横尾山〜飯盛山
〜平成人力の旅 奥秩父と八ヶ岳を結び山旅〜

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日程 2008年5月17日(土)〜18日(日)
山域 奥秩父西端(山梨県)
形式 テント泊縦走(一部破線ルート)
メンバー JO
行程 5/17 韮崎1055=みずがき山荘1215/1230〜信州峠1430/1445〜カヤトの原1535幕営
5/18 幕営地0620〜横尾山0645/0700〜豆腐岩0730〜木賊ノ頭0745/0755〜道迷い(ToT)〜木賊ノ頭0925/09301000/1015〜飯盛山1215/1230〜清里1350
参考HP 韮崎〜みずがき山荘のバスは2000円でした。
山梨峡北交通/茅ヶ岳・みずがき田園バス)
北杜市民バスも同区間を走っていますが、塩川バス停で乗り換えが必要です。


   
           
 ◆◆ アプローチ ◆
           
       「平成人力の旅」も太平洋から奥秩父までつながった。今回は奥秩父から八ヶ岳
        をつなぐべく、みずがき山荘から横尾山、飯盛山、清里駅をつなぐルートを歩くこ
        とにした。このルート、横尾山と飯盛山のあいだは、最新の山と高原地図では
        破線ルートまで昇格し、コースタイムも書かれるようになったものの水場も無いし、
        日帰りで駆け抜ける人が多いようだ。
   
       今回はみずがき山荘〜信州峠の車道歩きも合わせて歩いてみたかったので、
       テント背負っての1泊山行とすることにした。久々のテント装備は重い〜。
       テント山行は12月の谷川雪訓以来。それもほとんどベース型だったので、ちゃんと
       縦走したのは10月の日光白根〜皇海山の以来だ。。。
        

               


↓↓↓

* * * 5月17日 (1日目) * * *
   

         韮崎1055=みずがき山荘1215/1230〜信州峠1430/1445〜カヤトの原1535幕営


            

   10:55発の北杜市民バスに乗るつもりで韮崎駅に行く。今日は人がいなくなる
      のを見計らって、横尾山手前のカヤトの原で泊まるつもりだったから、3時間の
      車道歩きを合わせても、あまり早く着きすぎてもしょうがないしと、ゆっくり出発。

      
      本当は北杜市民バスにつもりが、韮崎駅に着くと、みずがき山荘に直通の
       山梨峡北交通のバスが停まっていた。あれー、私が調べたのは古い情報だったの
      かなと思いつつ、直通のバスに乗車。運転手さんが観光案内をしてくれながら
      みずがき山荘までのんびりバス旅。
      韮崎駅を出ると、すぐ目の前を市民バスが走っていた。そっちも運行されてたんだ。


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     中途半端な時間だからか終点まで乗っていたのは私だけ。
        バスを降りるとき、運転手さんにアイゼンを持っているか聞かれた。
        アイゼン。持っていないぞ。瑞牆山に登るわけじゃないけれど、先週、三つ峠で
        なごり雪を踏みしめ歩いたので、ちょっと心配になった(結局、雪は無かった)。
        


      途中で水場が無いので、行動と炊事の水をあわせて3.5リットル担ぐ。
       山荘からはアスファルトの道を信州峠までひたすら歩く。

  
      みずがき山荘を出発                       まだ木々の緑は若い


  
          ヤマブキ?                     ここから信州峠まではひたすら登り
                                       山道ならいいけど、アスファルトだと
                                        なぜかきつさも1.5倍に感じる。。。

  
  ギザギザした瑞牆山(左)と雪を抱いた金峰山(右)             なんの花?


        -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
      
     2時間くらいで信州峠に到着。山と高原地図を参考に3時間は覚悟していたの
       で、ほっとした。途中、コシアブラかなにかを取ってる地元の車を見かける。
       私もとろうかと思ったけど、下山まで持ち歩くのもな。。。とあきらめる。

   
       道路わきの階段から登山道へ            信州峠のわきに「長野県」の看板が


                  
                      登山道入り口の駐車スペース
                 ここから長野県よりに行ったところにも何台分かのスペースあり

        
      パンをほおばり出発の準備をしてると、下山してきたご夫婦が話しかけて
        くれた。この方たちは福井出身だったのだけれど、八ヶ岳の山麓が気に入って
        甲斐大泉と甲斐小泉のあいだらへんに移住したんだとか。
         「横尾山はいつきても、花が咲いてないってことが無くてとても良い山」と
        言ってくれた。私も、2度目だけれど、この山が好きなので、嬉しくなった。

  
                     スミレちゃんたち
           もう少ししたら、レンゲツツジとか、スズランとかがたくさん咲く。
            こじんまりしてるけど、横尾山はホントいい山だと思う。

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    信州峠から登山道に入ると、スミレがたくさん咲いている中を登山道がのびている。
       途中、急登を交えながら、ひと登り。最後の下山者のおじさんとすれ違う。上で泊まる
       というと、一人で泊まるの、自分は怖くてようせんわ、と呆れ顔。
       私も怖いよぉ。特に樹林の中の単独テント泊はとても怖くて、できればしたくない。
       動物のテリトリーに踏み込ませてもらってるくせに、動物の気配がなんともいえず
       こわいのだ。フライがざわめく音や、地面がギュ〜ッと鳴る音でさえ怖くなる。
       


       歩きながら、自分の息遣いにまざってゴロゴロと雷が遠くで鳴るのが聞こえる。
       ひと登りでカヤトの原に到着。今日はここまで。
       原っぱのはじっこに今日はお邪魔する。鹿が1頭遊びに来たあとは雨が降り出し、
       テントを打つ雨音だけが響く一夜となりました。
       こういうカヤトの原のテント泊なら、森の中ほど怖くない。ラジオを聴きながら、
       ゴローンとテントライフを楽しむ。。。。そして夢の中。。。。。
     

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