飯豊連峰: おういんの尾根〜北股岳'10夏
◆ ブナにお花に温泉に・・・ きついけれどご褒美いっぱいのコース◆

1日目] [2日目

        
                       ◆◆ 2日目◆◆


          7/11: 梅花皮小屋06:25〜北股岳06:50〜中峰08:20〜滝見場09:40〜湯の平山荘12:00/12:40
                  〜掛留沢13:50〜加治川治水ダム14:40




     4時を回ると、周りのパーティーも起きはじめている。
        「満天の星が素晴らしかった」の声が、まだ寝袋から出られない私の耳にも届いた。
         「星!?」「ということは、今日のお天気は???」

         寝袋から飛び出ると、窓の外に大きく北股岳が見えた。わーい!




 

                     < 朝の風景 >


           またもや撮影はちゃん。私は寝袋から出られず・・・



           


           


           


               







         朝カレーを食べてから出発。圧力鍋で炊いた御飯はとっても美味しい〜。
            OTJさん、ごちそうさまでした。
           このあと、滝見場の下まで行動食を食べないで歩けたのは、おいしい御飯
           のおかげでしょう。(私はいつもは休憩のたびに何か食べてる




               
                      OTJさんに挨拶してから出発〜!



   
        今日は北股岳も見える                 梅花皮小屋をふりかえる 
                                           また来るよ〜






         北股岳にさしかかると、2人パーティーのかたとスライド。
           「有名なかたですよね?」と声をかけてくれた。
           私は昨日ブヨにさされた瞼がますます腫れあがり悲惨な状態。
           「やられましたね〜」などなど、少し言葉を交わす。
           下山後、タユイチさんたちだったと発覚。
           っと〜、もっとお話をしたかった〜。今度は、どこかの山小屋でバッタリ
           できることを期待してます
           

   
           うぉ〜〜〜〜                      いぇ〜〜〜〜い




            
                北股岳山頂から梅花皮岳、烏帽子岳方面。
                          奥は御西方面かな?



          
                北股岳山頂から門内岳方面
                    奥のほうにエブリのほうがチラリ


            
                 山頂わきに咲いてたシャクナゲ



          
                 これから下るおういんの尾根

          いちご:どこまで下るんだ?
          JO  :尾根をずーっと下って、ずーと下って、うっすら見えるあたりに
               ずどんと下るの。で、そのあと1時間あるいて、1時間林道を
               戻って・・・・・」

          まー、要はとっても長いってことです。

           1500mの標高差をじわじわ下げるので、私の場合、それほど体はきつく
           ないように感じたものの、徐々にジャブがきいてきて、鳥居峰からの急な
           下りでKO負けしました
 







         昨日のようにびしょ濡れになることを避け、雨具を着て中峰を目指します。
            (今日は、笹もそれほど濡れてなかったので、結局、途中で脱ぎました)


  
                 今日もヒメサユリに癒されながら往路を戻ります



  
   洗濯平のほうを見ると、早くも北股岳〜梅花皮は       また笹藪地帯を下ります
     ガスに隠されてしまいました



  
                                      中峰らへんに少しだけあった雪


   
      もぐもぐ・・・・。木に食べられちゃいました。         ぐんぐん下っていきます
          「火の用心」なのかな?


   
    降りてきた尾根を振り返る                  奥に見える緑の濃い部分が鳥居峰
       随分、下ってきたなー。                   








         時折、雨がぱらつくようになってきたものの、幸い雨具をきるほどでは
            ありません。鳥居峰のトラバースを慎重に通過し、いよいよ湯の平温泉
            までの、急な下りが始まります。


           2008年あたりにやっていた秘湯番組で、田中健が梶川尾根〜北股岳〜
           おういんの尾根〜湯の平温泉と歩いています。
   
           その番組では、鳥居峰からの下りを「標高差300mの崖を鎖1本を
           頼りにほぼ垂直に降りていく難所中の難所」と紹介しています。
           
            テレビを見ながら、「んな大げさな」と思いましたが、いざ自分が下ってみると、
            確かに、そのぐらい鬼気迫る状況に自分も追い込まれてしまいました。

            久々の長い距離の山行きで足にキテます。
            ヒザぷるぷるで、踏ん張りがきかないので、段差が大きなところは、
            お尻をついたりしながら、よろりよろりとやっとやっとでおりていきました



                  
                    長い鉄ハシゴの下り。
               写真だとよく分からないけれど、一応、 垂直ハシゴ
                





                  
                そして、小屋の前にぴょこんと飛び出しました。ふぃ〜〜。
                  








         湯の平温泉で、下りの疲れを癒してから再び出発。
            もうゴールした気分になっていましたが、車のところまでまだ2時間以上の
            行程が残っています(@_@;)
            


  
        橋を渡り・・・・   時折小沢の冷気で涼みながら・・・   ブナに癒してもらい・・・



  
          掛留沢に到着。                   あー、おなかいっぱい。
                                         楽しいこと、大変なこと
                                           盛りだくさんの2日間でした。


         登りでは「もう来たくない」と思わず言葉をもらした「おういんの尾根」。
         下りでも、ひーひー言いながらやっとやっとで降りてきた。

          それでもどういうわけか、「次は秋がいいかな〜」なんて思ってしまった
           懲りない私です。はい。






* * *おたのしみ* * *


    ◆湯の平温泉 評価:★★★★★(独断と偏見ですm(__)m)
        
         〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
        
       河原の天然の岩風呂はもとより、囲いのある女湯のほうも、飯豊川を望みながら
       温泉につかることができる最高のロケーション。
       駐車地点の加治川ダムまではまだ2〜3時間の道のりだけれど、おういんの尾根
       から下ってきた疲れも吹き飛ぶ絶景風呂です。


       






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