● 添乗日記14 
     
              酔わない薬
     

           1999年9月 公立小学校修学旅行 (In 日光)     

     学旅行の晩、当時は夜、先生方とお酒を飲んでたんだよね。今は、父兄
     もうるさくなったしで、そういう慣習も無くなっちゃっただろうね。
      

     、先生達と飲んでたときに、一番マジメそうな先生から
       「私は酒をどんなに飲んでも酔わない薬を持っているんだ」と打ち明けられた。
       なんでも、製薬会社に勤める友人が開発中の薬で、一般にはまだ売られて
       いないと具体的に話し出す。
       「JOさんに1回分上げるから、大切な接待があるときに、ぜひ飲むといい」と
       言い、今度、学校に営業に来る時に取りにおいでと約束してくれた。
       酒に弱くて、すぐに真っ赤になってしまう私には夢のような話。
       でも、そんな話は夢のような話、じゃなくて、本当に「夢」だった・・・。


      速、旅行後のお礼をかねて学校に言った時に、「先生、先日の薬の件で
       すが・・・」というと、先生は、その時のことをちっとも覚えていなかったんだよね。
       どうやら酔っ払いのたわごとだったようで、なんで自分がそんな話をしたのか
       分からないとのたまう。なんだよ〜ちぇ〜〜〜っ!!!


      に帰った私は、薬剤師をやっている姉に「ねー、どんなに酒を飲んでも
        酔わなくなる薬ってないの?」と聞いて見た。
        と、姉は一言、「そんな薬があれば私がほしいよ!」と一喝。
        だよね・・・・(-_-)。まだ新米添乗員の頃の思い出です。


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