上越国境:万太郎本谷'04

〜おなかいっぱい大満足 沢登り〜

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               ◆◆ 2日目◆◆


      8/1: 幕場06:45−三ノ滝07:00/08:50−稜線12:10−肩ノ小屋12:15−谷川岳山頂(トマの耳)
             13:00
−一ノ倉岳13:45−茂倉岳14:40−(茂倉新道)−茂倉新道入口16:50?


     一晩中吹き荒れた風も、翌朝には弱くなっていた。出発してすぐに
      二段に分かれている三ノ滝が現れる。下段は水流の右側を沢仙人Y氏
      にリードしてもらう。下部がかぶり気味。私は一本目のランニングのところ
      のシュリンゲをちょんぼして掴まりのっこした(^-^;。見た目よりはホールド
      がある。

      



     上段はガイドブックでは滝の左側を行くとあったが、前のパーティー
       と同じく滝の右側の割れ目を登る。先行パーティーは藪の淵についた後
       も時間がかかっている。そこも厳しいのかしら。トップのY氏が登り初め
       ると、後続のベテランらしきパーティーのリーダーが「もっと上まで登った
       ほうが楽だ」と声をかけてくれたので、その通りにして先行パーティーよ
       りも上部より藪に突っ込むことにする。


     登り初めてしばらくすると、私達が登りきるのを待ちきれないパーティー
       の1つが滝の直登を始める。私が登っているとドスンと大きな音がした。
       落石かと思いきや、そのパーティーのトップが落ちた音だったらしい。
       途中のピンも抜け、7mくらい落ちたものの、ザックがクッションになって
       無傷だったうえに「やっぱり無理があった」と冷静に言ってのけたらしい。
       恐るべし。


     藪を抜け、滝の上の川床に降りると、沢幅は一気に狭くなった、ウエち 
       ゃんが「やっといつも行く沢みたくなった」と言う。確かに・・・。
       その後はひたすら二俣の右側を行く。あっけないほどに水流が消え、
       あわてて水を補給する。そこから先はお花畑のど真ん中を稜線までつめる。
       急坂は苦しかったが藪こぎもなく登山道に出た。ガスで展望は無いが
       時折うっすらと肩ノ小屋が見えるので頑張ってそこまで行き、がっちり
       遡行終了の握手を交わす。


     Mikiさんが「2日かかってやっとここまで来られた」と感慨深げに言った。
       激しく同感・・・。でも、ここからが正念場。茂倉新道経由での下山はけっこ
       う長い。ロープウェイを使って下山するであろうハイカーがわんさかいたが
       彼らがちょっとうらやましい。トマの耳〜一ノ倉岳は良く歩かれていて岩が
       つるんつるん。ビブラムソールの靴を持って来て良かったかも。

                


     徐々に展望が出てきて、一ノ倉の絶壁を見下ろしたり、遡行して
       きた谷を望んだりと、笹の稜線歩きを楽しめるようになってきた。

            


      でも、矢場ノ頭を過ぎて木の根っ子で歩きづらい樹林帯に突入すると
      口数がいっきに減った。急坂の下降で足もガクガク。駐車場に戻ると
      「もうおなか一杯、ごちそうさま」状態だった。
      あんなに恐い思いをし、すんごい筋肉痛になったけれど、でもまた沢に
      行きたくなっちゃうのが不思議。パーティーの皆さん、どうもありがとう
      ございましたm(__)m。相変わらず、登れない・歩けない・担げないの
      へたれだけんど、またお相手してください。

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* * *おたのしみ* * *

     鳥井原温泉・ハーブの湯 観光協会HP
   
      ・食堂は無いシンプルな施設だけど、ハーブに囲まれた広い
       露天風呂が気持ちがいい。夏は穴場かも。
        評価:★★★●☆(星三つ半独断と偏見ですm(__)m)

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         施設データ
              ◆新潟県湯沢町大字土樽743-4  ◆Tel:0257-87-3456
                 ◆600円(子供300円)
                 ◆シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤーあり

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  山行記録[年別/地域別/季節別]