金時山〜矢倉岳'02
〜富士山の展望で人気の2つの山を結ぶ〜


日程 2002年3月24日 ( 晴れのち曇
山域 箱根(神奈川県)
形式 電車+バス利用:日帰り一般コース縦走
メンバー JO
行程 小田原駅−金時登山口−矢倉沢峠−金時山−足柄峠−矢倉岳−21世紀の森?−洒水の滝−山北駅
駐車 足柄峠に約20台ほか
参考HP 箱根登山鉄道HP ごてんば線ネット
コメント 富士山の展望が’売り’の2つの山を結ぶコース。山頂はどちらもの〜んびりしたくなる



   
前週、小田原の「御幸ノ浜〜明神ヶ岳〜矢倉沢峠」と歩いた続きが
      気になり、矢倉沢峠から金時山に登ることにした。欲張りな私はそ
      のまま足柄峠を経由して、金時山と同じく富士山の展望が素晴ら
      しい矢倉岳まで歩くことに決定!


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   小田原からバスで「仙石」まで向かう。別荘や会社の保養所が並ぶ
      仙石原から入山。矢倉沢峠まで一気に急坂を登る。矢倉沢峠のうぐ
      いす茶屋はまだ閉まっていた。薄手のフリースをザックにしまい、すぐ
      に金時山へと向かう。

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                   [矢倉沢峠から;前週歩いた明神ヶ岳方面]

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  笹に遮られていた展望も、高度を上げるに従い、噴煙上げる大涌谷や
      強羅の町並が振り返る度に目に飛び込む。やがて芦ノ湖も姿を現す\(^o^)/。

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                      [山頂から見た強羅・芦ノ湖方面]
                            ※芦ノ湖見えるの分かるかな〜

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     徐々に石がゴロゴロしだし、ハイカーに注意を促す看板も立てられている。
        なめらかな稜線を持つ箱根外輪山の中でにょっきり自己主張していた
        金時山は、確かに少し険しさがある。金時神社への分岐を過ぎると更に
        岩が増え、手を使う場面も。無積雪期は神経質になることはないけれど
        子供連れのかたは注意を払うにこしたことはない。

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     軽く息が上がる頃、山頂に到着。箱根外輪山に囲まれ、噴煙を上げる
       大涌谷を抱えた箱根山とその懐の強羅の町、芦ノ湖のパノラマが目に
       飛び込む。「富士山は!!??」とその方向を見ると今まさにガスの中
       に姿を隠したところだった。「遅かったね〜」と近くの登山者にひやかさ
       れる。くくく・・・(T-T)。

              
                   [富士山頂は雲の中  とほほ・・・]

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       写真撮影用のマサカリや金太郎のモニュメントがのった道標が
          あったり、何かとお茶目な山頂をあとにし、足柄峠まで一気に
          降りる。こちらの斜面も急でトラロープが張られている箇所もある。
    
         
           ↑山頂標識の脇にマサカリが・・・             ↑道標にも金太郎の姿


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       林道終点まで降りると平坦でのんびり気分で歩ける明るい道。
         足柄峠の売店で使いきりカメラを買い足す。まだまだ遠くに
         見えるが、売店のおばちゃんいわく「1時間で行けるわよ」。
         半信半疑で足柄万葉公園経由で矢倉岳へ向かう。

               
                      ↑足柄峠からの矢倉岳
                            あそこまで1時間で行けるの!?


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        矢倉岳直下の分岐まではほぼ平坦な道。途中、養護学校の
           遠足のらしきグループとすれちがう。「奇麗だねー」「緑が気持
           ちいいねぇ」と素直に山を楽しんでいる様子が嬉しい反面、自分
           が山の良さに慣れてしまい感動が薄れてしまっていることに
           気づかされる。「良くも悪くも、山に慣れてきてしまったなぁ・・・」

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        山伏平の分岐からは階段も現れ、三角おにぎりみたいな矢倉岳
          の頂上まではほぼ直登を強いられる。やっとこさカヤトの広々とした
          山頂に到着したときは足柄峠からちょうど1時間たったところだった。
          「あー、売店のおばちゃんの言ったとおりだったなぁ。」
          2回にわけて自分が歩いてきた稜線がはっきり見えて嬉しくなる。
          にょっきりした金時山も遠く見える。あそこを越えてきたんだなぁ。

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       ↑広々とした山頂                ↑さっきまでいた金時山があんなに遠くに・・・
      
  晴れていたら大きな富士山が見えるのに・・

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     矢倉岳からは再び山伏平へ戻り、21世紀の森を通り洒水の滝へ
        向かう。21世紀の森の中の遊歩道(?)は25000図にも載っていず、
        また園内の絵図も漫画チックで頼りにならないので困りもの。
        「洒水の滝」と書かれた道標を頼りに歩くものの心もとない。
 
        しばらく植林帯を下っていくと山北の町並を見下ろせるようになり、
        木々の切れ間に洒水の滝が見え道があっていたことにほっとする。
        あとは走るようにしてさらに下っていき、洒水の滝も近くなると急に
        観光客や売店が現れ観光地の様相となる。

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       三段合わせて落差114メートルの洒水の滝は、日本の滝百選に
          選ばれているだけあって見ごたえもあった。
 
                    

       JR山北駅まで歩いて行くと、線路沿いの桜がちょうど満開
          (この年は開花がかなり早かった)で、三脚を立てた
          写真愛好家がズラリ。思いがけず花見もでき、盛りだくさんの
          1日となった。

  

↓↓↓

* * *おたのしみ* * *

                    ◆◆洒水の滝・観光◆◆

          (日本の滝百選) (全国名水百選)
          参考HP(山北町のページ)


                  ◆◆ 山北駅前の桜並木 ◆◆

          参考HP(山北町のページ)

                


     山行記録[年別/地域別/季節別]