八幡平〜秋田駒 縦走'07秋
◆ブナの森と湿原広がる癒し系縦走路◆

1日目] [2日目] [3日目

        
                     ◆◆ 2日目◆◆


              八瀬森山荘06:00〜曲崎山07:30〜大白森山荘09:50〜大白森10:40/11:20〜田代平山荘14:40(泊)


      4時半起床。小屋に下がっていた布団を敷かせてもらったのでとても快適な一夜だった。
       夜に降っていた雨も止んで雲が切れ始めていた。男衆が「雨女に勝った!」と騒いでいる。
       雨女って誰のことよ!!(`へ´)

      


      歩き始めると再び倒木があるが昨日ほどでない。曲崎山へ登る途中に樹林帯が切れ、
        昨日歩いた稜線と、今日これから行く大白森の頂上湿原など、まるまる見えて素敵だ!
        曲崎山は頂上は樹林帯の中だが、下り始めると再び視界が開ける。秋田駒まで今日
       歩く稜線がズバッと見える。田代平はかなり遠くに見える(^-^;。


   
        曲崎山への登り                    登るにつれて視界がぐんぐん開ける


                     
                      昨日はガスガスだった畚岳(ぴょこんとした山)






      曲崎山から笹で足元が見えにくい急坂を下ると水場があった。仙北市の人が「湧き水
        だから雨天のあとでもにごることがない」と言っていただけあってとてもおいしい水でした。


         
          曲崎山のピーク 展望無し         曲崎山から下り始めると大白森が見えた

                   
                   ※   曲崎山から下ったとこの水場  




      ここから大白森の山荘まではブナの森が始まる。倒木だらけの針葉樹に比べ、
       光の量も多くなり東北ならではの癒しの森の風景だ。黄葉の時期にはさぞかし
       素晴らしい風景になることだろう。時折、ツキヨタケが密生しているのを見かける。
  
           
          黄葉したらすごいんだろうな〜        ツキヨタケがびっしり!




      大白森山荘の手前の倒木でブナハリをゲット。
       すぐそばにツキヨタケが生えているけど、この香りはブナハリだよね。くんくん。
                
                  
                       ※

       森の中の大白森山荘で休憩。トイレを貸してもらう。ここも小屋の中にトイレがある。
       1階は土間で泊るのは2階。あまり大人数は泊れなさそう。快適なのは5〜6人くらい
       かなあ。土間に銀マット敷けばもう少し泊れるけど・・・。
 
        

     
        登山道をはさんで小屋の反対側にある沢がここの水場。水場じたいは小指くらいの太さで
        流水があったがほんの少し上流にあたる場所(登山道と交わるあたり)では水が流れてい
        なかった。記録的な豪雨のあとだからこれくらい流れてたかもしれないが、秋はあまり頼り
        にできない水場という印象でしたけどどうでしょ。

        
            大白森山荘の水場           大白森まで再び癒しのブナの森を行く






      大白森山荘から急坂を登っていくと、前を歩いているトシちゃんから「おおーーっ」という
        歓声があがる。期待満々で歩いていくと、そこには予想してなかった山頂湿原が広がって
        いた。

   

  
   
 


      草紅葉が始まったばかりだけど、日の光で金色に輝いていて奇麗〜。
       しかも、岩木山〜八幡平の縦走路、昨日・今日と歩いてきた稜線、そしてこれから歩いて
      いく田代平〜秋田駒までが全部見える。あああー、絶景だ。

 

                  


     木道を歩き、山頂標識のところで大休止。大白森の山荘までは、明るいブナ森に変わった
      ものの、やはり樹林帯の歩きが主だったので久々の開放的な展望に大興奮。今夜泊る田代平
      山荘も小さいながらに見えていた。
       齋田さんのホームページでここの写真を見たのが、今回の縦走を計画するきっかけだったのだ。
       どピーカンの中、ここに来られて本当に良かった!




      しばらくまったり休んだあと、小白森まで一旦急坂を下る。ここで数人登山客とすれ違う。
       八幡平まで縦走する人もいたけど、ほとんどが日帰りの人だった。
       小白森でもミニ湿原があったが、そのまま通過し鶴の湯との分岐で1本。ここまでくれば
       あと3本くらいで田代平まで行けるかな。次のポイント蟹場分岐点までエアリアのコース
       タイムは1時間20分。だけど50分くらいで来られた。
       昨日・今日とあまりエアリアのタイムを縮めることができなかったけど、アップダウンが
       大きくなればコースタイムより早めに歩けるようだ。ということで次のポイント田代平山荘
        までは途中、水汲みしたけど案外早く到着できた。

            
                        ちょびっと黄葉しはじめ。


    
         小白森のミニ湿原                    湿原のあとは再びブナの森





      田代平への登りが始まる手前に小沢を横切る箇所があり、そこで最後の水補給ができた。
       

                     
                      ちょろちょろ流れる水場

       田代平までは予想外な急な階段があったりしたけど、そこを過ぎるとこれまた大感激の癒しの
       湿原が待っていた。
       なんとなく小川元湯から登る北アルプスの朝日岳の風景に似てるなあなんて思った。

      
           階段をガンガン登ると・・・・       どかんと大展望が!

    

                 
                    ※
                 

     


      ゆるゆると木道を歩いたり階段を登ったりし、ワレモコウのような花が揺れる湿原を
        横切ると田代平山荘に到着。
        天気も良いし眺めも良いので外でビール飲んでまったりタイム。小屋の外には奇麗な
        夕焼けが広がっていた。明日も晴れるかな〜。夕飯はカレーライスとおくらのおひたし。
        今晩は私たちのほかに5人パーティーが1組。おかげさまでゆったり使うことができました。
        水場はだいぶ遠くまでくみにいかなくてはいけないよう。小屋に水場までの行き方の
        メモがはってあるけど、「水は無かった」と書いてあるものもあるので、もともと無いもの
        と思ったほうが無難のよう。


     
          田代平の避難小屋                      小屋の前から見る乳頭山


                                                   つぎの日へ

1日目] [2日目] [3日目


  山行記録[年別/地域別/季節別]