赤牛岳'03(2864M)
〜読売新道から北アをぐるり見渡す〜

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日程 2003年8月9日(15日(金)
山域 北アルプス(富山県・岐阜県)
形式 一般登山道縦走 (幕営+小屋素泊)
メンバー JO
行程 8/9 新宿発さわやか信州号22:30
8/10 扇沢05:??/06:30=黒部ダム06:45/07:20−平ノ渡11:10/12:00〜対岸12:15/12:20−奥黒部ヒュッテ14:20
8/11 T.S.04:50−1/8地点06:00−2/8地点07:00−(引き返す)−テン場08:00
8/12 奥黒部ヒュッテ停滞
8/13 T.S.05:20−1/8地点06:20−2/8地点07:20−3/8地点08:05−4/8地点08:40−6/8地点09:55−赤牛山頂11:20/11:45−2710mコル12:55−温泉沢ノ頭13:30−幕営地13:40
8/14 T.S.06:40−水晶岳07:30−水晶小屋08:10−岩苔乗越08:50−黒部源流09:40−三俣山荘10:20/10:50−双六巻道分岐11:20−双六小屋12:50
8/15 双六小屋05:20−鏡平分岐06:20−鏡平小屋07:00/07:10−わさび平小屋09:30−新穂高温泉10:35 (新穂高温泉11:00発平湯行バス/平湯11:45発松本行バス乗車)
駐車 扇沢 約1700台 (うち無料駐車箇所は1/3くらい??)
◆新穂高温泉  村営無料駐車場(スノーシェイドの中から川原に下りる)200台、
   シーズン中は夜中に到着しないと満車になることも。その場合は有料駐車場へ
入浴 信州会館(松本)  10:00〜22:00 1000円
長野県松本市大手2丁目9−4
 Tel 0263-33-0165 
写真 アルバムはこちら


   
           
 ◆◆ アプローチ ◆

   
気になる台風の行方
        1週間前から天気図に台風がウヨウヨ現れ出した。
         「ムムッ!!!早くあっちへ行ってくりー!!」
        祈りむなしく勢力をあげながら日本列島縦断のコースを取る台風。
        出発当日の8月9日。朝からJR東日本のホームページで列車の
        運行情報をチェックしていた。中央線は運休区間が多い。
        こりゃ、ムーンライト信州号も運行されるかアヤシイ・・・。
        ダメもとでアルピコに電話して、今晩のさわやか信州号に空席が
        あるか聞いてみると「1名様?あいてますよ」の声。即、「乗ります!!」
        とりあえず扇沢まで行けるようになったけれど、台風の爪あと
        はどのくらい残っているだろう・・・。はぁ〜心配だ。。。


↓↓↓

* * * 8月10日 (1日目) * * *
   

          扇沢05:??/06:30=黒部ダム06:45/07:20−平ノ渡11:10/12:00〜対岸12:15/12:20
              奥黒部ヒュッテ
14:20


   トロリーバスは満員御礼
        5時過ぎにさわやか信州号は扇沢に到着。始発のトロリーバス
        6時半だけれど、切符売場前には早くも人の列があったので、私も
        並ぶ。旅行会社であらかじめチケットを買ってる人は、違う窓口に
        並べるので、連休や紅葉シーズンはそうしておいたほうがベター。

        普段は7時半が始発だけれど、この日は6時半・7時に増便があった。
        ぎゅうぎゅうの満員御礼のトロリーバスの後ろに荷物車が走り、
        大きなザックはそちらに載せられた。

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    立山黒部アルペンルート  
        トロリーバスは15分ほどで、赤沢岳の真下を通るトンネルを抜け、
        黒部ダム駅に到着。ダムサイトまでくぐる地下通路には、ダム建設
        の過程の写真がたくさん展示されていた。このような山奥にどうや
        ってこんな巨大なダムやアルペンルートを建設できるのか、写真を
        みてもピンとこなかった。


  放水中の黒部ダム
                             ※クリックすると大きな写真が見られます
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     黒部湖キラキラ、台風一過
         ダムから平ノ渡方面へ向かう。格段に人が少なくなる。渡しの
         乗り場までは左手に黒部湖を見ながら歩く。沢を渡ったり、ハシゴが
         あったりだけれど、割合単調な道。けれど、奇麗なブナ林があったり
         時折、木々の間から針ノ木方面のギザギザした山並や、遠くに
         明日登る(はずだった・・・)赤牛岳のたおやかな稜線がみえたりして
         退屈はしなかった。                

黒部湖 奥には赤牛がチラリ
                                  ※クリックすると大きな写真が見られます

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     のどかな平ノ渡
          渡し舟の時間には、どこからともなく10人程度が集ったが、沢屋が
          多く、奥黒部ヒュッテのキャンプ指定地には私も含め、3パーティー
          だけで小屋もすいているようだった。渡し舟は一応、乗船名簿は
          書かされたけど、運転席から釣糸をさげながら、のんびり黒部湖を
          進み、実にのどかだった。

                   

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     これでもか!のハシゴ地獄
         さてと、対岸に渡ってからがハシゴ地獄本番。「えらいこっちゃ!」の
         コースだった。

                     

         いいかげん、覚悟ができた頃、黒部本流の沢床が近なり、トラバース
         するようにつけられていた登山道が川原におり、東沢の出合いに到着。
         渡しをおりてからのコースタイムが3時間と見てたので、2時間で到着
         してちょっと拍子抜け。ふぅ〜〜〜(×_×;)。

                   
                     釣り人に恵んでもらったイワナ
                              ガーリックバターがきいてて激ウマ
                                 天然ものは違うねぇ(←釣り人談)

↓↓↓
* * * 8月11日 (2日目) * * *
   

          T.S.04:50−1/8地点06:00−2/8地点07:00−(撤収)−奥黒部ヒュッテテン場08:00


   えっもう雨!?
        翌日(8/12)は一日雨の予報だったので、予定では水晶手前に
        テントを張る予定だったけれど、1日で水晶小屋まで抜けるつもりで
        出発。担ぐ水も2.5リットルにした。赤牛山頂までは1/8〜8/8
        まで標識がつけられていた。たぶん、1区間で標高200メートル
        なんだと思う。(ホントか?) 東沢、黒部本流両方の沢の音が
        消える2/8手前でポツポツ雨が落ちてきた。
        ぬわ〜〜〜に〜〜〜!!!( ̄□ ̄;)予報では今日は曇だったのに。

        こりゃ、行動時間中(12時間を想定)ずっと雨に濡れることになる。
        でも明日も雨の予報。撤退しても、明日も停滞すれば、今日・明日の
        2日間も奥黒部ヒュッテにいることになるなぁ。くぅ〜、それは避けたい。
        でもそうこうしてるあいだに本降りになってきた。うーーーーん・・・・・。

         撤退ぃ〜〜〜〜〜!


        雨の中、ずーっと歩くのは嫌だー!つくづく軟弱だと思うけれど、
       読売新道には思い入れがあったので、晴天のもと登りたかったのだ(×_×;)。

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