飯豊:大日岳(オンベ松尾根)'07  

〜 飯豊はイイデー 秋バージョン(秋の大オンベ祭り) 〜


日程 2007年10月13日(土)
地域 飯豊連峰(新潟県)
形式 一般道日帰りピストン
メンバー いっちゃん、かよちゃん、まことさん綴さんじゅんこさんkanrokuさん、MHさん
○○○っち、JO+特別ゲストこんちゃん(のちに改名:いちごちゃん)、(下山後hiroさん+ハタノしゃん
行程 登山口07:30〜月心清水〜一服平09:55発〜早川の突上げ10:20〜牛首山10:55〜牛ヶ首11:30〜惣十郎清水12:00〜大日岳山頂12:05/12:45〜惣十郎清水12:50/13:20〜牛首山14:25〜早川の突上げ14:40〜一服平15:15〜月心清水16:00〜登山口17:00
入浴 いいで荘 福島県耶麻郡山都町大字小舟寺字二ノ坂山乙2619-1  ◆TEL:0241-38-3111
            ◆シャンプー・リンス・ボディソープ完備



                *** アプローチ ***

      
        豊に行きたい。夏、青く輝いてたあの稜線はどんな色に染まるんだろう。
        お盆に頼母木で出会ったkenrokuさん+MHさんが飯豊に来たければ足に
        なるよ!って言ってくれたのをそのまま信じ連絡してみる。
         「社交辞令」って言葉は私の辞書にはないんです、はい!

        朝4時に夜行バスで福島駅に到着。お二人は快く駅まで迎えに来てくれた。
        kenroku&MH号のトランクには荷物満載。準備大変だったでしょう。
         本当に感謝。そして、秋の大オンベ祭りがはじまった。
                       

        -----------------------------------●●----------

         1ゲートで○○○っちと待ち合わせしたあと、湯ノ島小屋へ。そこで
       思いがけずじゅんこさんと再会+ハグ。来てたんだー!
       生いっちゃんにまことさん、綴さんにも会えた!すごい豪華メンバーだなー。
       小屋にお泊りセットを運び込んだあと、出発。
       ガイドブックにも書いてあったように小屋は林道からは見えないので1人
       じゃわからなかったなー。  
       

↓↓↓



         
        山口からトラバース気味に沢の小橋まで登る。橋の手前に古び
       た梯子がある。昔はそちらで下におりて渡渉してたのかな?橋を渡ると
       尾根の末端に取り付く。ブナが綺麗だけど関東の山で慣らされてる自分
      にとってはかなりの急登。だけんど○○○っちとkenrokuさん、更にはMHさん
      もぐんぐん登っていってしまう。


          



      高度計を見ると30分ちょいで300メートルも高度を上げていた。
      1時間で高度600メートルペースってこと!?調子良いときだって、1時間に400
      メートルペースなのに。おかしい、この人たち!!( ̄□ ̄;)
      時折写真撮るふりしてちとペースダウンしてみる。ふぃ〜。


      1時間くらいで月心清水に到着。エアリアのコースタイムだとここまで3時間っ
       てなってる。私が1人できたら1時間半くらいかな。泊まりの荷物で2時間くらい?
       綴さんを待っててくれるじゅんこさんを残し、4人で先に進む。
 
       -----------------------------------●●----------

     

       徐々にガスが山を覆っていく。時折ガスが切れ青空がちらちらするけれど、今日
       は展望はダメかな〜とあきらめ半分で登っていく。
       時々針金やロープが下がった急斜面を登る。Kenrokuさんはどんなところもストック
       でガシガシ登る。基本的に3点支持って言葉いらずのバランス感覚抜群人間なん
       だろな。いとうらやまし。一服平でもう1度休憩。そのころにはあたり一面ガスの中。
       「ホントは飯豊本山方面の稜線も見える」と聞いてびっくり。どんなところを自分が
       歩いてるのか分からないまま、早川のつきあげに差し掛かる。


           
             (左) 途中の急登 帰りはロープがありがたかった。。。
             (右) 早川のつきあげのところ。ここを上がると・・・。


        -------●●--------------------------------------
   
      早川のつきあげを登ってっていくと上から「すげーっ」と歓声があがる。
      「紅葉がすごいらしいよ」と上からMHさんが教えてくれる。といっても
      周りはガスガスだし、なにがそんなにすごいのか分からないまま稜線に
      登り詰めると・・・・


                     どーーーーーーん!!

