上越国境:丹後山〜巻機山'05春
〜日本ロマンチック街道(山バージョン) 中間区間〜


[1ページ] [2ページ] [3ページ][4ページ]
***2日目***



     5/5 泊地05:15〜越後沢山07:20〜本谷山08:40〜下津川山13:20/14:00〜小沢岳15:00〜三バンテ山手前(幕)16:30


          
       焼けの中、出発。空気が湿ってるような空模様。やっぱり天気は下り坂っぽい。
        それでもまだ展望はかなりきき、テン場から稜線にあがると、平ヶ岳がどど〜んと
        目の前に広がっていた。そこから大水上山までの稜線に目が行ってしまう。
        いつかは、あの稜線を歩いて、越後の山と尾瀬の山を結びたいな〜。
                                  ↑
                       (この願いは4年後叶うことになります)

  
       天気は徐々に下り坂のため、できるだけ今日の行程を稼ぎたいところですが、昨日のKUMAさんの
           調子を考えると不安もあります。今日は藪漕ぎも出てくるし、体力的に厳しければ引き返すことも
           念頭に置きつつ出発します。

 

      ---------------------------------◇◆◇--------------


       後沢山までは広い稜線。藪も出てるけれど、上手い具合に雪を拾って歩けた。
       越後沢山までは割りと順調。急登をステップきりながら歩いて、越後沢山到着。
       ここから、藪が出ている箇所が徐々に増え、下津川山までは、笹の藪こぎを幾度と
       なく強いられる。


   
      広い尾根を越後沢山へ向かいます                      越後沢山到着(07:20)
                                          奥に三角錐のような中ノ岳が見えます。


               
                          本谷山からの眺め



        までには余裕で下津川山に到着できるつもりでいたのに、笹の海を泳ぐように
        急斜面を登っていかなくてはいけないうちに、またまたお疲れモードに変身。
        KUMAさんは食欲もないようで、行動食にも手を付けられずにいる。
         物を食べられないとパワーも出ない。パワーも出ないと食欲もさらに減退・・・
          っていう悪循環の中に入り込んでしまったのかも。

        下津川山では、KUMAさんはお湯をわかしてくず湯を飲んでいた。食欲はないけれど、
        くず湯ならのどを通るらしい。病人ですな・・・。
        私?私のほうは食欲バッチリでした。ハイ。


                
                             やぶ


                
                            やぶやぶ

               
                
                          やぶやぶやぶ


                
                         やぶやぶやぶやぶ
                             下津川山もだいぶ近づいた


   
     13時を回ってからやっと到着。40分の大休止                  次のピーク小沢岳も近いような遠いような


                  
                         まだまだ先は長いねぇ〜〜


             ---------------------------------◇◆◇--------------



        津川山から小沢岳までは、いったん、鞍部まで下ってから登り返す。その鞍部
        までの道が、またえらいこっちゃ。やせ尾根に松やら潅木類やらが、わっしゃわっしゃ
        生えて、まるで空中庭園。そこをかきわけたり、ぶらさがったりしながら、小沢岳へと
         ジリジリ近づく。鞍部からは、雪の斜面をひたすら、じわじわと登っていく。



   
         藪につかまりながらジリジリ小沢岳を目指す            目の前なのになかなか近づかない


   
      やっと小沢岳に到着。                              小沢岳南側。 
           歩いてきた稜線を振り返る                       ここまで来ると急に群馬県側の展望も得られるように       
            中央奥にうっすら平ヶ岳が見えている



               
                          巻機山も近づいてきた


      ---------◇◆◇--------------------------------------

         沢岳を登ると、今度は群馬県側の展望が開けるようになる。巻機山もいっきに
          近づいた気がする。こうやって、景色がどんどん変わっていくのも、縦走ならではの
          面白さだ。この日は、三バンテ山手前に風をよけるように幕営。
          三バンテ山まで偵察に行くと、その先の三つ石山の山頂にテントを1張発見。
          今日は数人の人たちとすれ違ったけど同じ方面に行くパーティーは初めて見た。
                      

                 
                    小沢岳を越え、今日の幕営地へ距離を伸ばす                
                         天気が持つのも今日までなので、できるだけ先まで進めたい        

                                            
                                          
                
                 三バンテ山の手前に幕営テントを張ってから偵察兼ねて、
                       三バンテ山に登ってみると、三ツ石山(右手前の台形の山)に
                        テントを発見。 牛ヶ岳ものびのびして美しい。

  
                   
                
                   朝日〜巻機山の稜線を見つめる。
                         一昨年のGWはあの稜線を歩いたんだ。





      ---------◇◆◇--------------------------------------

                                             次のページへ   


[1ページ] [2ページ] [3ページ][4ページ]

  山行記録[年別/地域別/季節別]