韮崎1055=みずがき山荘1215/1230〜信州峠1430/1445〜カヤトの原1535幕営
10:55発の北杜市民バスに乗るつもりで韮崎駅に行く。今日は人がいなくなる
のを見計らって、横尾山手前のカヤトの原で泊まるつもりだったから、3時間の
車道歩きを合わせても、あまり早く着きすぎてもしょうがないしと、ゆっくり出発。
本当は北杜市民バスにつもりが、韮崎駅に着くと、みずがき山荘に直通の
山梨峡北交通のバスが停まっていた。あれー、私が調べたのは古い情報だったの
かなと思いつつ、直通のバスに乗車。運転手さんが観光案内をしてくれながら
みずがき山荘までのんびりバス旅。
韮崎駅を出ると、すぐ目の前を市民バスが走っていた。そっちも運行されてたんだ。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
中途半端な時間だからか終点まで乗っていたのは私だけ。
バスを降りるとき、運転手さんにアイゼンを持っているか聞かれた。
アイゼン。持っていないぞ。瑞牆山に登るわけじゃないけれど、先週、三つ峠で
なごり雪を踏みしめ歩いたので、ちょっと心配になった(結局、雪は無かった)。
途中で水場が無いので、行動と炊事の水をあわせて3.5リットル担ぐ。
山荘からはアスファルトの道を信州峠までひたすら歩く。
みずがき山荘を出発 まだ木々の緑は若い
ヤマブキ? ここから信州峠まではひたすら登り
山道ならいいけど、アスファルトだと
なぜかきつさも1.5倍に感じる。。。
ギザギザした瑞牆山(左)と雪を抱いた金峰山(右) なんの花?
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
2時間くらいで信州峠に到着。山と高原地図を参考に3時間は覚悟していたの
で、ほっとした。途中、コシアブラかなにかを取ってる地元の車を見かける。
私もとろうかと思ったけど、下山まで持ち歩くのもな。。。とあきらめる。
道路わきの階段から登山道へ 信州峠のわきに「長野県」の看板が
登山道入り口の駐車スペース
ここから長野県よりに行ったところにも何台分かのスペースあり
パンをほおばり出発の準備をしてると、下山してきたご夫婦が話しかけて
くれた。この方たちは福井出身だったのだけれど、八ヶ岳の山麓が気に入って
甲斐大泉と甲斐小泉のあいだらへんに移住したんだとか。
「横尾山はいつきても、花が咲いてないってことが無くてとても良い山」と
言ってくれた。私も、2度目だけれど、この山が好きなので、嬉しくなった。
スミレちゃんたち
もう少ししたら、レンゲツツジとか、スズランとかがたくさん咲く。
こじんまりしてるけど、横尾山はホントいい山だと思う。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
信州峠から登山道に入ると、スミレがたくさん咲いている中を登山道がのびている。
途中、急登を交えながら、ひと登り。最後の下山者のおじさんとすれ違う。上で泊まる
というと、一人で泊まるの、自分は怖くてようせんわ、と呆れ顔。
私も怖いよぉ。特に樹林の中の単独テント泊はとても怖くて、できればしたくない。
動物のテリトリーに踏み込ませてもらってるくせに、動物の気配がなんともいえず
こわいのだ。フライがざわめく音や、地面がギュ〜ッと鳴る音でさえ怖くなる。
歩きながら、自分の息遣いにまざってゴロゴロと雷が遠くで鳴るのが聞こえる。
ひと登りでカヤトの原に到着。今日はここまで。
原っぱのはじっこに今日はお邪魔する。鹿が1頭遊びに来たあとは雨が降り出し、
テントを打つ雨音だけが響く一夜となりました。
こういうカヤトの原のテント泊なら、森の中ほど怖くない。ラジオを聴きながら、
ゴローンとテントライフを楽しむ。。。。そして夢の中。。。。。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
つぎのページへ
|