           
           


  

            

                   おおおーーーーっ!

      ヶ首からの稜線の北側はガスが切れ、西斜面は真っ赤に紅葉してる。
      その赤も、濃い赤、薄い赤、紫がかってる赤、オレンジっぽい赤、そしてハイマツ
      の緑、ダケカンバの白とさまざま。じゅんこさんをして「打ち掛けみたい」といわしめた
      錦秋の稜線に大興奮。牛首山の奥には大日岳方面が見えているが、重たい雲
      が稜線を覆っていた。
      山頂に行くまでガスが飛んでくれるといいんだけどな〜。(←だんだん欲が出てきた)

    

    

                  
                     空飛ぶあんぱん。絶品!! ごちでした!
                      
        -----------------------------------●●----------


      首山からいったん鞍部までくだり、岩場をちょこっと登ったりしながら最後の
      登りにさしかかる。見た目はどどんと直登に見えるけど、飯豊には珍しく山頂まで
      は回りこみながら登っていく。
  
       
            いったん下る               正面の斜面は巻き気味に登る

                
                         ちょぴっと岩場

         頂手前にある花の残骸や低木にえびのシッポができていた。
           冬はもうすぐそこまで来てるんだな。
 
      


                         
                              登頂〜。


       頂までくると冷たい風が吹き付ける。温度計は0度をさしている。体感温度は
       もっと低いはず。寒い〜寒い〜とさわぎながら山頂でじゅんこさん+綴さんを待つ。
         
       待ちながら先にワイワイ集合写真タイム。やいのやいの騒いでいると御西小屋
      方面から登山者が1人到着(後にこんちゃんと命名、さらにのちにいちごちゃんに改名)。
       (こんいちごちゃんは、山頂手前で、キャーキャー騒いでる声を聞きつけ、「山頂に熊
         がいる!」とパニクったらしい。なはは)

        こんいちごちゃん、実はお盆にKenrokuさん+MHさんと御西小屋で会ったことがある
        らしい。思いがけない再会に大盛り上がり。本当は川入〜大日を往復し、今日は
        本山小屋に泊まるつもりだったらしいけど、荷物は全部担いできてることが分か
        ると、即、今日の宴会メンバーにスカウト・強制連行とあいなった。

       こんいちごちゃんは、私のことも見たことあると言う。お盆に北股岳と梅花皮小屋の間で
       すれちがったのだそうな
       飯豊の真ん中を女1人で歩いたことと無愛想っぷりが印象に残ってたらしい(無愛想
       なんじゃないの、単にバテてたんです!)。
       更に、こんいちごちゃん、下山後の湯ノ島小屋でも、前に会ったこともあるハタノさんにも
       遭遇することになる。人の縁ってすごいなあ。

        -------●●●-------------------------------------- 
     

       頂から一段下がったところでのんびり大休止。みんなのザックの中から
       「どんだけー!?」ってくらいの食べ物がぞくぞく出てくる。
       皆さん、ごちになりました。目の前に広がる大展望にうっとりしながらの至福の時間。
       あとでみんなで輪になって休憩してる写真を見た同僚いわく「遠足っぽいな〜」。
        大人の遠足、万歳!\(^o^)/


          
                       牛首山方面

      日岳でのんびりしてるうちにすっかりガスもとれ、山頂〜御西小屋方面〜飯豊本山
      〜三国方面への稜線がバッチリ見えるようになる。
      でかい山だから稜線に出るまではヒーヒー、フーフー大変な思いをするけれど、今日
      の稜線はたおやかでとてもやさしい顔をしてる。
 
