上越国境:万太郎本谷'04
〜おなかいっぱい大満足 沢登り〜

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日程 2004年7月31日()〜8月1日(
地域 上越国境
形式 沢登り
メンバー 沢仙人Y氏、おかちん、ウエ、トシ、ひこ、ゴーヤーマン、Miki、JO (計8名)
行程 7/30 千葉=土樽駅(前泊)
7/31吾策新道入口06:50(入渓)−関越トンネル換気口08:00−オキドウキョウのトロ場08:45−一ノ滝12:00−二ノ滝14:15−幕場15:00
8/1 幕場06:45−三ノ滝07:00/08:50−稜線12:10−肩ノ小屋12:15−谷川岳山頂(トマの耳)13:00−一ノ倉岳13:45−茂倉岳14:40−(茂倉新道)−茂倉新道入口16:50?
駐車場 吾策新道入口(5台くらい)、茂倉新道入口(50台くらい?)    いずれも水・トイレ無
温泉 鳥井原温泉・ハーブの湯 観光協会HP
  ◆新潟県湯沢町大字土樽743-4  ◆Tel:0257-87-3456
    ◆600円(子供300円)     ◆シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤーあり


   
           
 ◆◆ アプローチ ◆

   お盆の沢行きのための修行第三弾。
        (第一弾→鶏冠谷左俣、第二弾→丹波川本流)。
      今回は、奇麗なナメと豪快な滝をもつ上越の名渓、万太郎本谷。
      ガイドブックを見ると4級の滝があったり、「5.10の瞬間的クライムング
      が楽しめる」とか書かれていたり、私の実力では正直不安もあった(-_-;)。

       前夜、千葉県を出発。土樽駅で仮眠。待合室は小さいけれど、通路や
      ホーム等でも寝られる。他にも万太郎を遡行するというパーティーもいた。


↓↓↓
   
               ◆◆ 1日目◆◆


     7/31:吾策新道入口06:50(入渓)−関越トンネル換気口08:00−オキドウキョウのトロ場08:45
           −一ノ滝
12:00−二ノ滝14:15−幕場15:00


  翌朝、台風が本州南岸をうろついていて天候も気になるがまだ雨は降って
    いなかった。最初に、下山地となる茂倉新道入口にトシちゃん号をデポし、
    ひこさん号に全員乗り込み入渓点を目指す。林道はまだ奥に続いていそう
    だったが、吾策新道入口に車を置き入渓。



   ちょっとした徒渉を繰り返すとやがてナメが広がる。ガイドブックによく
      載っている風景。晴れていたらさぞかし奇麗だろう。残念に思いながら
      も一応写真を撮る。

            



   そのうち釜のある5メートルの滝。登るなら左側からだけど取り付きが
      少しさらし場っぽくなっているので私はパスして右側から巻く。また川原
      になり、関越トンネルの換気口が見えるところで休憩。雨は依然として
      降ったり止んだり。

            



    やがて、スダレ状のオキドウキョウ沢が流れてくるあたりがオキドウ
      キョウのトロと呼ばれる淵。ひこさんは早々に高巻き、他の7人で淵に
      入る。左側からへつり淵が狭くなったところで反対岸のほうへジャンプ
      +泳ぐ。それ自体は難しくないけれど2mくらいの滝の落ち口がつるつる
      で登れないのでトシちゃんに押してもらう。
      次の淵は沢仙人Y氏にロープを出してもらい、少し藪をつっきり、高巻い
      たひこさんと合流。うーん、楽しい!

                  
                      [オキドウキョウの淵]



    ミニ・ゴルジュの奥にかかる5mの滝は巻くことに。川床に下りる斜面が
      ぐずぐずしていて泣けてくる。高巻嫌いじゃーって泣いてる場合じゃない。
      これはその後の一ノ滝高巻の序章でしかなかったのだから。



    そのあとも西沢渓谷みたいな釜がある小滝が連続して楽しかった。
      4〜5mの滝も私には手ごわく感じ、お助けひもを何回か出してもらった。
      ありがたいありがたい!ツリンツリンの岩でへっぴり腰になってると、
      ウエちゃんが「もしかして進退窮まってる?」とニヤニヤ笑っくる。ぐぞぉ。

     
                   [ 跳んだりへつったり〜〜 ]



    やがて滝の落水の音が響き、一ノ滝が現れる。落差もあって圧倒
      される。じーっと見つめるY氏。結局、高巻くことになったが、これがまた
      きついったら無い(ToT)。

                
                          [ 一ノ滝 ]



    高巻くために滝の手前右側に取り付く。水が滴る程度の涸れ沢
      みたいなところを登って行くとあれよあれよというまに、川床が小さく
      見えるくらい高〜いところまで登っていき、それにつれて足元もおぼつ
      かなくホールドもどんどん細かくなっていく。泣きが入っているところに
      上から下ろされるロープ。あああ、、、、ありがたい。まじで泣けました・・・(;_;)。

   途中からトラバースし藪の中につっこむ。シャクナゲやらをかき分けて行く
     と突然激痛が腕を襲う。見たことも無い虫がいた。「痛い!」驚いて振り払う
     と後ろにいたひこさんもやられたようだ。「しびれてるみたい、絶対やばいよ!」
     とひこさん、おどかさないでくりー(;_;)。その後は急な斜面を木にしがみつき
     ながら降りる。恐い思いをしたけれど、絶妙のルート取りのY氏とウエ氏に
     感謝する。




    川床に降りるとくたくた。足に力が入らないので、小滝を登る時も手の力
     に頼ってしまい、翌日ひどい筋肉痛になってしまった。10mの二ノ滝は右側
     から楽に登れた。

   
           [ 二ノ滝 ]                    [ 幕場はどこじゃ〜 ]



    ここから三ノ滝との間に幕場を見つけなければいけない。左岸側に良い
      場所を見つけ、ひとまずキープ。Y氏とゴーヤーマンが上流に偵察に行って
      くれたが、結局そこに幕とする。強風にあおられ焚き火の煙に翻弄されな
      がらも楽しい宴が開催された。

                
                     [ 焚き火にかざされる肴 ]
 



    幕場は8人にはちょっと狭め。良い場所を確保するのは早く寝たもん勝ち!
      眠くなった順に寝床に入り、残るはY氏とトシちゃんだけ。23時を回るとジン
      を空け酔っ払い状態のトシちゃんが登場。自分らが寝るスペースが少なくて
      しきりに「弱肉強食だっ!」と叫ぶトシちゃん。
      あげくの果てに「お前は誰だ!?」と端に寝ていたおかちんの顔をピカピカ
      ヘッドランプで照らしている。「触らぬ神に・・・」で寝た振りをしていたが、
      おかちんの「やかましい!」のシャウト三連発にこらえ切れず吹き出してしまい、
      「うるさいぞ!酔っ払い!」とツッコミを入れてみる。

      案の定、トシ氏は「なんだとー!」とあばれまくる。彼が翌日二日酔いに
      なっていたのは言うまでもない。ち〜ん。


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