◆◆ 2日目◆◆
9/6(日) 門内小屋〜扇ノ地紙〜作業地点〜五郎清水〜滝見場〜湯沢峰〜天狗平
今日も良いお天気。もしかして今年初めてのご来光だったかな。
まだかな〜
おおっ 出た〜〜
また来るね〜 最後まで念入りにお掃除してくれていたかよちゃんと、
最後尾で施工箇所(梶川尾根上部)へ向かいます
今日は土留め工を設置し、緑化ネットを設置する作業をします。
各班ともにリーダーの指示のもと、水をどう流すかを考えながら石を積んでいきます。
私はシミケンさんグループ。シミケンさんは「清水建設」の略・・・というわけではない
のですが、飯豊では大手のゼネコンのようで、下請け、孫請け業者(?)がせっせと
石ダム工事をします。
こうやって、何回も保全作業に参加したことのある人が、次のリーダーになれるところ
も、飯豊の保全作業の素晴らしさでもあります。
土嚢袋で、石積みに使うのにちょうど良い石を運びます。だんだん、石が足りなくなり、
遠くからせっせと運びます。石が足りないね〜なんて言いながら石探し。
と、マリちゃんが、「下界も山の上も イシ不足だね〜」。
うまい〜。座布団10枚!!\(^o^)/
カワバタさんから助言をもらい、必要なところは手直しをします
次は緑化ネットをはります。 右手は水道、登山道は左手に・・・。
ピンと張らず、たるみを持たせるのがポイントです。 それぞれが創意工夫しながら作業します
記念写真を撮ったり、HZUさんに下りの足の運び方のポイントを教えてもらったりしたあと、下山します。
先日、梶川峰から少し下ったところからとっとばの沢方面へ間違えて下り遭難した登山者がいたので
間違えた箇所に入らぬよう石を並べました。石の平らな面を一直線に並べるのがポイントだそうです。
飯豊連峰保全連絡会から、作業報告がまとめられたニュースレターが届きました。
当日は10団体、34人の参加があったそうです。その他、関係各所から、様々な
形で協力があったと知りました。
無用な階段や木道をできるだけ作らず、自然にあるものを利用し、もとある姿へ
復元させていくというのが飯豊の保全作業の基本になっているそうです。確かに
他の山域なら、木道や階段、鎖がありそうな箇所でも、飯豊にはそれがありません。
山を良く知っていて、山を愛している人ならではの方法で、山を守っていく。
当たり前のことのようで、なかなかもってできることはでありません。
普段、何気なく歩いている登山道でしたが、実際に、登山道整備の作業に少しだけ
でも関われたことで、これからの山歩きが変わりそうです。
来年、再来年・・・・再訪するのが楽しみです。
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