1日目 | 1997年 8月30日 |
1人で北海道を旅行しよう。そう思ったのは、大学4年の夏だった。 北海道へは、サークルの合宿で何度も行っていたものの、一人で思う 存分、北の大地の魅力を満喫しようと、大きなザックを背負って出かけ たのだった。 朝、8時過ぎの新幹線に乗る。手には「北海道周遊券」。周りは出張の 社会人の今となっては、新幹線と特急を乗り継ぎ12時間をかけて札幌 |
1〜2日目 | 8月30日〜8月31日 |
ホームに降り立つと、むっとくる空気が重い。案外、札幌も暑い。 今回は、札幌はスルー。夜行「急行利尻」に乗り込み更に北を目指す。 この列車は最後尾が旭川止まりなので注意しなくてはいけない。この日 は、 たいして混雑していなく、半分以上の客が、旭川で降りてしまう。 クーラ ーが効きすぎているので、上にあげたザックから長袖を出し熟睡。
次に目が覚めた時は湿原の中だった。時折、牧場が見える。 5時06分。豊富駅に下車。私の乗っていた4号車はホームに架からない 9時になったので、ノソノソ、自転車を借りに行く。強風の中、サロベツ この日の宿は、数年前から目をつけていた「兜沼キャンプ場」。 次のページへ |