● 添乗日記12 
     
           あれっ 私のカバンは!?
     

           2000年11月 女子高修学旅行 (In 関西)     

   今回は「トホホ・・・(;_;)」の話をちょっとばかり。

  久しぶりの修学旅行の添乗に出かけます。タイミング悪く、私は風邪のひき始め。
     ズルズルッ、クション!ぅい〜〜・・・。ティッシュと風邪薬を4日分持ったので、いつ
     もより荷物がパンパン。とはいえ、女性の3泊の荷物には到底見えないカバンの
     大きさ(普通の通勤カバン)を持って添乗に出かけました。


  関東圏では、高校の修学旅行で関西に出かけるのは珍しくなりました。久しぶり
    に東京駅の丸の内側に集合すると団体集合場所にはいろんな学校が集合して
    います。添乗員は3人。先生と添乗員で一ヶ所に荷物をまとめて置いて、続々と
    集まる生徒さんに並んでもらうように、牧羊犬のごとく動き回ります。


  さて、ぼちぼちみんな集まり、ハンドマイクで集会が始まります。ふと、私たちの
    荷物を集めておいたところに目をやると、「あれっ?」。私のカバンだけ見当たり
    ません。「あれあれ〜〜〜?」。センパイ添乗員に聞いても「知らないよ〜?」
    だんだん、ドキドキしてきました。周りは別の学校の荷物もごちゃごちゃ置いて
    あるので、そっちにまぎれてないか見に行ったり、トイレに忘れてきたかなあと
    見に行ったり。

  けれども、タイムリミット・・・。もう新幹線ホームに移動しなければなりません。
    「誰か、ウソと言って〜〜〜」と思いながらも、カバンを探すのをあきらめて
    250人の列の先頭に立って、泣く泣くホームへ移動します(;_;)。


  不幸中の幸いか、添乗で使う大金と、クーポン類、それから修学旅行の
    しおり(結構大事!)はA4版のファイルにまとめて、こわきに抱えてたので、
    仕事には支障はありません。けれども、4日間の着替え、私のお財布、
    持ってきたティッシュやら風邪薬やらはパー。 
 
  ううう、添乗中はお客さんに「貴重品の管理は自己責任で!」「くれぐれも
    置き引きやスリには気をつけて!」と口を酸っぱくしていってたのに、まさか
    自分が・・・・。なさけなか〜〜〜〜(;_;)。
    結局、添乗中に、会社から「カバンが見つかった」と連絡を受けました。なん
    でも東京駅の地下通路に捨てられていたとか・・・・。

  添乗を終え、東京駅で解散。早速、カバンを預かっていてくれた、ビル管理
    事務所に立ち寄ります。「ううう、ようやく会えたわ〜〜」生き別れの子供に
    会えたようにカバンに抱きつく。財布の中身は覚悟してたが、案の定、現金
    だけ奇麗に抜き取られていました。そして、もう1つ無くなっていたものが・・・。

  「あーっ、パンツがない!!!!」パンツが3枚まるまる取られていました。
    しっかし、今回は風邪をひいていたので、色気ゼロのデカデカのパンツ。
    あんなの持っていくなんて、そうとうのマニアックな変態か、よっぽど着るも
    のに困ってる浮浪者だろう・・・・。
いずれにしても気味が悪い・・・。
    と思いつつも、「いつもあんなデカデカパンツはいてるんじゃないのよ〜・・・」
    顔のわからない犯人に言い訳してみたりした。ち〜〜〜ん。   


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