えぶり差岳 '01
《1636.4m》
〜手荒い歓迎、初めての飯豊〜
日程 | 6月30日(土)〜7月1日(日) ※前夜のうちに登山口到着 | |
形式 | 避難小屋泊、ピストン | |
山域 | 飯豊連峰 | |
メンバー | とんとんご一行様(7名) | |
行程 | 6/29 | 東京駅=(新幹線)=新潟23:25= |
6/30 | =胎内ヒュッテ1:00/5:05− 足ノ松尾根登山口5:55/6:05−姫子ノ峰7:20/7:30− 1,095点付近9:25/9:50−大石山分岐11:40/11:55−鉾立峰12:35 /12:40−杁差岳13:10/13:35−鉾立峰14:05 /14:10 − 大石山分岐14:44/14:50−頼母木小屋15:15 (泊) | |
7/1 | 頼母木小屋発6:15−大石山分岐7:20− 1,095点付近8:20−姫子ノ峰9:35/9:40−足ノ松尾根登山10:30− 胎内ヒュッテ11:25=(胎内にて温泉)=15:30 新潟駅 | |
駐車場 | 胎内ヒュッテわき、10〜15台くらい? トイレ(ヒュッテ脇のを利用)、水(同左、飲用できるかは?) | |
温泉 | ◆胎内パークホテル◆ 新潟県北蒲原郡黒川村大字夏井1191-1
TEL:0254-48-3321 大人500円 /石鹸、シャンプー / 10時〜20時 |
|
参考HP | 「飯豊朝日連峰の登山者情報」 |
〜プロローグ〜 |
「遠い山」と思っていた飯豊でしたが、幸運にも、新潟在住の方より お誘いを頂いた。新潟駅まで新幹線で行けばピックアップしてくだ さるという。仕事が終わった後、新幹線で一路新潟へ。 予定より1時間以上遅れてしまい、胎内到着は1時を回ってしまった。 寝酒のビールをごちそうになったあと就寝。 天気予報では、2日間の天気は芳しくなかったが、夜空を見あがれ ば星が見えていた。 この時は、ひょっとして巻機山に行った時みたいに、天気予報が 変わったのかなあなんて、甘いことを期待してたんだけれど。。。(笑) |
↓↓↓
ロープ垂れる急登にゼイゼイ | |
胎内ヒュッテで水を汲み出発。 足の松尾根取付までは林道 歩きで一時間弱。途中、林道脇 に水場あり。 (写真:足の松尾根) |
|
取付周辺はブナ林が美しい。んが、ホッとする間もなく、ロープが 垂れる急登がいきなり始まる。 「姫子の峰」までは急登の連続。その後も、ちょっとした岩場も通過 するので、適度に注意は必要。 「滝見場」と1,095地点の間の水場はシーズン中のみ。当日は、 水をひくホースだけ、登山道脇に置かれていました。 1,095地点から水場までは「水場まで80m(だったっけ?)」の表示が 出ていたがまだ鞍部には残雪がたくさんあったので、そこで冷たい 水を補給。 |
↓↓↓
稜線ではヒメサユリが見頃 | |
1,095地点からも大石山までは登りが続きます。 楽ではないですが、これから歩く稜線と、見頃を 迎えたヒメサユリが元気をくれます。 一時、お疲れモードだった方々も、元気復活。 楽しいオシャベリにも花が咲きます。うーん、 よかった! (写真:ヒメサユリ) |
↓↓↓
大石山〜えぶり差岳(ピストン) | |
当初の予定では、えぶり差岳へのピストンは翌日するはずだったが、天気が 崩れることが確実なので、初日のうちに、山頂を踏むことにしました。 |
|
大石山で、ピストン準備。Akiraさまのサブザックに 荷物を入れていただいたので、らくらく空身での ピストンです(ありがたやー(T_T))。 大石山〜えぶり差岳は、北アの岩苔乗越から 水晶岳方面を見た風景を思い起こします。 鉾立峰へのアップダウンはあるが、楽しい 稜線歩き。 (写真:大石山周辺からの鉾立峰方面) |
↓↓↓
えぶり差岳山頂 | ||
なんとか雨具を着ずにここまで来られました。山頂には、ミニチュアみたいな可愛い 祠が立っていました。写真では大きさが分かりづらいですが、右側の山頂標識と 比べてみてください。 山頂は、「どうしてここだけ???」って首を傾げてしまうくらい、虫がぶんぶん 集合していました(汗)。 えぶり差岳のトイレは当日は利用可。中は二階建て。92年改築済み。 |
||
《写真》 えぶり差岳山頂 |
↓↓↓
頼母木小屋 |
頼母木小屋は、シーズン中は水をひいているのだが、この日は小屋のトイレ、 給水施設はまだ使えませんでした(水は雪渓から)。 Docomoアンテナ2本、iモード圏内。 この日の小屋は、石転び沢を登ってきた2人組と私達の2組だけ。 日が暮れると風が段々強くなり、トイレに出るのも命がけという状態。 外に張ってあるN大学のテントが風でゆがんでいるのが痛々しい。。。 風が変な具合に共鳴して、小屋の中では「ぼ〜〜〜、ぼ〜〜〜」とほら貝 みたいな音が鳴り響いているが、そんなこともかまわず、楽しい宴は続く(^−^)。 |
↓↓↓
ほうほうの体で下山 |
翌日も、天候の回復の兆しはありません。稜線を吹荒れる風は、台風中継を 地でいけるくらい。。。外でのトイレも、向きを考えないと自前ウォシュレットに なってしまいます(汗)。 とにかくすごい風・風・風。ストックにしがみつくようにして、あおられながら大石山 の分岐を目指します。レインハットやらザックカバーやらを風にさらわれたメンバー もいました。 時折、強風で笹にビダーッと倒れこんだまま立てなくなる一幕もあり、冷や汗を かきましたが、気温がそれほど低くならなかったのと、稜線が広かったのとに だいぶ助けられました。足の松尾根では、急に風が止みほっとしたものの、今度 は雨が本降りになりました。「ほうほうの体」ってこういう時に使うのかも、なんて 思いながら下山すると、ステキなブナ林が優しく迎えてくれました(登りではたい して見てなかった)。 大変な思いをしたものの、楽しいお仲間との山歩きは今回も最高でした(^-^)。 ちょうど、端境期だったようで、残念ながらそれほど多くの花は見られません でしたが、お目当てのヒメサユリが見頃だったので満足・満足です。 このヒメサユリ、見た目は可憐な花なのですが、翌日の暴風雨にも負けず に花を咲かせていたのにはビックリ仰天(^^;。「健気だわー」と思いつつ 「しぶといやつらめー」とストックにすがりつきながら思ったりして(^^;。 〜Fin.〜 |