ユーロスター・地下鉄


ユーロスター

  ユーロスターは、フランス内では時速300キロで運行するとガイドブック
  で読んでいたが、そんなに早い時速で走っているとは気がつかないくらい
  快適な旅でした。発駅のWaterloo駅を出て少し走ると、窓の外には、
  夕暮れ時のイギリスの田園風景が広がりました。それに感激してしばらく
  窓の外の景色に見入っていました。

  車中では、飛行機のように夕食の提供があるシートもあるけれど、私達の
  シートクラスは、もちろん食事提供なしの2等車。発駅のWaterloo駅の売店
  でサンドウィッチとミネラルウォーターを買ってから列車に乗り込みました。

   ドーバー海峡の底を通っている、ユーロトンネルは20分ほどで通過する
   のだが、私は熟睡していて、いつフランスに入ったか気がつきませんでした(笑)。

   途中、出入国審査官がやってきてパスポートのチェックがありました。
   イギリスとフランスでは時差があるので、その際に、時計を1時間進めて
   おきました。


 地下鉄
       パリの地下鉄の入口。可愛らしい。
  イギリスの地下鉄は「Tube」というだけあって、地下鉄の
  ホーム自体の壁も車両そのものもチューブのような形
  をしていました。車両の壁もまるっこいのと、ドアの開閉
  が雪国の列車のようにボタンで手動でするのが、特に
  日本の地下鉄と違うところでした。

  イギリスの地下鉄がゴミゴミしているのに比べ、フラン
  スのほうが、まだ構内は奇麗だったと思います。ただ、
  現地ガイドいわく、フランスの地下鉄はスリや引ったく
  りが多いので注意が必要とのことでした。

  どちらの地下鉄にもいたのが、大道芸人。突然、サック
  スやギター、指人形などを持った芸人が乗ってきて、        
  ひとしきり芸を披露してから電車を降りていきます。
  現地人はとりわけ冷静ですが、たまにチップをあげてい
  る人も見かけました。

  スリの話が出たので、ここでついでに両国の治安について話します。
  今回の旅行での印象については、イギリスのほうがフランスより治安が
  良いということです。フランスでは、ルーブル美術館や地下鉄の混雑に
  乗じて、友人もリュックの小物からサングラスやらを取られていましたが、
  一見、安全に見える場所でも用心するにこしたことはないです。私達
   は、現地ガイドから、再三、夜遅く地下鉄に乗る際は、必要以上に警戒
  を払ったほうが良いと注意をうけました。フランスのタクシー料金は日本
  ほど高額ではないので、夜は(特に女性は)できるだけタクシーを使った
  ほうが良いでしょう。
    

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