◆◆ 2日目◆◆
8/13 幕営地07:00−センズ谷07:20/07:30−スノーブリッジ08:35−キンチヂミ−
蓮華谷出合10:00−九郎右衛門沢出合10:50/11:20−高巻終了12:20−
黒部五郎小屋(幕)14:50
翌朝もどピーカン。出発してまもなく右岸にセンズ谷からの大きな
滝がかかる。おかちんがここでマーキング。。。
[センズ谷]
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[陽があたらないとさぶい・・・]
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水面に太陽がキラキラ輝き、エメラルドグリーンの水がますます奇麗
に光る。と、深い釜を持つ滝が現れる。
水線沿いには難しいので高巻く。私一人だけちょっち迷走。藪から
這い上がると後ろを歩いていたはずのY氏が前に立ちにやにやしてる(-_-;)。
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高巻を終えるとまもなくスノーブリッジが現れる。ここは右岸の草付き
をトラバース。Y氏に借りたアイスハンマーがとっても役立った。
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ここで沢は大きく左に折れ、更に右に曲がる。このS字状のところ
にも深い淵があるが泳ぐこと無く左岸から越すことができる
(結局、今回の山行中泳ぐことは無かった)。
ここから少し行ったところで、昨日から前後しながら遡行していた
謎のパーティーに再会(Y氏が「突撃隊」と命名)。彼らは少年+
おばさん+謎の短パンおやじ2名+麦藁帽子おやじの計5名。
短パンおやじは2人ともビデオカメラを首からさげていて、常に撮影しな
がら歩いている。沢に短パンとビデオカメラは不似合い。いったい、彼らは
何者?
※Y氏が想像するパーティー構成
おばさんと麦藁帽子おやじが夫婦、少年がその息子、
謎の短パンおやじが夫婦の友達てなかんじ。
※私想像するパーティー構成
どこかの山小屋のスタッフご一行様が記念にビデオ撮影して
いて、おばさんが小屋のオーナー、少年は若いバイト君、
麦藁帽子おやじが常連、短パンおやじ2名がスタッフてな構成。
果たして真実のほどは・・・?
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突撃隊が左岸の大岩を乗り越すのに苦労しているのが遠目で
見えた。どうやらそこがキンチヂミのよう。私達は、おかちんに空身
で登ってもらい文字通り「引っ張り上げて」もらったm(__)m。
キンチヂミから上は少し川原歩きが続き、やがて蓮華谷出合。ここ
から九郎右衛門沢出合までの間に「七ツ釜」という淵が連続。おか
ちんが数えてみたが七つは釜はなかったよう?でも、ここもエメラル
ドグリーンの水がとても奇麗。ここも水線通しにはいけないので全て
左岸から越える。
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九郎右衛門沢出合に到着。先行していた2パーティーの1つはF1の
近くまで行き、左側から高巻いている。
[九郎右衛門沢出合]
※ガレの奥にF1がかかる
ネットで拾った記録では、そこからF1の左手高巻いたほうが楽で
20分くらいで済むとあったが、先行パーティが時間がかかっている
ようなので、多くの記録にあるように、蓮華谷方面に少し行ってから
左手のルンゼから高巻に入ることに。と、「突撃隊」がルンゼの登り口
でロープを出していたので、結局、川原で順番待ちする。
高巻きに入り、ルンゼを登って行くと、先行していた突撃隊がわりと
早めに藪のトラバースに入っている。我々はもう少し登り、左側の
樹林が切れる手前あたりからトラバース開始。すぐに踏み跡もみつけ、
わりとあっさり高巻終了。とはいえ、時計を見ると1時間経過。足元の
覚束ない急坂を笹にぶらさがるようにしながら下降したので腕がパン
パンになっていた。川床におりると反対側の笹藪からF1の左側から
高巻に入っていた先行パーティーも到着。
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九郎右衛門沢に入ると、川幅もぐっと狭まり、やっとこさ見慣れた沢の
風景。風景に占める空の割合も増え、より明るい渓相に。
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ぐんぐん高度を上げ、振り返ると笠ヶ岳が頭を出す。と、水が涸れて
すぐに藪こぎもないまま、黒部五郎小屋のテン場に飛び出た。平和な
テン場の風景に何だかほっとして、力が抜け座りこんでしまう。
あああぁぁぁ、、着いた〜(T_T)
[ツメは藪こぎなし 振り返れば笠ヶ岳]
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小屋でビールを買ってきて乾杯。おいし〜〜〜〜〜〜い〜!!!
この日の夜も満天の星空。テン場では高校山岳部のギャル達が
大はしゃぎ。最初は「オレも顧問になりて〜」と言っていたY氏も
次第にエスカレートする黄色い声に、「うるせー!」といかってた(^^)。
[黒部五郎小屋のテン場]
[黒部五郎小屋] [小屋からテン場方面を見る]
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