二王子岳'10 4月
〜 ガスガスの中、山頂へ 〜
日程 | 2010年4月18日(日) | |
山域 | 飯豊連峰前衛(新潟県下越地方) | |
形式 | 残雪期日帰りピストン | |
メンバー | いちごちゃん、JO | |
行程 | 駐車地点05:40〜二王子神社05:50〜一王子神社(三合目)06:53〜独標07:40〜二王子岳山頂(小屋で休憩)09:20/10:00〜油コボシの下10:27〜独標11:00〜一王子神社11:25〜二王子神社12:00〜駐車地点12:15 | |
駐車 | 二王子神社への林道途中に路駐 |
◆ アプローチ ◆ 「車中泊したいねぇ〜」 最近出てくる会話の一つでした。最近、お泊りの山はおろか、前泊で出かけ 朝イチから登り始める山行もしていない。車の中での入山祝いもご無沙汰です。 この時期行きたいルートの一つに「高知山〜二王子岳」が入っているが、視界が 悪いときには難しいだろうとずっと天気予報とにらめっこで機会をうかがっていた。 そんな折、「週末は晴れるらしい」と天気予報。これは「高知山〜二王子岳」に 行けるかな、久々の車中泊山行できるかなと、うきわく。 それが段々「日曜日は晴れるらしい」になり、しまいには「日曜日は午後から晴れる らしい」になった。 ということで、前泊山行はするものの、コースは二王子岳を往復することにした。 ----------------------------------◇◆◇------------- 17日(土)、夜のうちに駐車地点まで移動。集落を過ぎ、二王子神社方面へ 車を進める。先週は田んぼ周辺までしか車は入れなかったと聞いていたが 今週は「二王子神社まで10分」の看板の近くまで車で入れ、広めの路肩に 駐車。 路駐したすぐ先にこの看板が この看板の先は路上にも雪が残っていた ----------------------------------◇◆◇------------- 18日(日)、4時半起床。準備をしているとトムラウシの一件ですっかり有名に なったツアー会社のバス登場。月岡温泉で一泊し、早朝から登り始めるらしい。 バスに社名をバッチリ入れているが、いまやその名からはあまり良いイメージは 受けないから、消しちゃえばいいのになんて余計なことを思ってしまう(^_^;) 車の中で御飯を食べているとツアーのバスドライバーさんが「Uターンしたいから 車を移動させてくれる」だって。私達が出発してたらどうするつもりだったんだかと 思いつつ応じる。バスはそのまま駐車するのかと思いきや、一旦林道をくだって いった。 「これ以上、車が増えたらUターンもさらに難しくなるし、迎えにこれないんじゃな いかな〜」と心配をしたが、結局、後からLTQさんがこのバスの餌食になり同じく 車の移動をお願いされたと聞いた |
*** 山ん中 *** |
「二王子神社まであと10分」の標識の箇所から歩き始めた 二王子神社まで車が入れない時期に来るのは私は初めて。「二王子神社まで 10分」の標識から旧登拝路へ。赤い太鼓橋を渡り、ツルツル滑る石段を上がる と二王子神社。参拝し、登山者カードに書いてから入山。 まもなく先のツアー(20名近く?)に追いつき先行させてもらう。 まずは参拝 沢筋をえっちらおっちら登る ----------------------------------◇◆◇------------- 杉林を抜け、沢沿いに高度を上げ、急登に泣いているうちに一王子神社に 到着。軽く休憩してから再度出発。最初は新発田らしき町が見えていたが 徐々にガスの中に突入し、しまいにはエビの尻尾がびっしりついた4月半ばの 山とは思えない風景となる。 一王子の小屋 小屋の向こうに下界が見えた 独標まで来るとあたりはガスガスに ますますガスが濃くなる もぐもぐ -----------◇◆◇------------------------------------ 油コボシには新雪がかなりついていて、先行者は大変そうだ。急登を登りきっ たところで追いつき先頭を交替。(あとで先行者は須藤さんとわかる) 油コボシを過ぎるとガスはますます濃くなり、「コンパス&地図で方角の見当を つけ、GPSで再確認」の繰り返しで進む方角を定めながら登る。 