5/4 T.S05:45〜剱ガ倉山06:30〜平ヶ岳09:00/09:10〜白沢山10:25〜(分岐)12:10〜大白沢山(巻き)〜
〜景鶴山手前14:00(幕)
4時起床。ガス。無風。ホワイトアウトというほどでないので予定通り出発。
初っ端から剱ガ倉山への急登が始まる。3日目ともなると体もあちこち筋肉痛が
出ていて、すぐ息も切れる。標高200mくらいをかせぎ剱ガ倉山へあがると、いよ
いよ平ヶ岳が近くに見えるようになっていた。ガスからちらりちらりと見えるまさに
「平」ヶ岳というのびやかな山を眼前にすると小躍りしたくなる。
ガスガスの出発〜 剱ガ倉山から平ヶ岳方面を望む
---------------------------------◇◆◇--------------
剱ガ倉山からは残念ながら一度下り、また登り返さないといけない。鞍部まで
下れば、今回の縦走路の「藪」からは開放される。それを思うと平ヶ岳までの
最後の登りは精神的にとても楽になった。
剱ガ倉山からいったん鞍部へ下る 下ってきた尾根
歩いてきた稜線を振り返る 良く歩いたな〜〜
藪から解放され、平ヶ岳までゆるゆる登る
とにかくだだっぴろい。ガスに巻かれたらイヤな場所だ
---------------◇◆◇--------------------------------
9時、平ヶ岳の最高地点に到着。三角点はもう少し先になるが、お手製の
山頂標識もあったので、ここを「平ヶ岳」の山頂とし、南へ伸びる縦走路へ
そのまま向かうことに。
ガスガスの山頂に到着 積雪量の監視カメラ
お手製の山頂標識があった
---------------------------------------◇◆◇--------
平ヶ岳からは、これまでのうっすらトレースよりぐっと足跡&スキー跡が増える。
伸びやかな稜線がとても気持ちが良い。やせた藪尾根から打って変わっての
癒しの縦走路に嬉しくなるが、ガスっていたらルートファインディングが難しくなるだろう。
朝出ていたガスもいつのまにか晴れてしまい、平ヶ岳は離れるほどに、大きな山容を
現してきたので、何度も何度も振り返りカメラに収めた。平ヶ岳からは遠く、大きく見えた
白沢山も、近づくほどに縦走路の通過点くらいのピークに感じた。今年は雪の付き方も
良く、2006年の苗場〜白砂山の縦走では段々&うねうねの雪庇の乗り越しに苦労したし、
これまでGWに白毛門〜巻機山、丹後山〜巻機山を縦走したいずれのときも、大きな
割れ目がついた雪の上を恐る恐る歩いたのだが、少雪が幸いしたのか、そういったことは
今回はほとんど無かった(たまに割れ目を踏み抜いたりはしたけれど(^_^;))。
だだっぴろい縦走路
平ヶ岳を振り返る。 癒しの風景だ
白沢山への登り 白沢山からの下り 景鶴山もだいぶ近くなった
燧ケ岳も見えてきた。見える山がだいぶ変わってきた
ヤブヤブで傷だらけ。長袖着てても、暑くて腕まくりしたのがいけなかった・・・
------------◇◆◇-----------------------------------
地形図の1920m地点がある尾根は西側を巻くようにトレースがついていたので、
私達もそれに習い、スズヶ峰との分岐に出た。ここから大白沢山が大きく見える。
てっきり山頂を越えるものかと思っていたが、いざ近づくと密集した下を向いた笹薮
に閉口し、あっけなく北側を巻くことに
(これから下山までほとんどのピークは巻くことに・・・)。
大白沢山の北面を巻いていると雪崩の跡があり、おそるおそる通過。人より
大きい雪の塊にすっかりビビる。デブリのあとを通過し、しばらく行くと、tanajinさん
が「アヤシイ足跡が・・・」と雪面を指差す。見ると、熊の足跡らしきものが・・・。
むむー。またもビビる。
雪崩の跡を横切って通過する
----------------------------------◇◆◇-------------
景鶴山もだいぶ近づいた森の中に今日はテントを張る。途中、至仏山や尾瀬方面が
見渡せるところで携帯チェック。FOMA、movaともに電波が入ったところでメールできた
(そこからすぐの幕場ではmovaのみやっとアンテナが1〜2本立つ不安定な状況、FOMAは圏外)。
至仏山が見渡せる場所(FOMA、movaともにiモードまで電波が入った)
景鶴山が近くなった。もう少し進んだところで幕営
----------◇◆◇-------------------------------------
次のページへ
|