上信越国境:苗場〜佐武流山〜白砂山'06春
〜尾根は続くよ どこまでも〜


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日程 2006年5月4日夜〜5月7日
形式 残雪期:縦走
メンバー 山の会2名(bann、JO)
行程 5/5 ロープウェイ上(07:30)→かぐらゴンドラ下(08:15)→かぐらゴンドラ上(08:35)→第5リフト上(10:05-10:20)→神楽峰(11:00-11:15)→苗場山・遊仙閣(14:15-14:45)→湿原中間点(15:15)
5/6 幕営地(05:35)→赤倉山(07:35-07:45)→ナラズ山南端(09:15-09:40)→鞍部(10:40-10:55)→佐部流山(12:45-13:45)→赤トイ山(14:45-15:00)→沖西ノ沢の頭(16:05)
5/7 幕営地(05:45)→白砂山(07:30-07:45)→堂岩山(09:15-09:25)→1802m(11:15-11:25)→地蔵峠(11:50-12:00)→野反湖(13:45)
温泉 応徳温泉 くつろぎの湯(道の駅六合に併設)
        ◆400円   ◆群馬県吾妻郡六合村小雨21-1    TEL(0279)95-3241



                 ◆アプローチ◆

       んやかんやで、最終的なメンバーが決まったのが山行直前。期待も不安
        も入り混じった中での出発となった。記録的な豪雪となった秋山郷のわきを
        かすめるルートだけに、残雪の状況が心配だった。


        ---------------------------------◇◆◇--------------

       22時台の最終の新幹線で越後湯沢駅に到着。いつもの駐車場で前泊。
        東京駅でも越後湯沢でもビールを買いそびれ、山に担いでいくつもりの
        チビビールに手を出し前夜祭。



                         ***1日目***

    
      5/5  ロープウェイ上(07:30)→かぐらゴンドラ下(08:15)→かぐらゴンドラ上(08:35)→
        第5リフト上(10:05-10:20)→神楽峰(11:00-11:15)→苗場山・遊仙閣(14:15-14:45)
        →湿原中間点(15:15)



     

      ぐらみつまたスキー場まで移動(タクシー2,690)。7時半のロープウェイの
       運行開始に合わせたつもりが、いつもより早く動いていた。切符売り場の脇の
       ポストに登山届を出し、ロープウェイに乗車。派手な格好のボーダーやスキーヤ
       ーの中で登山者2人は浮きまくる。



      山者はリフトに乗れないのでゲレンデ内はテクテク歩く。ゴンドラは使えるから
       楽々・・・のつもりだったのに、ゲレンデの急斜面はきつい!


            
                   リフトいいな〜  私も乗せてくりー


       ----------◇◆◇-------------------------------------

       5リフト上からは山スキーヤーと登山者の世界。スキーヤーを横目に、
        神楽ヶ峰への尾根を歩く。ここから下山まで1人の登山者とも会わなかった。


            
                 第5リフトからテクテク  だんだん下界が遠ざかる


         ---------------------------------◇◆◇--------------
 

        楽ヶ峰からはドドーンと苗場山が見える。苗場への最後の急登は、
         てっきり際どい雪のついたイヤらしいやせ尾根なってるものかと思いきや、
        意外にも夏道がかなり出てるように遠目では見えた。「こりゃ、楽勝かな。」

                 
                      神楽ヶ峰から見た苗場山
                           うーむ。あそこ登るのかぁ・・・・。
 
             
                  おっと。案外夏道が出てるのね。



        回の山行で、雷清水からの登り返しの尾根を一番心配していたので、
         いっきに気分が楽になった。しかーしそうは問屋が下ろさない。

        道は雪で覆われているものの、下を雪解け水が流れ、
         すかすか状態+踏み抜きの嵐なので、しかたなく脇を歩いたり、踏む抜い
         て体力を消耗したりと、疲れることこのうえない。


      最
後の急登も、結局、急斜の藪に突入。半分、猿と化し、木登りする羽目
          になった。急登にあえぎながら最後の雪面を登りきると、眼前にいきなり
          一面の苗場山頂湿原が広がった。

            
                      おおおーーーーーーっ!!!
 

         っ白な雪原の中に針葉樹が点在する、モノクロームの世界。
            「これこれ!これが見たかったんだよー」と感涙に咽ぶ。


            
                       わーーーーい!! 
                        広〜い湿原には他に誰もいない


            


         は多いが、遊仙閣の屋根は見えていた。自然交流センターも軒下まで
          雪が融けていて、広い山頂湿原の目印になっていた。遊仙閣の前で、
          大展望を楽しんだ後、明日の行程の出発点となる、赤倉山への尾根の乗
          り口を確認しがてら幕営地をさがす。結局、龍ノ峰の南東あたりに幕営し、
          静かな湿原の夜を過ごした。

                 風も無く、ただただ静かだった。


             
                   湿原は貸切状態。贅沢な幕営地。うれしい〜〜

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