       沢仙人Y氏の好きな歌「山こそ我が母」の歌詞にピッタリだな〜。
              (飯豊を語るなんて百年早いですが・・・汗)


          
                       御西小屋〜本山方面

        -----------------------------------●●----------     
     

      んびりしたあとはみんなで下山。みんな写真を撮りまくり。
        あっちからパチリ、こっちからパチリの撮影大会ー。
        
  


  



        -------●●●-------------------------------------- 


      ヶ首まで登り返すと朝はガスの中だった黄色に染まったオンベ松尾根が
      谷へとまっすぐ伸びていた。いかにも「尾根!」って主張してるすっきりした姿。
      下りが苦手な私はそれを見て「長いな〜」とちょっとガックリする。
      んが、一服平までは飯豊本山方面の稜線を見ながら歩けるので楽しい下り。草履塚の
      西斜面が真っ赤に染まってるのが良くわかる。
      一服平からはロープが張ってあったりの急坂をずるずる転がるように
      (実際、転がった・・・)下る。
 
     
          オンベ松尾根方面              一服平から飯豊本山方面


                
                   ブナの森まで帰ってきた
               あとは最後の急坂を下って橋を渡れば登山口だ
 


      山口から大日岳は標高差で1600mくらいあるので、その往復だからそりゃ
      脚も疲れるわけです。んが、みんな元気だなー。じゅんこさんなんて「飯豊の中じゃあ
      全然歩きやすい」って言ってるし。なんだ、この人たち!!( ̄□ ̄;)
      一般人が重荷を背負ってここを下山するのはやっぱりきつそうだ。


        -----------------------------------●●----------   
   

       山後は湯ノ島小屋で宴開催。湯ノ島小屋はやさしいブナ森の中の小屋。
       時折、サルたちがやってきて、キャッキャッと裏の広場で走り回っている。
       ここだけゆったり時間が流れてる。焚き火と星と水の流れる音を肴にしっとりと
       ワインを飲む・・・とても贅沢な休日を過ごすことができました。
       (実際はこんな優雅な宴じゃないかね。他の人たちのページを参照してねん)

        一緒に登ってくれた皆さん、一緒にお酒飲んでくれた皆さん、楽しかったです。
          またどこかのお山で遊んでくださいねm(__)m


    
          (2007/10/14)                   (2007/8/14)

         下山後は大日岳山頂で拉致したこんいちごちゃんを送るために川入へ。
          ちょうど2ヶ月前は暑くて青々してた川入も、車も少なく閑散としてる。
          紅葉がまぶしいころにまた来たいなーと夏の記録にも書いてますけど
          ホントに叶えられて嬉しかったなー。
           んじゃ、今度は残雪をまといハクサンイチゲが咲き乱れる頃に来たいなー
           と書いておこっかな〜!!( ̄ー ̄)♪

     
 

↓↓↓

* * *おまけ* * *

                 
       ●日帰り入浴  いいで荘  評価:★★★☆☆(独断と偏見ですm(__)m)
         〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
         施設データ
              福島県耶麻郡山都町大字小舟寺字二ノ坂山乙2619-1
  
               ◆TEL:
0241-38-3111
                  ◆シャンプー・リンス・ボディソープ完備

         〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

             確か300円だったっけ。安くてすいててえがったです。
             近くの「
北海ラーメン」との組み合わせはやみつきになりそう。

      
            北海ラーメン              優しい味の味噌ラーメン



 
                     お宅訪問(けんろく+MH邸)

        
      逃げ回るにゃごを拉致して遊ぶ          皮まで手作り 愛のある餃子
                                 あ、麻婆豆腐の写真撮るの忘れた(汗)

                やばいです。この家、楽しすぎです。



  

            そして・・・・

       

            MHさんがここに1週間居てもいいって言ったの分かるなあ。
             ゆるりゆるりと時間が流れる不思議な場所だ。

                 

                
                       また来るね〜〜〜。
 

  山行記録[年別/地域別/季節別]