北アルプス縦走

2000年夏

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7月31日(月) 第3日目

T.S05:20−黒部乗越06:40/06:45−三俣山荘(デポ)07:45/08:10−鷲羽岳山頂09:15/09:30−岩苔乗越上部10:15/10:25−水晶小屋11:00/11:05−水晶岳山頂11:35/11:55−(昼食)12:15/12:35−水晶小屋12:45−岩苔乗越13:10/13:15−黒部源流標14:20−三俣山荘15:10
   テン場を出ると、朝からすごい風とガス。あーあ、三俣まで行かず
   に双六まで行っちゃおうかなあと迷いながら歩いていると、
    やがてガスも風もパッタリなくなった。
 
  黒部五郎がわから、三俣山荘までの巻道には、まだ雪が残って
  ました。雪渓のトラバースそのものより、その前後のガレている場所
  の登降に気をつかいました。
 
 雪渓を渡ろうとしてると、後ろの三俣山頂へ行く分岐から、私の
  名を呼ぶ声と「頑張ってね〜〜」という声が聞こえた。
   昨日、一緒に歩いたWさんか、抜きつ抜かれつのグループのかたか、
   遠くて分からなかったが、とても嬉しかった。  
 ドドーンと威厳たっぷり鷲羽岳

  前夜、テン場で一緒だったお姉さん
  に「鷲羽?良い山だよ〜、山!!
   って感じでさあ」と聞いていたが、

  本当に「山!!!」という急登が
  待ち受けていた。けど、案外登り
  やすかった。ザレてるので、下りは
  注意。
 鷲羽池

 
三俣山荘と鷲羽岳山頂との間に
  見られる。奇麗な青色。

 近くまで踏み後があるようだった。
  通れるかは不明。
 鷲羽岳 頂上

  
コースタイムは登り1時間30分と
  なっていたが、思ったよりすんなり
  頂上につけた。

  ザレた急坂なので、下りは注意
  したほうが良いでしょう。
 鷲羽岳の頂上からの槍ヶ岳

 
朝の風とガスはどこへやら。
  頂上には大展望が待っていました。

 槍・笠・北鎌・大天井・燕・黒部五郎・水晶・
  黒部五郎・薬師、、剣・立山まで。。。。


  頂上では、広島から来たグループに
  「もみじ饅頭」を差し入れしてもらいました。
   ありがとうございます!!
 黒部五郎のカール
   
  
鷲羽からみると、そのカールの
  立派さがはっきり分かる。
 ワリモ岳への登り

  せっかく、鷲羽岳への急登をクリアしたのに、
  ワリモへは、一度くだらなくては行けない。

  その後の登り返し(左写真)も結構なもの・・・。
 岩苔乗越への分岐

 
祖父岳が奇麗に見えた。
 水晶岳に行くと、今日中に双六まで
 行けないなあと思ったけれど、
「水晶、良かった!騙されたと思って
 行ってごらんよ」という登山客の言葉
 を信じ、水晶まで行ってみることに
 する。
 赤岳へはクルリと巻いて行く。

  
赤岳ピークの裏側に水晶小屋が
   ある。
 水晶小屋

 
屋根の上に布団が干してあった。
 小さな小屋なので、すぐ満員御礼
 になるそうな。
 空缶のつぶしかたの見本

 
水晶小屋の前にあった。
 面白いので写真に撮ってみた。

  左の二つが「職人芸」
  左から3つ目と5つ目は「アマイ」
  右の二つは「問題外」
    厳しい・・・・(笑)。
 水晶岳(右奥が頂上)

  
近くは意外にゴツゴツしてた。
  頂上は、狭い。
 黒部湖が見えた。

  
信濃大町が出してる「アルペン
  ルート」のパンフの表紙の
   構図に似てると思った。
 岩苔乗越

  
向こうに見えてるのが三俣蓮華。
  帰りは鷲羽のピークは通らず、
 黒部源流の道を通ることにする。
 祖父岳にはまだ雪庇の
   赤ちゃんが。

  
雪が多かったのがうかがえる。
 黒部源流の碑

  
源流は、ルート上には雪がなかったけれど、
  残雪が多く、沢の流れにも迫力があった。

  生命の息吹を感じるコース。

  三俣から鷲羽を往復するだけ(水晶へは行かず)
  の人も、帰りには黒部源流の道をオススメ
   したい。

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