●●●● 添乗日記6 ●●●●
宴会旅行添乗デビュー!!
1999年12月 議員 後援会旅行 (In 舘山寺温泉)
今回の仕事は、市議会議員の後援会旅行。12月に、教育旅行専門だった支店から
今の一般団体旅行担当の支店に異動になって、初めての添乗です。
これまでは、小学生〜高校生の旅行オンリーだったの私にも、衝撃の宴会旅行
デビューを果たす機会が来ました。
さてさて、初の関門は、バス内での挨拶、そしてカラオケタイムです。
「おい! 添乗員、歌え!!」 「話が長いぞー!!」にトホホ・・・。
気づいたら、誰が直したのだか、前向きに席を向けていた中型バスの後部は、サロン
(真ん中にテーブルがあり、座席が向かい合わせ)になっています。
バス内は、完全に宴会モードで大騒ぎ。バスガイドの説明もてんで聞いてません(笑)。
前のほうの座席に座っている年配層のかたがただけが、ガイドの話を聞いてうなずいた
り、笑ってくれたり。ホント、菩薩様に見えました。
観光を幾つかすませ、ようやく、今日の宿、舘山寺温泉に到着です。知っている人は
知っていますが、ホテルの近くに「ストリップショー」が見られるところがあります(^_-)。
さあ、宿に到着後、宴会場に行き、宴会の準備をします。料理関連は中居さんに
御任せですが、会の進行に関わるところは、幹事さんのお手伝いをします。
幹事さんが宴会場に来る前に、席の配置を暗記して、幹事さんに知らせます。
マイクの電源やカラオケ大会で歌われる曲目リストがカラオケセットに入っているかの
チェックも欠かせません。
さあ、いよいよ500人の大宴会の始まりです。と、まずは後援会の役員がた
の挨拶のはじまりです。あ、終わった。と思ったら、まだ次のかたの挨拶。。。。
長すぎる・・・・・。結局1時間近く挨拶が続き、正座をした足には、100万匹の
アリが群がっているんじゃないかってくらいビリビリしびれています。
いよいよ乾杯。立ち上がるのがやっとですが、せっせとお酒を運びます。
横目で、足がしびれて動けなくなり直立している先輩添乗員の姿をみつけて、
ちょっとホッとします。「うしし、あの先輩にもこういうことがあるのね!」
「おい!添乗員!!こっちにビール!!」「お〜い。こっちに酒つぎにおいで〜。」
あっちこっちから声がかかります。行けば日本酒一杯は付き合わされます(笑)。
「お前、器量は悪いが気立てはなかなかだ!」なんていう酔っ払いの
言葉に「な、なんだと〜」と握りこぶしを固めつつ、笑顔だけは崩しません・・・・。
「それでは、皆様にまたどこかでお会いできる日を、心から楽しみにしております」
という、お決まりのあいさつを済ませると、バスは解散場所に到着です。
と 、「おー。楽しかったぞ。またな!」との言葉をもらいます。顔を上げると、バス内
でのビンゴ大会でなかなか数字があわず「添乗員、どうにかしろ!!」と言い出した
り、「おい、添乗員!」を繰り返す、いわゆる「一番、手がかかる」お客様。
更には、年配のお客さんからも、握手を求めらます。
うーん、これだからこの仕事やめられん、、、、(涙)。
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