白毛門'09冬
〜冬型がゆるんだ1日でピークハント〜
日程 | 2009年2月22日(日) | |
山域 | 谷川連峰(群馬県) | |
形式 | 雪山日帰りピークハント | |
メンバー | 沢仙人Y氏、B.mt、ドナウ青年、ゴーヤーマン、JO(山の会5名) | |
行程 | 土合駅06:45〜白毛門登山口07:00〜(途中、弱層テスト)〜松ノ木沢ノ頭09:45〜白毛門11:15/11:30〜土合駅14:15 | |
駐車 | 土合駅 | |
温泉 | 橋本旅館 800円(割引券適応だと600円) |
◆アプローチ◆ 恵那山、木曽駒との冬山訓練が1月、2月で行われるはずだったのだけれど、 諸事情により、1月は中止、2月は白毛門のピークハントに変更となった。 前夜のうちに湯檜曽駅に到着。いつものステーションホテルは今回も貸切状態。 後発のゴーヤーマンを待ちながら、入山祝いをするけれど、酒も切れたのでゴー ヤーマンが到着前に就寝。深夜でも貨物列車通過時には轟音が構内を響き渡る けれど、それにももう慣れてしまった。その点、土合駅のほうが静かに眠れるの だろうけれど湯檜曽のほうがすいてて、入山祝い(ただの酒飲みだけど。。。)を するにはちょうど良いです。 |
***山ん中*** |
5時半起床、ゴーヤーマンは途中で仮眠をしながら早朝到着。 湯檜曽駅からゴーヤーマンの車1台で土合駅へ移動。昨日まで日本全国 大荒れの天気だったので、今日はラッセルだろうなあと、覚悟しながらワカンを 持って出発。んが、予想に反し、白毛門の登山口から、しっかりトレースがつい ていた。 ----------------------------------◇◆◇------------- 土合駅 正面がこれから登る尾根 ----------◇◆◇------------------------------------- 無雪期には駐車場の雪原を横切り、沢を渡る。橋には山なりに雪が積もっている。 トップがステップを切り、私も同じところに足を置いたものの、雪が崩れ、ずるーっ と大ゴケ。橋から落ちるー!!と後ろのドナウ青年はかなーりびっくりしたそうな。 あわや寒中水泳になるところでしたけど、橋の上で腹ばいになったもののセーフ。 ここが一番の核心部でした。。。 すっかり青空になりました ----------------------------------◇◆◇------------- 橋を渡り、尾根の末端にとりつく。樹林の切れ目から、キラキラ輝く一ノ倉が とてもきれいだ。下部の樹林帯は、今週降った雪がうっすら積もっている程度 で、数人が歩くと、すぐ木の根や岩が現れるほど。それでも松ノ木沢ノ頭に 近づくにつれ、東側に雪庇が出ている。2年前に雪洞訓練に来たときは、雪が 少なすぎ、雪庇の張り出しもなく、山頂直下は草つきにアイゼンをけり込むほど で雪洞はもちろん無理で結局テントに泊まった。 今年は何とか雪洞は掘れそうなくらいの雪量だ。 ----------◇◆◇------------------------------------- 雪庇が出てる尾根を行く 松ノ木沢ノ頭まで急登が続く ----------------------------------◇◆◇------------- 急斜をのぼり、ブナ林を抜けた小ピークが松ノ木沢ノ頭。その手前で弱層 テストをやってみる。ハンドテストをしてみると、20cmと40cmのところで奇麗 に切れた。 一ノ倉がどーんと見える ----------◇◆◇------------------------------------- 松ノ木沢ノ頭に立つとどーんと白毛門が真正面に見える。いつもここまでで 既にバテバテで、ここで更に精神的ダメージを受けるのだけれど、今日も 相変わらず。。。でした。日帰りピストンなので、荷物は軽いのだけれど、女性 の日・出血大サービス実施中!という状況で体調も最悪なのでした (生々しい話ですみませーん) ----------------------------------◇◆◇------------- 松ノ木沢ノ頭からは森林限界も越え、真っ白で広い斜面を登ることになる。 遠くに、先行者がラッセルしているのが豆粒ほどの大きさで見える。沢仙人Y氏 はラッセルしたくてしょうがなくて、追いつきたいようだけど、私のペースも上がら ず、結局、山頂手前でようやく追いつくことになる。 ちょっとずつちょっとずつ山頂に近づく ---------◇◆◇-------------------------------------- 先行パーティーが休んでいる間、1パーティーが追い越し登っていく。 ラッセル泥棒と怒られてもしかたないような状況の中、私らもラッセルの お礼を言い、山頂に向かう。ちょっとした雪の段差のところで1名がなか なか登れず手間取るうちに、結局数パーティーにぬかれ11:15くらいに 山頂到着。 もう少しだー! 白毛門山頂から笠〜朝日方面 いえいっ! -------------------------------◇◆◇---------------- 沢仙人Y氏の計画では、時間があればラッセル訓練のために笠ヶ岳 まで足を伸ばす予定だったけれど、私の体調もいまいちだし、雪山初心者 のドナウ青年もお疲れ気味だしで、結局ここまでで勘弁してもらうことに なった。ほっ。 山頂からは一ノ倉の眺めが圧巻で、ゴーヤーマンや沢仙人Y氏が、 「あれが○○、これが△△」としきりにいろんなルートを目で追っていて、 岩に興味のある新人B.mtくんに「今年の集中山行はあそこを登ろうね」と 話していた。今日のメンバーは新人2名に旧人3名。新人さんを混ぜての 山行は、これからの目標や計画にからむ話ができて、なんだか明るくていいなー。 ----------◇◆◇------------------------------------- 谷川から清水峠への稜線、巻機方面、尾瀬、武尊、日光、赤城、浅間まで ぐるっと360度の大展望を楽しんだあと、くさりかけた雪をざくざく言わせながら下る。 途中までつけてたアイゼンも高下駄状態になったので、はずし、ぐんぐん高度を 下げる。途中、松ノ木沢ノ頭からの急斜面でシリセードをやってみるものの、 べたべた雪で滑れず残念。。。 下るのはあっというま・・・ 尾根の末端までぐんぐん下ったあと、朝、ずるっと大ゴケした橋を恐る恐る 渡り、土合の駅に帰り着いた。帰り道、温泉に入って、顔がピリピリ。 日焼けしたことに初めて気づく。前日、一ノ倉に入ってた山岳会のメンバー からメールが入る。前日は谷川は吹雪いていたそうな。たった一日で天気は 大違い。どんなに綿密に計画をたてても、なかなか自然は思い通りにならな いもんだなーと、しみじみ思いながら帰途に着きました。 ---------------------------------◇◆◇---------- ---------------------------------◇◆◇---------- ※水上から高速に乗ろうとしたら、水上を先頭に40kmの大渋滞。 まぢでっか!? 下道駆使してゆっくりゆっくり帰るのでした。ちゃんちゃん。 |
***おたのしみ*** |
◆◆ 温泉 ◆◆ 湯檜曽温泉: 林屋旅館 @800円(観光地にある割引券があると600円になるそうです) 群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽(ゆびそ)124 TEL…0278-72-3508 ◎源泉かけ流しの旅館。こじんまりとしてるけど こざっぱりしてるお風呂。谷川方面の帰りは いつもここです。 評価:★★★☆☆(独断と偏見ですm(__)m) |
◆◆ おこのみや ◆◆ ◎林屋旅館の斜向かいの食事処。 舞茸天ぷら丼セット(@1,000円)はかなりのボリューム。 丼から天ぷらがはみ出してるw(゜o゜)w |