5/6 泊地05:00〜三ツ石山〜永松岳〜牛ヶ岳13:00〜巻機山14:00〜巻機山避難小屋(泊)14:40
朝はまだ高曇り。テントを撤収し、三バンテ山に上がると目の前にはまだ牛ヶ岳の
稜線がくっきり見える。昨夜のテン場もドコモの携帯(mova)で気圧配置図が
チェックできた。
今日は一日雨か雪が降る予報が、遅れてきているらしい。ただ、西から徐々に
低気圧が近づいてきていた。悪天候につかまる前に牛ヶ岳の稜線まで上がり、巻機山の
避難小屋に逃げ込みたい。
※気象庁ホームページ(日々の天気図)より
幕営地(三バンテ山の手前)で出発準備
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三ツ石山と永松岳の鞍部までは、なだらかな稜線歩き。ところが、鞍部からは一転、
笹藪に苦しめられる。泳いでも泳いでも永松岳の山頂は近づかない。
三バンテ山から牛ヶ岳を望む まずは右手の三ツ石山へ登る
藪の中をぐんぐん上がる ガスの中をトラバースする先行パーティー
永松岳に向かう途中で、三ツ石山で幕営していた
先行パーティーに追いついた。
笹藪がきれると、今度はガスと風が出てきた。永松岳の手前は右手からトラバース気味
に高度を上げていく。ここでアイゼンをつける。永松岳の山頂に出ると、途端に強風が
吹き荒れる。風が強いけれど気温が下がらないので助かった。
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永松岳からは、高度差100メートル余りなのだけれど、ここから再び藪に苦しめられる。
笹だけでなく、潅木類も通せんぼをし、体力を消耗させる。徐々に尾根が広くなるとともに、
ガスが濃くなると、「あっちだ」とは思うものの、確信が持てず不安になるが、それを
KUMAさんのGPSが払拭してくれる。
最後の雪面 牛ヶ岳ピークへひょっこり出た
最後の雪面を登りきると、見覚えのある牛ヶ岳のピークに到着。真っ白で展望はない
けれど、2人で固い握手!やった〜〜!!
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ここからは、一昨年のGWに来たけれどガスが濃いのと、トレースが錯綜しているのとで
何度か方向を見失いそうになる。ガスが水滴となってKUMAさんのメガネはびしょびしょに。
メガネが頼りにならないので、私がトップを歩くが御機屋(巻機山の山頂標識がある地点)
から小屋へ降りていく分岐が見つけられるか緊張しながら歩を進める。
御機屋から割引岳への分岐がちょうど笹が出ていて判別できた。笹にもぐりながら休憩
したが、あとでKUMAさんのメガネをここに置いてきたことが判明(ToT)。
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ここから再びガスの中を避難小屋まで下る。無積雪期を含め、何度か巻機山頂付近は
歩いているものの、それが過信となってしまい、一度巻機山避難小屋を通り越してしまった。
ニセ巻機山を登ってやっと通り過ぎたことに気づきもう一度戻ると、屋根のほんの一部
だけ見つけることができた。
小屋に近づくと、GWに合わせ、掘り出してくれていたようで、2階部分の出入口から入る
ことができた。積雪期は小屋の裏側の2階窓の板をはずして出入りするようだ。
今日、一日抜きつ抜かれつだった、我孫子のグループも小屋まで来るかと思ったが、
私達の貸切状態だった。 さすがに、ガスと汗でびしょびしょになり、疲れ果て、
私もKUMAさんも寝てばかりいた。
そしてパスタの夕食後、爆睡・・・・ZZZZzzzzz。
夜半まで風と雨の音がすごく、避難小屋まで来られて良かったな。
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