◆◆ 山ん中 ◆◆
登山道入口から舗装された道路をテクテク登り、テントの下で協力金(200円)
を払い、遊歩道に入ります。
協力金を払うと「いい湯らてい」の150円割引チケットがもらえました。
ここでようやく舗装路から解放され登山道へ。喜んだのもつかのま。
駐車場の係員さんに「今日は雨上がりで、ぬかるみがすごいので気をつけて
くださいね」と言われたとおり、かなりのドロドロ状態でした。
そこでスパッツをつけ、再び進む。
ぬかるみでムニャムニャ状態の登山道
出た出たヒメサユリ
わーいわーい!! 今朝まで降った雨の雫でしっとり濡れてとても奇麗だ。
ぬかるみによろけながらも、目は足元よりも花へ行ってしまう。
「おっとっと」を繰り返しながら高城へ。
高城には小屋らしきものがたっていました。高城は標高370m。袴腰山は
標高526m。守門も粟ヶ岳もガスの中なので、周囲の展望もあまりなさそう
だし、帰ろうかなあ〜と一瞬迷うも、宝蔵山経由で白山へ行った時に気に
なった袴腰山までがんばって登ってみようと、気を取り直し先へ進む。
とにかくよく整備された登山道で、そこかしこに坂の名前や俳句が書かれた
看板が立てられているので、一人でも飽きることなく登れます。
「中の眺め」からの展望 「ひめさゆり 育てし村を一望に」とありました
「心臓破り」の標識が立っていた急坂
来た道を振り返ったり、麓を眺めたりしながら息を整えつつ「心臓破り」を通過
そして最後に出てきた「とどめの坂」 写真だと急登なのが分かりにくいかな
うっ、やられた〜と言いたくなります
そしてようやく袴腰山の山頂へ。ここでも面白い看板がありました。
つけばつくほど願いがかなう・・・・とあるので欲張って4回鐘を鳴らしてみます
粟ヶ岳もガスの中〜 ちゃん作のおにぎりをパクパク
さてと、何も見えないし帰るか〜と、予定通り八木神社経由で下山することに。
と、いきなりの急坂&ロープつき。うーむ。難儀だ〜。
ずるずる下っていくと、登ってきたグループが「こっちから下るんですか〜、
元気ですね!お気をつけて!」の言葉を残して山頂へ向かっていきました。
粟薬師方面と八木ヶ鼻&八木神社方面との分岐を過ぎて、その言葉の意味が
わかります。
山頂からいきなりの急坂が始まった
すごいぬかるみの急坂がそこに待っていました。
ぬおぉぉ〜〜〜〜。
やらかしたら泥んこで大変なことになるな。「乗車拒否!!」ものだ。
ズルッとコケたとしても、尻だけは守らねば。
登山道につけられていたロープを素直につかみ、後ろ向きでするすると下って行く。
ロープが無いところは1歩ずつ、よいしょよいしょを繰り返す。
下りも難儀だけど、登りの人も転んで泥だらけになるのを目撃。ぬかるみに足を
すくわれ、股裂き状態になっているご夫人の姿も目撃。うーむ、油断ならない。
こりゃ、逆コースのほうが良かったかなと思うものの、高城方面へのぬかるみも
結構なもんだったし、諦めてゆっくり下る。
八木神社と最明寺との分岐でどちらに進もうか迷いが、とにかく早くぬかるみ地獄から
解放されたい思いで、アスファルトの道に近そうな八木神社方面を選択。
徐々にじぐざぐ道の樹林帯の道になり、ひょこんと八木神社へ飛び出した。
静かな八木神社でお参りしたあと、車道歩きで臨時駐車場へ戻ります。
途中、前を通過した最明寺も苔の緑が美しい素敵なところのようでした。
八木神社
最明寺
帰りは道の駅で、産直コーナーをひやかしてから帰宅。
自分で山菜採りに出かけるようになってから、前ほど純粋な気持ちで道の駅を
楽しめなくなった悲しい自分。ほーほー、このワラビが300円。このミズが250円。
なるほどなるほど〜という目でみてしまいます。
前はたくさん並べられた山菜たちに目をキラキラさせ、たくさんお土産を買ったもん
だったのにな〜 あーあのトキメキはいずこへ。ち〜ん。
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