*** 山ん中 ***
赤谷林道は7月よりも多少土砂がたまったり大きな水たまりがあるものの
概ね良好。掛留沢の広場には自転車ほか数台が。まあまあ入山者はいるようだ。
前回見かけたのと同じのようだ
掛留沢からやっと登山道に入り、ここから湯の平温泉まで1時間強の道のり。
心配された雨もまだ落ちて来ない。
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ブナが主体の森の中を何度か通過し、北股川の吊橋を渡り、てくてく歩いて
湯の平山荘に到着。小屋の外にある奇麗なトイレに入ろうかと思っていると、
孫さんにバッタリ
ベンチのある北股平 北股平から少し下ると吊橋
仮設小屋に囲まれた元湯 湯の平山荘
孫さんは昨日、おういんの尾根から北股岳を往復してきたそうな。
昨日は下界では1日雨が降っていたけれど、山のほうは大丈夫で、稜線に
あがると大日岳まで眺めることができたそうな。
山と高原地図にのってる2つの水場もこの時期はどちらもあてにできず、
孫さんは、途中の溜まり水を飲んだのだとか。
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私らは、お天気と時間と相談しながら、行けるところまで・・・ということで
湯の平山荘を出発。初っ端から急登で、鎖や梯子を頼りに一気に標高を
あげる。
小屋のわきから取り付く 鉄梯子にひーひー
一旦、平坦な尾根を歩き、やがて鳥居峰の巻き道へ。
秋になったからか、7月に歩いたときより下草が少なく歩きやすく感じた。
道の悪さは相変わらずだけれど、前回、このトラバースは下草で足元が
見えず、ストックで草を押しやりながら、足元を確認しながら歩いたのでした。
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鳥居峰を過ぎ、マツが生えた平坦な尾根と急登を交互にくりかえしながら
標高をあげていく。途中すれ違ったおじさんに、ここらは2頭の熊が
住んでいるから気をつけてと教えてもらったので、ピーピー笛を吹きながら
歩く。この時間だと中峰までは行けないだろうし、どこまで行くのかなと
思いつつ、いちごちゃんについていく。
稜線はガスの中 ウルシの紅葉
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湯の平山荘から登りはじめてから2時間半たたないうちに、思ったより
も早く「帰ろうか」といってくれたので、喜び勇んで下山。
早めに切り上げたことが功を奏し、加治川治水ダムの直前になって雨が
降り出したので、ほとんど雨具を着ることなく済んでしまった。
飯豊川 北股川の吊橋
キノコと苔のゴールデンコンビ
(私はキノコ好きで苔好きなのです)
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加治川治水ダムから車を走らせると、ものすごい土砂降り。
赤谷林道の途中で、これから入山する人たち数人とすれ違った。
あの人たちは無事に山荘についたかしらと気にしながら、明日の目的地
五段山の登り口、大日杉へ向かう。
しばらく行くと、虹が奇麗にみえたのでした。
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