大潟富士(2011年10月9日)
〜 日本一低くて、日本一高い山!? 〜
秋田県、男鹿半島に「日本一低い山」がある。それを聞いた時、「うわっ、それは行ってみないと」。そう思ってみたものの、高さ3.776メートルの築山に登ることだけに、なかなか秋田まで行けるものではない。最初にこの山の存在を知ってから10年近く経ってから、ようやく訪れるチャンスがやってきた。 |
大潟富士は、大体の位置だけ調べていたものの、何せ高さが高さであるので、遠目で見つけられるわけではなく、スムーズに到着できるかが心配だった。けれども、奇麗に整備され、規則的に張り巡らされた道路は走りやすいうえ道も分かりやすく、スムーズに山に到着することができた。 |
まず、山の全容を眺める・・・・ |
山の左側に電話ボックスのようなものが・・・。近づいてみると、登頂名簿の記帳台のようだ。随分、遠方からも登りに来ている人もいるみたいだ。 |
大潟富士の標高は3.776m。 富士山の1,000分の1のサイズです。この山の周辺は海抜0メートル以下地帯なので、山頂付近がちょうど海抜0メートルにあたるそうです。 完成後、土壌の質量が災いし、1度崩れてしまった大潟富士。その後、軽量化を図るために、中心部に発泡スチロールを詰め、再度建設。建設費は925万円。日本で一番低い山なのに、容積当たりの建設費は日本1高い山ではと言われているそうです (大潟村こぼれ話のサイト参照) |
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山頂からの眺め。広大な干拓地を望むことができます。 | |
さてと、下山するか。 | |
大潟富士のわきにあった地図。黄色いところが大潟村で、山手線がすっぽり入るくらいの面積のそのほとんどが農地。 人口は3,300人強、世帯数は1,100弱だそうです。 |
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琵琶湖の次に広い湖だった八郎潟を干拓し、現在の大潟村が誕生したそうです。 | |
○○富士と呼ばれている山は日本各地にあるけれど、この大潟富士も、標高はともかくとして、他の○○富士に負けず、地元の人に愛されている山なんだなと思いました。 |