五頭山(前一ノ峰)'11冬
〜 思いがけず、霧氷の絶景プレゼント 〜
日程 | 2011年2月19日(土) | |
山域 | 五頭山塊(新潟県) | |
形式 | 日帰りスノーハイク | |
メンバー | JO | |
行程 | 菱ヶ岳登山口07:50〜どんぐりの森08:05〜三ノ峰09:30〜前一ノ峰09:50〜三ノ峰10:10/10:30〜どんぐりの森11:15〜菱ヶ岳登山口11:25 | |
駐車 | 菱ヶ岳登山口(トイレ・水無し) |
◆ アプローチ ◆ 冷たい雨が降った金曜日だったけれど、翌日は天気が回復し晴れ間が 出る予報。いちごちゃんは仕事だけれど、せっかくの週末の晴れ予報な ので思い切って1人で山に出かけることに。 二王子岳まで行くモチベーションも時間も無いけれど、近場で展望の山と いうことで大蔵山、白山、五頭山をピックアップ。今回は1人なので、逆に 人が多そうな五頭山を選択。 いちごちゃん曰く残雪期の五頭山は「スーパーみたいに人が多い」そうな。 まだ季節は早めだけど、冬場も天気が良い日は菱ヶ岳登山口は駐車場が 満杯になるそうだし、8時に歩き始められる時間に駐車場に到着。最後の スペースに車を滑り込ませる。 周りで身仕度をしている人を見てみるとみんなせっせとアイゼンをつけている。 うーん。今日はアイゼンを持ってきていないしスパイク無しの長靴だ。 できれば前一ノ峰、せめて三ノ峰の予定で準備してきたけど、今日の目的地は 「いけるところまで」ということにして出発。 |
*** 山ん中 *** |
林道を歩き五頭高原スキー場跡をかすめどんぐりの森の登り口へ。 ここから尾根に取りつく。急登だけれど、踏み固められた硬雪のうえに うっすら雪がかぶっている状態でアイゼン無でも問題なかった。 どんぐりの森から登り始める ------------◇◆◇----------------------------------- 6合目を過ぎると枝に雪が付きだし、8合目あたりからは霧氷の森となって とてもきれい。欲を言えば青空がバックだとベストだったのだけれど、高曇り で見晴らしもきくのでまずまずの眺め。やっぱり来てよかったな〜。 ---------------------------------◇◆◇-------------- 先行者に追いつく形で三ノ峰に到着。小屋はすっかり雪の下にもぐって いたが入口部分が掘り出されていた。軽く休憩を取ってから行けるところ までのつもりで先に進む。 入口が掘り出された三ノ峰の小屋 (帰りに撮影) -----------◇◆◇------------------------------------ 一ノ峰手前まで尾根が広くなり気持ちの良い稜線歩き。尾根が方向を 変えてからは少し細い尾根となる。前一ノ峰から先を見ると五頭山への 最後の登りをえっちらおっちら登っているパーティーが小さく見えた。 五頭山山頂まで行こうか迷ったけれど、早めに下山したいし、一向に青空 は出てこないしということでココで今日は終わり!と引き返すことにする。 菱ヶ岳方面 ------------◇◆◇----------------------------------- Uターンし下山開始すると、続々と登って来る登山者がいる。「山頂まで 行ったの?」と聞かれるたびに「前一ノ峰までで終わりにしました」と返事を すると、その中の1人が「昔は前一ノ峰が五頭山の山頂だったんだよ」と 言ってくれた。 「そうしたら、私は今日は五頭山の山頂まで行ったことになるんですね」と言うと 「そうだよー!」と言ってもらえなんだか得した気分になる。 ニノ峰へ登り返す最中、みるみる雲が流され青空が現れた。霧氷が青空に 映えて奇麗だな〜。写真を何枚かとるうちに、再び空が雲で覆われてしまった。 この後、下山まで青空は望めなかったけれど、少しの間だけでも奇麗な風景が 見られてこれまた得した気分になったのでした。 ---------------------------------◇◆◇-------------- 三ノ峰で早めのお昼をとってからすたこらすたこら下る。その間も続々と登山者が 登って来る。どんぐりの森まで来ると再び雲が流れ青空の範囲が広がってきた。 遅い時間から登り始めた人は青空をバックにした霧氷を存分に楽しめたかもしれ ない。ちょっとうらやましく思いながらも「楽しかった〜」と満足しながら車に戻った。 ------------◇◆◇----------------------------------- 駐車場は、中央部にも縦列駐車の車があふれ文字通り満車状態。林道も路駐の 車が延々続く。静かな山を好むかたにはげっそりする光景かもしれないが、 賑わうお山の空気が吸いたい日には車の多さにビックリするだけで不思議に 嫌な気にはならないもんだ。 山好きな人との挨拶、おしゃべりに飢えたときは、五頭山にまた来ようっと。 ---------------------------------◇◆◇-------------- |