クラストした斜面も出てきたあたり(八合目らへん」で須藤さんが「ココは雪面が 硬くてトレース がしっかりつかないので、後ろから来る単独の人を待つ」 「二本目の標識の竿まで斜上し、そこから少し左に方向が変わる」と教えてくれた。 地形も判別しにくいほどガスが濃く、2人だけなら怖くて途中で撤退したかもしれ なかったが、「分からなかったら、待っていて」の須藤さんの言葉に甘え先に進む。 再び、須藤さんと単独のかたが追いつき、4人で山頂到着。 真っ白でガスガス。風も強くて寒い〜。すぐに小屋に逃げ込む。 単独のかたは埼玉から来たそうな。せっかく遠くまで来たので絶景を見て帰って ほしかったな。 小屋に到着 ----------◇◆◇------------------------------------- 小屋で休憩していると後から数名が到着。「6合目でツアーをぬいた」 「もうじき来るんじゃないかな」とのことだったので、小屋がツアー客で満杯に なることを見越し、LTQさんの到着を待たずに下山することにした。 ガスガスの中、下山すると、後から登ってきていた峡彩山岳会のかたの小さく かわいいデフ棒が点々と斜面をつないでくれ心強かった。 団体さんとすれちがい、少しするとLTQさんが上がってきた。 この天気だし、小屋も団体さんで激混み状態だろうし・・・ということで一緒に 下山することにし、3人でテケテケ下る。 登りでは急坂に難儀した油コボシも、ここ数日の積雪でほどよくやわらかい雪 がのっていて、するする〜っと楽しく下れる。 LTQさんと一緒に下山する 油コボシをふりかえる 往路より格段に視界は良くなったので、天気が回復してきたのかと 山頂を振り返るも、相変わらずガスの中だったし、独標で休んでいると雪が ハラハラ降ってきた。今日いっぱいは不安定な天気のようで諦めが付いた。 山頂はガスの中 靴スキーであっというまに下っていく2人 ついていくのに必死で、以後の写真はナシ! 独標からも、LTQさんといちごちゃんは靴スキーでするする〜〜〜っと下って 行ってしまう。靴スキーができない私は「待て〜〜」と、ご主人を追いかける駄犬 と化し、デケデケデケー・・・・と頑張って下る。 ---------------------------------◇◆◇-------------- 一王子の小屋を過ぎ、再び沢筋の道をするする下る。ところどころ穴があいて いるので落ちないように気をつけながらテケテケ下山。 やがて土が出てグシャグシャ道に。転べば悲惨。転んでお尻ドロドロになって 「乗車拒否!」の角田山事件ふたたびは避けたい。 「自分の車にはブルーシートがある」とLTQさん。「お安くしときますよ〜」だって。 お金取るんかい!絶対転べない〜〜とへっぴり腰に更に力が入る。 ----------◇◆◇------------------------------------- 二王子神社近くの小沢でドロドロになった靴を洗い、車へ向かう。 ツルツルの石段は往路で心配したとおり、下りも強烈に滑り、ある意味 今日の核心部だった。さっき洗ったばかりの靴も再びドロドロになるころ ひょこっと林道に飛び出し今日の行程終了。 LTQさんとココでお別れ。またどこかのお山へご一緒しましょう〜〜!! ----------------------------------◇◆◇------------- <おまけ> 前から、私のデジカメの液晶は見えにくくて仕方ありませんでした。 晴れたりガスったりすると、ほとんど見えない状態だけどなんとか使っていました。 今回、山頂に居合わせたかたに写真撮影をお願いするも、やっぱり液晶が 見えにくい様子。「あてずっぽでいいですよ〜」と言い撮ってもらったのがこの2枚。 別にトリミングしたわけじゃないんだけど、どうしても真ん中に写ることはでき ませんでした もう3年くらい使ったし、そろそろ新しいデジカメに買い換えようかな〜と検討中。 次もやっぱり防水のコンパクトデジカメがいいなと、日々、価格ドットコムを眺めて ます。 一応人物は写ってます 2枚目に撮ってもらった写真 寒い中、ありがとうございました! |