◆◆ 1日目◆◆
8/21:八方池山荘08:00〜八方池08:30〜扇雪渓09:25〜唐松山荘10:40/10:55〜五竜山荘13:00
駐車場から10分ほど歩いてゴンドラ乗場。この日は7時からの運行だったが6時半
ごろには既に行列ができていた。チケット売場に量りがあって15kg以上は荷物代
400円が別途かかる。
八方の町中にいたタヌキ ゴンドラ乗場の行列
手ぬぐいをおでこに載せて暑そう
列の長さの割りにスイスイ進み、すぐにゴンドラの中へ。リフトはスキーシーズン
よりも低い位置にイスが付いているので、地面が近くお花が良く見られて楽しい。
あっというまに1600M近くまで上がってきた。トイレを済ませいよいよ出発。
初っ端からの大行列。大半が日帰り客のようで、お花を愛でながら八方池あたり
までやってくるとようやく人も散らばってきた。
初っ端は人だらけ
八方池からの眺め
これが見たかったのよ〜〜
池まで下らず稜線沿いを行った 池のほとりまで降りた私が撮った写真
いちごちゃんが撮った写真 稜線を人が歩いている点々が見える
飯豊の御坪のようなダケカンバ
雪渓近くで休憩し、お花畑の中を少しずつ標高をかせぎ、やがて唐松山荘への
トラバース道にさしかかる。暑さにくたびれトコトコと歩いていると、スライドした
おじちゃん2人が「あと2分で着くよ〜」と嬉しい言葉をくれる。
半信半疑で進むとカーブする登山道を2分進むと、本当に唐松山荘がドンと現れた。
扇雪渓かな? 青空がまぶしい〜
チングルマがたくさん デリンちゃんに似てる
ココまで来ると唐松山荘はスグ カーブを曲がると山荘が見えた
唐松岳へは、ここから片道20分の往復。唐松岳から向こうの眺めも気になるけれど、
先を急ぐのでピストンはカット。北アルプスデビューのいちごちゃんは、小屋の大きさ
に驚いている。自販機はあるわ、ビールは350ml缶が550円だわ
(飯豊は700〜1000円)、デザートまで売っているわで、お財布を握り締めてくれば
何とかなりそうな充実ぶりだ。トイレを借りようかと思ったが、小屋の中にあったので
(@200円)、靴を脱ぐのを横着し、五竜山荘まで我慢することに。
巨大な山荘 自販機まで
唐松山荘から歩きはじめるとすぐに岩場が始まる。看板の言うとおり、ストックをしまい、
よじよじしながら下っていく。するとすぐに男の子とお父さんの2人パーティーに追いつく。
男の子は疲れて足の踏ん張りがきかず、コテッとこけてべそをかいていた。
「大丈夫か〜、がんばれ〜」と応援し、ポロリとこぼれた涙を指でちょいちょいとふいて
あげた。
唐松山荘を出てすぐの岩場 ストックは片付けるようにと
書いてある看板
下ってきた岩場 鎖場通過中
岩場を過ぎ、唐松山荘からの一通りの下りをこなしてからは、ゆるゆると白岳まで
登り返しが続く。大変な急登は無いものの、標高が2500m近くになるので、少しの
登りですぐ息が切れてしまう。
あそこを越えると五竜山荘はもうすぐ
ようやく白岳直下で遠見尾根からの道を合わせ、五竜山荘までやってきた。
あわよくば今日のうちに五竜岳のピストンに出かけておきたかったが、ここまでの
行程でくたびれたし、山頂はガスの中だったので、明日の早朝にかけることにし、
テントを張って(@500/人)始めることにした。
30張ほどのキャパのテン場の一番下段に陣取り乾杯。徐々にテン場も埋まり、
小屋のまわりも酔っぱらい達があふれだした。私らも五竜山荘オリジナルの
あほあほTシャツを着て、テン場をうろつく。・・・
五竜山荘 オリジナルTシャツ
テン場も満員御礼
テン場から見た五竜岳方面
すっかり酔っ払って、テン場や小屋周辺を徘徊する2人。
あっちこっちで、同じくできあがったおとーちゃん、おかーちゃんとお話し
さて、テントに戻ろうかと思ったら、私らのテントの近くに、くしゃくしゃと広げ
られたテントがあった。
なんだろうと思っていたら、そのテントがモゴモゴ動くではないか。
!!!????
中に誰かいるのかな?
「親方〜! 親方〜〜!!」
いちごちゃんがテントに呼びかけてみると、もごもごくしゃくしゃのテントのファスナー
があいて、おにーちゃんが顔をニュっと出した。
おおおーー!!??
やっぱり人がいた。
聞けば、千葉からやってきた彼は、テントのポールを忘れたそうな。
やらかした〜っと気づいたのは松本に着いてから。時既に遅し・・・・。
確かに北アルプスの小屋は、素泊まりでも6000円かかったりするから、
もごもごテントに泊まる気持ちも、分からないでもないけど。
翌朝、五竜岳のピストンの最中に、縦走装備のザックを背負った彼にバッタリ。
「え〜〜!?もしかして1泊の山行じゃなかったのね」
「ということは???」
「ええ、また今日もあのテントで泊まります」
おそるべし〜〜〜。 アッパレ!!
五竜山荘の夜は更け行く・・・・
つぎの日へ
|