◆◆ 山ん中 ◆◆
民家の人に「三間川」はなんて読むかSUMIちゃんが聞いてみる。SUMI
ちゃんと沢仙人Y氏の間でも「みまがわ」とか「さんげんがわ」とか意見が
割れてたらしい。答えは「さんまがわ」だそうな。
「ぎょうざ」って名前の沢に「餃子」を持って行ったお二人のことだから、
事前に沢の名前をしっていたら、入山祝いで「サンマ」を焼いたに違いない!
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駐車地点から野っぱらを横切り入渓。早速、藪こぎもどき。
んが、すぐに美渓がはじまる。
ワーイワーイ!!\(^o^)/
こんな滝もあるし、房総の沢、あなどれません!!
ただし、暖かくなるとヒル天国になる恐れ大。
この時期だけのお楽しみですよ〜!
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ゆるやかな舗装道路チックなナメ床をヒタヒタ歩いていくと、左手から
豪快な滝が流れ込む。沢はここで90度流れを変え、その滝のほうへ
続いている。ここが有名な「川廻し」の地形で、この滝は「開墾場の滝」
という名前だった。
開墾場の滝 まあるいトンネルの中から滝が出てる
上流側からみたトンネル
川廻しとは、上総地方(今の南房総あたり)で独特な河川短絡工事で生まれた
地形です。蛇行する川を手掘りのトンネルで短縮化し、元の蛇行している部分
(フルカワ)を水田など別の土地利用するそうです。
この「開墾場の滝」は、植林する土地を産むために作った「林業型」の川廻し
だそうです。面白いですよね〜。
ちなみにこの「開墾場の滝」は、ネット検索で見た資料では「左岸の
仕事道を登る」と書いてあったし、上のほうにトラロープが張られているのが
見えたけど、今回はメットも持ってきてないし、ちと厳しそうなので、
トンネルが掘られる前の川の跡(フルカワ)をたどって、滝の上流部に
ぐるりと回りました。
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途中、こんな地層も見られました。
わたしゃー、これでも学生んときは地理学専攻だったのです。
こんな地層見ると血が騒ぐ〜!!(ホントカ!?)
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その後も何度か「川廻し」のトンネルをくぐります。
川口ひろし探検隊の気分だよ(古い!?)
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この沢は清和県民の森をかすめてるらしく、途中こんな飛び石が
あったり、配管のようなパイプが沢床に埋められていたり、人の
手が加わっているところも見られた。
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沢も後半に入ると、堰堤も何度も通過し、ついには産業廃棄物
のタイヤが山積みになっていたりと、ちと悲しい状況になってきた。
と、突如、沢は埋め立てられているような状態に。。。
写真の急坂を登ると、土が盛られ平坦になった造成地みたい
な広場に出た。ツメは藪と覚悟してたから藪じゃなくてえがったけど、
半強制的に遡行終了となったのはちと悲しい(ToT)。
広場のわきに車道が通っていたので、靴を履き替える。
広場は高台になっていて見晴らしが良い。んが、あちこちに花を
重そうにぶらさげたスギの木がた〜くさんあった。
そんなわけで、帰りの車道歩きでは、重度の花粉症を患っている
トシちゃんはとても苦しそうで、鼻からはコブシの花をチラチラさせなが
ら歩いてました。
私も家に帰ってからティッシュ1箱空になったよ。。。
ヒルもいない、この時期の房総の沢は最高だけど、花粉症の人に
とっては魔の山かもしれません。。。 「フグは食いたし命は惜しし」
の心境だな〜(^。^;)。
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