尾瀬ヶ原'04  
〜ナルミズ沢転じて・・・〜


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日程 2004年10月22日(金)夜行〜24日(日)
地域 尾瀬
形式 一般登山道ハイキング
メンバー Dさん、Kさん、Chifuさん、JO (計4名)
行程 10/22自宅=水上IC=土合駅12:30(仮眠)
10/23:土合駅=白毛門登山口07:30〜(東黒沢遡行)〜ハナゲの滝上08:25・・・往復
     白毛門登山口
09:30頃?=(車で移動)=尾瀬鳩待峠12:00?〜山ノ鼻13:00(幕営・周辺散策)
10/24:山ノ鼻06:30〜竜宮十字路08:50〜見晴09:40〜竜宮〜ヨッピ橋10:55〜牛首
       〜山ノ鼻(テント撤収)
12:30〜鳩待峠13:15
駐車場 鳩待峠(有料2500円)・・・146台(注・・・例年5月中旬〜10月中旬まで週末を中心にマイカーは入れません)
参考HP 片品村観光協会(鳩待峠の道路規制etc.) 、 尾瀬保護財団のHP
温泉 花の駅・片品 花咲の湯 ◆群馬県利根郡片品村花咲1113 ◆TEL:0278-20-7111
◆10:00〜21:00(11月〜3月は20時まで)  ◆毎月第2・第4水曜日休館、 ◆500円(3時間まで)


                   *** アプローチ ***
       
      国へ続く草原と言われるツメをもつナルミズ沢に行くことになった。この時期、
      草紅葉が素晴らしいだろうな〜と期待満々。前に行った時は宝川温泉から入っ
      たけれど、今回は白毛門の登山口から東黒沢を遡行し、尾根を越え、ウツボギ沢
      を下降しナルミズ沢に入るつもりだった。

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      合駅へJOカーを走らせる。水上ICを出て最初(で最後)のコンビニでビールを
      買い足し駅に行くと、もう他の3人は宴会も終了モード。私の寝酒につきあって
      もらい、翌朝に備え就寝。雨もしとしと降っていて、翌日の水量が気になった。

↓↓↓


                          1日目


           10/23:土合駅=白毛門登山口07:30〜(東黒沢遡行)〜ハナゲの滝上08:25・・・往復
               白毛門登山口
09:30頃?=(車で移動)=尾瀬鳩待峠12:00?〜山ノ鼻13:00(幕営・周辺散策)


        、雨は小雨になっていて雲の切れ間から青空がのぞき始めていたので
        天気は回復すると目論んで決行。白毛門の登山口に車を置き、出発。
        ヤマケイの「上信越の谷105ルート」内の97年の記録では、左岸の踏み跡を
        使って堰堤上部から入渓するとあったが、白毛門の登山道を橋を渡ってから
        5分ほど行き、登山道が沢から離れるところを直進する踏み跡をたどり入渓した。

 
                 
                             紅葉が奇麗

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        麗なナメ状の小滝に喜びながらも、台風が行ったばかりで水量も多目。
        ちょっとした徒渉にもおっかなびっくり。やがて現れたハナゲの滝も、
        ハナゲというより鼻血ブーの滝だな。水しぶきもすごく迫力満点。
        水流の左を登り、落ち口手前で藪に入り巻く。

             
                            ハナゲの滝(20m)
 
        局、ハナゲの滝を越えたあたりで撤退することにした。
        水量が多く、狭い川床を洗うように勢い良く水が流れていて、ちょんぼ
        したら、ちと洒落にならんなという状態だった。
        ハナゲの滝の下降には巻き道をつかったけれど、これがまた登山道ばりに
        よく踏まれた道。沢を戻る時に、一度、お助け紐を出してもらったけれど、
        途中から、これまた良く踏まれた巻き道を発見。ハナゲの滝と白毛門登山口
        までの道のほとんどに奇麗な道があったので「ハナゲの滝遊歩道でもあった
        のかいな」と頭をひねった。
 
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        山して「さーて、これからどうすんべ」と駐車場で思案し、先週、Dさんが
        行ってた尾瀬に転進することになった。水上〜鳩待峠までの道は紅葉
        まっさかり。ミニ奥入瀬渓流みたいな奇麗な沢沿いの道をよそ見運転せず
        に走るのはつらかった(^^;。

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        ょうど、鳩待峠までのマイカー規制が解除されていたが、峠の駐車場
        (@2,500円)は満杯。しかたなく路駐する。尾瀬はChifuさんが30年ぶり、
        Kさんは20年ぶり、私はというと10年ぶり。そして、Dさんは1週間ぶり。
        そうかー、あれから10年たっちゃったのね・・・・と軽いショック(T_T)。

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        待峠からテケテケ階段をおり、途中の水場で水筒を満たしテン場となる
        山ノ鼻へ向かう。山ノ鼻は小屋閉めのあとで、給水施設も使えなくなって
        いた。公衆トイレはまだ使えたけど、それも11月初旬の尾瀬中の小屋が
        全て閉まり、橋の踏み板もはずされる頃には、トイレも使えなくなるらしい。


    
                        テントを張ったあとは、湿原散歩

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        が冷たく、時雨も降ってきたので、早々にテントにひきあげ宴会開始。
        この日は他に5〜8張り程度のテントが。ツェルトの人もいたけどさすがに
        寒そう。夕方には雨も上がり、空には星がピカピカ輝きだした。
          
               
                     

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        15時から夕飯を食べ始め、17時を回ると宴会もまったりムード。
        シーズンオフの尾瀬はキンと凍てつきとても静か。その静寂を打ち破る
        山鳴りが突然、尾瀬ヶ原に響き渡り、4人で「なに?」と顔を見合わせた
        瞬間、大地が揺れ動いた。新潟中越地震だ。
        ボキャブラリーが貧困な私は「お相撲さんが100人木道を走ってきたような音」
        って比喩表現しかできない。だけんど、本当に湿原を大地のうなりが
        「走り抜けた」ようなかんじがした。まったく生まれて初めての感覚だった。

        その後も余震が絶えず、トイレに行くためにテントを出るのも嫌だった。
        被災地のかたは、いったいどんな思いで夜を過ごしたのだろうか・・・。
        
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