【6、7日目】 1997年9月4〜5日 |
礼文島で8時間コースを歩いたメンバー4名とは、稚内、札幌でそれぞれ 別れ、とうとうまた一人になった。 大好きな礼文島訪問の次の目的は「斜里岳登山」。 札幌から朝一番の特急に乗り、道東を目指す。 |
浜小清水原生花園 網走到着後、この日の宿「清里イーハ トーヴユースホステル」に向かう。 途中、「原生花園駅」にて下車。 んが、団体客が賑やかすぎたの で、すぐ隣の「北浜駅」に向けて 海岸を歩く。 |
「原生花園駅」の駅員さんに冗談で「波にさらわれてもしらないよ〜」と 言われ、びくびくしながらも砂浜を歩く。 無人駅の「北浜駅」の待合室にいた人と言葉を交わすと、なんと大学を 休学して日本中をヒッチハイクをしてるという。おまけに持ってきたテントは 「重いから捨てた」とのたまう。 彼の大物ぶりに驚いていると、電車は斜里駅に到着。 と、見た顔が3名電車に乗ってくる。なんと、大学のサークルのメンバー だった。 羅臼岳に登ってきたとか。 私は清里駅で下車したが、その後、この3名が、上述のヒッチハイカー に「柿ピーとビール」を勧めたところ、大喜びしていたそうだ。中でも 「栄養がありそう」と柿ピーのピーナツを夢中で貪り食ってたと聞き、 涙が出た・・・・。 こういう旅では、彼のようは、普段ではなかなか出会えない旅人に 会えるのも楽しみの一つだろう。 |
〜1997年9月5日〜 斜里岳登山決行の日 清里イーハトーヴYHの熱気球。 予算不足で、乗るのは断念。 写真を撮るだけで我慢。 (撮る為に頑張って早起き。。。) |
斜里岳をバックに気球 空気は爽やか。 このあと、鬼のような暑さの中の 山行になるとは思ってなかった・・・。 |
念願の斜里岳登山 昨年、北海道を訪れた時、網走から釧路へ向かう電車の中から、 いやに均整のとれた山が目をひいた。それが斜里岳だったのだが、 それ以来、次に北海道に行く時は、必ず登ろうと思っていた山の一つ となっていた(もう一つは、羊蹄山)。 北海道の山ということで、一人で登るのは敬遠し、ユースホステルの ツアーに参加することに。。。。 |
コースは変化に富み、飽きさせない。 最初は沢沿いの道。沢登りという部類には 入らないかもしれないけれど、結構、きわどい ところも歩く。 |
頂上はもう少し。 沢を超し、しばらく行くと、突然、 今まで見えなかったほうの視界も 開ける。 と、北方領土がはっきりと見えた。 |
夕日に映える斜里岳 ユースの登山参加者の少ない日 は、小屋からの林道歩き中に 心優しいかたの車に拾ってもらえる そうだが、今回はヒッチに失敗。 8キロの林道を延々と歩く。 振り返ると斜里岳が桃色に染まって いた。 |