愛宕山(25.7m)
〜 勝海舟と西郷隆盛も登った山 〜



2001年の登り納めは、東京都で一番低い「愛宕山」へ行ってみました。
標高は25.7メートル。「登り納め」といっても、「登山」と言うよりは「お散歩」のノリ。
足元もブーツでした^^;。

は、ビルが建ち並んでしまいましたが、その昔、勝海舟と西郷隆盛がともに登って、江戸の町を眺め「この江戸の町を戦火で焼失させてしまうのはしのびない」と談したり、広重の版画にも登場する、江戸随一の見晴らしの良さを誇っていたところだったそうです。


地図リンク  /  愛宕山神社のHP

JR山手線の「新橋駅」で下車。東急インの手前に「NHK放送博物館」への案内板が立っていたので、そこから道を折れてしまいましたが、東急インの前をそのまま通り過ぎると表参道に出られます。
神社を回りこむようにつけられた急坂を登って行くと眼前に東京タワーが飛び込んできました。と、愛宕山神社に到着。まずは参拝を済ませます。
内の池にはニシキゴイがたくさん泳いでいました。池を取り囲むように、桜の木がたくさん植えられています。春に訪れるとまた素晴らしいのでしょうね。
の脇にある、白い石のところに三角点があるそうですが、確認はできませんでした。
あ帰ろうと、石段のほうへ向かうと目もくらむ高さ。断崖絶壁さながらの急な石段は全部で86段ありました。

段を降りたところにと「出世の石段」と書かれた看板がたっていました。「出世」の石段を降りてきたままにするのは、心に何かひっかるものがあったので(^^;、もう一度、登り返し、「出世の石段」の脇についている迂回するようにつけられた石段をおりて帰りました。
世の石段には、江戸幕府三代将軍・家光公の命で、馬で昇り降りした「曲垣平九郎」にまつわるエピソードが残っています。本物の石段を目の当たりにすると、「こんなところを馬で降りるなんて無理だ!」と言いたくなりますが、江戸時代以降にも、トライして見事成功を収めた無謀者も数名いるとのことでした。

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