奥利根縦走:丹後山〜平ヶ岳〜尾瀬'09春
〜日本ロマンチック街道(山バージョン)最終章〜


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***3日目***



     5/4 T.S05:45〜剱ガ倉山06:30〜平ヶ岳09:00/09:10〜白沢山10:25〜(分岐)12:10〜大白沢山(巻き)〜
             〜景鶴山手前14:00(幕)


            
      4時起床。ガス。無風。ホワイトアウトというほどでないので予定通り出発。
      初っ端から剱ガ倉山への急登が始まる。3日目ともなると体もあちこち筋肉痛が
      出ていて、すぐ息も切れる。標高200mくらいをかせぎ剱ガ倉山へあがると、いよ
      いよ平ヶ岳が近くに見えるようになっていた。ガスからちらりちらりと見えるまさに
      「平」ヶ岳というのびやかな山を眼前にすると小躍りしたくなる。

   
           ガスガスの出発〜                            剱ガ倉山から平ヶ岳方面を望む

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       ガ倉山からは残念ながら一度下り、また登り返さないといけない。鞍部まで
        下れば、今回の縦走路の「藪」からは開放される。それを思うと平ヶ岳までの
        最後の登りは精神的にとても楽になった。


    
         剱ガ倉山からいったん鞍部へ下る                       下ってきた尾根

              
                      歩いてきた稜線を振り返る 良く歩いたな〜〜

              
                      藪から解放され、平ヶ岳までゆるゆる登る

                  
                    とにかくだだっぴろい。ガスに巻かれたらイヤな場所だ

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       9時、平ヶ岳の最高地点に到着。三角点はもう少し先になるが、お手製の
       山頂標識もあったので、ここを「平ヶ岳」の山頂とし、南へ伸びる縦走路へ
      そのまま向かうことに。

     
            ガスガスの山頂に到着                   積雪量の監視カメラ

                   
                          お手製の山頂標識があった


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     平ヶ岳からは、これまでのうっすらトレースよりぐっと足跡&スキー跡が増える。
       伸びやかな稜線がとても気持ちが良い。やせた藪尾根から打って変わっての
      癒しの縦走路に嬉しくなるが、ガスっていたらルートファインディングが難しくなるだろう。

      朝出ていたガスもいつのまにか晴れてしまい、平ヶ岳は離れるほどに、大きな山容を
      現してきたので、何度も何度も振り返りカメラに収めた。平ヶ岳からは遠く、大きく見えた
      白沢山も、近づくほどに縦走路の通過点くらいのピークに感じた。今年は雪の付き方も
      良く、2006年の苗場〜白砂山の縦走では段々&うねうねの雪庇の乗り越しに苦労したし、
      これまでGWに白毛門〜巻機山、丹後山〜巻機山を縦走したいずれのときも、大きな
     割れ目がついた雪の上を恐る恐る歩いたのだが、少雪が幸いしたのか、そういったことは
     今回はほとんど無かった(たまに割れ目を踏み抜いたりはしたけれど(^_^;))。

                
                           だだっぴろい縦走路

             
                         平ヶ岳を振り返る。 癒しの風景だ


   
           白沢山への登り                          白沢山からの下り 景鶴山もだいぶ近くなった

                  
                       燧ケ岳も見えてきた。見える山がだいぶ変わってきた


         
             ヤブヤブで傷だらけ。長袖着てても、暑くて腕まくりしたのがいけなかった・・・

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      形図の1920m地点がある尾根は西側を巻くようにトレースがついていたので、
      私達もそれに習い、スズヶ峰との分岐に出た。ここから大白沢山が大きく見える。
      てっきり山頂を越えるものかと思っていたが、いざ近づくと密集した下を向いた笹薮
      に閉口し、あっけなく北側を巻くことに
        (これから下山までほとんどのピークは巻くことに・・・)。


      白沢山の北面を巻いていると雪崩の跡があり、おそるおそる通過。人より
       大きい雪の塊にすっかりビビる。デブリのあとを通過し、しばらく行くと、tanajinさん
      が「アヤシイ足跡が・・・」と雪面を指差す。見ると、熊の足跡らしきものが・・・。
       むむー。またもビビる。


            
                   雪崩の跡を横切って通過する


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     鶴山もだいぶ近づいた森の中に今日はテントを張る。途中、至仏山や尾瀬方面が
      見渡せるところで携帯チェック。FOMA、movaともに電波が入ったところでメールできた
     (そこからすぐの幕場ではmovaのみやっとアンテナが1〜2本立つ不安定な状況、FOMAは圏外)。


          
              至仏山が見渡せる場所(FOMA、movaともにiモードまで電波が入った)


              
                  景鶴山が近くなった。もう少し進んだところで幕営

    
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