◆◆ 山ん中 ◆◆
菱ヶ岳〜五頭山をぐるっと歩こうと、村杉温泉からどんぐりの森へ向かい
「菱ヶ岳登山口」の駐車スペースに車を置き出発。
駐車場のすぐわきから出発
雑木林の中をゆるゆると上がり20分ほどで供養塔のある「菱見平」。
そこからもほどよい段差の登山道をてくてく歩いていくと右下に林道が近づいてくる。
登山道のわきに広場があり、そこから振り返ると蛇行する阿賀野川が良く見えた。
時折咲いている、かわいいお花をながめながら、ゆるゆる登る
菱見平
樹林がきれた一角から一望
再び、樹林帯の中に入りひと登りで今度は尾根の左手に出た。やがて樹林から飛び
出し真正面に菱ヶ岳方面が望めるところに出た。ザックをおろして一休み。
1時間ほど歩いたが、駐車場を出る時見かけた前後の登山者に追いつくことも追いつ
かれることもない。
いちごちゃんいわく、「残雪期の五頭山はスーパーよりも賑わっていた」とのことなので
誰にも会わず、思いがけなく静かな登山道。
菱ヶ岳までは誰にも会わない静かな山歩き
正面中央が杉端あたり
「杉端」のところで冬道は尾根上に行くようにとの看板がかけられていたけれど、
この時期は左を巻くようになっていて尾根伝いの道はトラロープが張られていた。
残雪期は冬道をいく 今日はトラバースする道
「笹清水」の看板のところから急登がはじまった。えぐれて段差が大きくなった箇所
もあって息が上がるので、ブナの森の写真をとりながらゆっくりペースで菱ヶ岳の山頂へ。
山頂は予想よりもこじんまりとして感じた。越後平野や日本海までよく見える。
ガイドブック(分県ガイド)では飯豊や磐梯山も見えるらしいが、山頂のまわりは
草木がおいしげっていてよく分からない。どっちみち今日はどちらの山もガスの中
かもしれない。
菱ヶ岳から五頭山まではやや下り気味の稜線歩き。途中、朝日登山道整備に参加
しているkonchangの声が無線から聞こえる。間に飯豊があるけれど五頭山塊まで
届くんだと感激。
縦走路の途中から
三川スキー場かな? 桂清水は確認せず
与平の頭と、五頭山方面への尾根
中ノ岳付近より、これから歩く尾根
こちらも見に行かず・・・
静かな縦走路を歩き三叉路へ。右に進み五頭山の山頂を往復してくる。
五頭山は2002年の4月初旬に登ったきり。ガスで展望が無い中ピークに立ったが
樹木も雪の中だったので、晴れたら眺めも良さそうに思えた。
三叉路。五頭山頂まであと7分との標識
けれども、この時期は木々に囲まれ、思ったような展望が得られない。
「こんな感じの山だったけかな〜」と釈然としないまま、山頂ビールはお預け。
三叉路まで戻ってから前一ノ峰へ移動。うーん、ここは眺めが良くていいな〜、
大休止の場所はココに決まり。お尻にマットをしき、店を広げる。
思いがけず地味な五頭山頂
五頭山頂からの眺め
前一ノ峰からの眺め
ちょいと一服
菱ヶ岳からの縦走路
ドキドキしながら飯豊のネット荷揚げ隊を呼んでみるが返事無し。
その様子を見た近くのおじしゃんが、「昔は女の子がCQ出すと、みんなが
飛びついたものだったけど、最近は随分無線人口も少なくなったよな〜」と
おっしゃる。
どんぐりの森までの登山道は、苦手なガラガラコロコロの箇所もなく、
歩きやすい道。避難小屋が建つ三ノ峰の分岐を過ぎると、ブナの森の
中へ入る。
下山中、快調なペースでどんぐりの森方面から登ってくる登山者が。
この時間から歩きはじめる人、こんな早いペースで歩ける女性といえば・・・。
そして、飯豊の西俣尾根で見たようなお顔・・・・。
にゃぴさんかな〜と思ったのですが、自信が無くて話しかけられず。
一ノ峰 三ノ峰の避難小屋
居合わせた方に、ブログをやってますよね?
と声をかけていただいた。
段々、空が明るくなってきた
やがて、ウッドチップのようなものが敷かれた遊歩道のような道になると
どんぐりの森へ到着。五頭のスキー場跡の残骸のわきを通り抜け、
車を停めてある菱ヶ岳登山口までテクテクと車道を歩いた。
スキー場のレストハウスだったのかな?
ジャングル状態になってました。
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