◆◆ 2日目◆◆
8/22:五竜山荘4:45〜五竜岳05:40/06:00〜五竜山荘06:40/08:15〜大遠見山09:30〜
テレキャビン乗場(アルプス平駅)11:20
五竜岳山頂の日の出時刻は5時2分だった。山頂付近は岩場が多く、ヘッデン
つけて御来光を見に行くのは気が引けたので、4時頃起きてパンをかじり、薄明るく
なるころ出発。
私のザックに必要なものを入れ、いちごちゃんに背負ってもらい、私は完璧な空身。
なのに標高のおかげで(そうじゃなくても。。。)すぐぜーぜー。
徐々に陽の光が射し、そして夜明け。登山道の途中で、ご来光を待つたくさんの
登山者がカメラを構え待ち構えていた。私たちも振り返りつつ歩いているうちに
日が昇った。
山肌がオレンジ色に照らされる。泊まりの山行でしか味わえない至福の瞬間。
最後の岩場をよじよじすると、山頂の一角に出る。さらにやせた岩尾根を少し
行ったところが山頂。後立山の山はもちろん、剣・立山、薬師岳〜赤牛〜水晶、
そして鹿島槍の右肩に槍ヶ岳の穂先が顔を出していた。東側の山は、太陽の光で
写真はうまく撮れそうにないが、富士山や八ヶ岳、浅間山などが同定できた。
新潟からは見えない富士山も、長野の山に出向けば見られるチャンスもあって嬉しい。
山頂手前から鹿島槍 山頂手前の岩場
山頂はあっちだ! 記念写真〜〜
↑ ↑ ↑
水晶 赤牛 薬師
立山 剱
山頂からのパノラマ写真
さ〜下ろう 青空がまぶしい
五竜岳から山荘へ戻る途中
山荘が見えてきた
テン場に戻り、のんびり朝食。賞味期限切れ前のα米の赤飯が超古米の味がして
激マズ。何度も持ち歩いたりしているうちに穴があいたりしていたのかな。
テン場に戻ってきた マルタイラーメンと赤飯
テント撤収し遠見尾根を下る。小屋からみると〜〜遠見山までいっきに下り、
そこからはだらだらと標高を下げるようだった。時折、ロープがさがる露岩帯を
通るが概ね歩きやすい。
振り返ると五竜岳の荒々しく真っ白な岩肌が青空に映え、草原の緑とや小屋の
赤い屋根とのコントラストが絵になる。
唐松方面
白岳の手前
遠見尾根
大遠見山まで来ると森林限界より標高も下げ、緑豊かで気持ちが良い。
この尾根にも素敵なダケカンバがたくさんあって萌え萌えの風景。
やがて朝一のテレキャビンで上がってきたピストンの登山者とすれちがうようになる。
小遠見山を過ぎると五竜岳まで行かないハイカーの姿がぐっと多くなり、パラグライダー
が空を舞う高原らしいさわやかな風景となる。
リフト1つ分を歩き、高山植物園の中を歩きテレキャビン乗場に到着。こっちは運賃
(@860円)のほか、10kg以上のザックは荷物代@200円がかかる。
いちごちゃんのザックだけを10kg以上と申告すると係員にしっかり私のザックも
計量されるも9.5kgでセーフ。下山時でえがった。
テレキャビンをおりたところにあるサーティーワンで、ゴンドラの半券で割引になった
ソーダフロートを買ってちゅーちゅーすすりながら神城駅までテクテク歩く。
スキー場の近所ならではの看板
駅で同じく遠見尾根を下山してきたおじさん達とお話しているうちに南小谷方面の
電車がやってきた。反対ホームのおじさんたちに手を振って電車に乗り込むと、
明日から白馬岳に登るという登山者がたくさん乗っていて、私たちと同じ白馬駅で
皆ぞろぞろと降りていった。
神城駅
タクシーは出払っていたのでバスの時間まで駅前の蕎麦屋で腹ごしらえ。
駅蕎麦のような店構えにあまり期待していなかったものの、のどごしつるつるで
とってもおいしいお蕎麦でした。リピーターになりそうです。
新潟への帰り道、北アルプスの印象を聞いてみると、
「人が多い」「小屋がでかい」「ビールが安い」「山のスケールが大きい」
「岩場がおもしろい」などなど。
「黒部ダムを見てみたい」っていうことも分かったので、ダムとからめて、また
北アルプスのお泊り山行できないかな〜とあれこれ企む帰り道でした。
帰り道、遭遇したぴちょん君号
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