっちは
      登山者が少ないよ」と騙され、eeちゃんがお花摘みに行った方向から
      ご夫婦がやってきた。eeちゃん、ピンチ!登山道のわきでお花摘みの
      最中に登山者に見つかって、立つに立てなくなった過去を持つせっち
      ゃんの策略にハマってしまったか!?と心配したものの、無事だった
      ようだ。

       -------●●--------------------------------------

     沿いの木道を進んで再び樹林帯に入るところで、前から「ケガ人が
      いる」との声が伝わって来た。うーん、三角巾は一枚しか持ってきてない
      なー。あれー?共同装備のツェルトは誰が持ってるんだっけ。緊急事態に、
      装備の確認の甘さに気づかされる。

     故者はケガではなくて、既に心肺停止状態。呼吸もしていなかった。
      銀マットを敷き、ツェルトでくるみ、心肺蘇生法を施すも再び、呼吸を
      吹き返すことはなかった。がちゃぴんが無線交信を試みたが、途中で
      通信がとぎれてしまう。と、うしろから、救援要請をしにいっていた別パ
      ーティーが戻ってきた。ヘリがやってくることにはなったようだ。時間も
      時間だし、女性と、ヘッデンを持っていなかったメンバーは先に降りる
      ことになり、心肺蘇生法と搬出の手伝いができそうな男手は残ることに
      なった。すれ違いざまに、事故者の同行者の女性がか細い声で「ありが
      とうございました」と頭を下げたのが痛々しい。

       -----------------------------------●●----------

     山中も、ヘリの音がなかなかせず、やきもきしたが、やがてヘリが
      上空を旋回しだした。あとで聞いた話では、隊員が2人おりてきて、
      やけに重たい担架で弥陀ヶ池まで皆で搬出し、ヘリでピックアップして
      いったそうな。

     段から救急法・装備(ツェルト・ヘッドランプ・救急セット)・救助要請
      の流れ等をしっかりしなければと、教えられたことは多いできごとでした。
      お亡くなりになられたかたの御冥福をお祈りします。

       -------●●--------------------------------------

     は菅沼キャンプ場で新人歓迎の宴会。翌日は車窓から紅葉を楽しみ
      ながら金精峠〜中禅寺湖〜いろは坂を早い時間に通り過ぎ、清滝ICの
      近くの温泉に寄ってから帰路に着いた。
      なんだか充実しすぎている新人歓迎合宿だった。。。
  
                 
                ※下りの途中で見つけた大岩
                     棒で支えてあるけど今にも倒れそう(^^;

↓↓↓

   * * *おたのしみ* * *


     ◆上日光和の代温泉やしおの湯   評価:★★★☆☆(独断と偏見ですm(__)m)
         〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
         施設データ
              ◆日光市清滝和の代町1726-4  ◆0288-53-6611
                 ◆AM10:00〜PM9:00 受付はPM8:30まで
                 ◆休館  毎週木曜日(祝日の場合翌日)
                        12/30〜1/1 ※1/2,1/3はPM12:00〜PM5:00
                 ◆500円
                  ◆シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー完備

         〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

           いまどきの日帰り入浴施設の典型。可も無く不可も無く。でも、ジョッキの
              生が550円なのは安い(^o^)。




  山行記録[年別/地域別/季節別]