八幡平〜秋田駒 縦走'07秋
◆ブナの森と湿原広がる癒し系縦走路◆

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                       ◆◆ 3日目◆◆


          小屋5:30〜乳頭山6:13〜笊森山6:46〜湯森山7:12→横岳手前9:35〜阿弥陀山荘着10:20〜
             秋田駒男女岳10:35〜阿弥陀山荘発11:00〜小岳横〜国見温泉着12:55  
               ※入浴後、タクシーで盛岡駅へ(国見温泉〜盛岡駅小型タクシーで9,000ちょい)。




       出発前にトイレ入っていたら、トシ+ueは私らが水場まで行ったのでは!?
       と探してくれていたらしい。小屋に2つあるトイレは私とじゅんさんが占拠してました。
        失敬、失敬。そんなわけで朝から少し身軽になって出発v(^^)v




      乳頭山までぐんぐん高度を上げる。別名「烏帽子岳」っていうだけあって
       ピョコンと飛び出たピークだ。
       ピークに立つと黄金色に輝く湿原と、雲海が目の前に広がる。神々しい〜〜〜!!


               
 
  





      畚岳でモッコリポーズをして写真を撮った私達、乳頭山ではもちろん乳頭ポーズでしょう!
     
          
           ※     乳頭ポーズ        ※    山頂にあった剱でカンチョ〜
                                        されそうになってるw(゜o゜)w

                      
                         ※     こっちから見ると乳頭山っぽい





      乳頭山から笊森山、湯森山を経由して横岳へ向う。
         笊森からの下りは熊見平という、熊がコロコロ遊んでいそうな気持ちのよい
        湿原・草原を織り交ぜただだっぴろい地形を横切る。ぐんぐんドーム状の秋田駒
         の最高峰・男女岳が近づいてくる。

            
               ※


            
               ※

            
               ※




      湯森山からは八合目の小屋と駐車場が見えた。
        焼森までは一直線に登る。息は上がるし、足元は砂礫なので1歩すすんで
        半歩下がるかんじだ。焼森のピークからは、乳頭山〜湯森山〜焼森ののび
        やかな稜線(というより台地)が広がっている。
       そうなんだよね。そもそもこの縦走を思いついたのも、去年、ココ焼森からこの
       風景を見ちゃったからなのだ。なんだこの風景!ってすごく驚き、感激し、この
       風景の中を自分が歩けたらどんなに素敵だろうって思いついてしまったのだ。

  


  

  





      焼森から行く方向を眺めれば、ドーム状の男女岳、男女岳・男岳・横岳に
       囲まれるような窪地に阿弥陀池と避難小屋があった。横岳山頂手前から一旦
       阿弥陀池に下り、立派な避難小屋前に不要な荷物をデポして男女岳を往復する。
      男女岳からは今度は田沢湖が見える。
      昨日歩いた大白森の頂上湿原はまるでテーブルマウンテンかヘリポートのように
      見える。そこから更に視線を動かしていけば一昨日スタートした八幡平のほうが、
     はるかかなたに見えた。
     良く歩いてきたなあ。縦走のたんびに「人間の足ってスゴイ!」って思うけど、今回も
     ひしひしと感じた。
  
   ※   3日間の縦走路を眺める               焼森から振り返る

             
                   夏はコマクサの群生地 

  
             小岳を見下ろす                      女岳


   
          横岳近くから見る男女岳                 阿弥陀池のほうへ降りてきた

   
        水場  巨大ひしゃく                   阿弥陀池の避難小屋

   
           男女岳へ空身でピストン                山頂到着!


   
          男女岳から田沢湖が見えた                山頂でまったり

               
                       阿弥陀池のほとり



      阿弥陀池から男岳手前のコルから小岳方面の谷へ降りる。ここはなりさんの
        知人が「ムーミン谷」と呼んでる気持ちの良い火口跡にできた谷だ。
        谷の縁は火口らしく断崖絶壁になっていて岩肌のバックに青空が映えて奇麗だ。
        広い谷底を木道が這うように伸び、そのすぐ沸きを米塚のような小岳がこんもりと
        横たわっている。3日間、広々した稜線、湿地帯、倒木帯、ブナの森、頂上湿原、
        広々した草原と風景は刻々と変わり、そして最後に火山だった面影を残す素敵な
        ムーミン谷。

  
         男岳との分岐からぐんぐん下る           

 
  
               どんなふうにして、この地形ができたのか
                  考えながら歩くのって楽しい。




      小岳横から横岳から直接降りてくる稜線に合流し、横長根を下る。
       姿見ノ池の手前で国見温泉への最後の分岐。ここから階段続きの急坂をガンガン降りる。
       前を行く3人は相変わらず早い。下りは特に苦手なので、あせらずトコトコ下っていく。
       灌木類から再びブナの森になり、タイヤに灯油をかけ燃やしているような臭いがするころ
       国見温泉の屋根が見える。 国見温泉は前述の独特のにおいがする温泉だ。
       湯の花たっぷりんこのエメラルドグリーンの温泉はお勧めだ。石塚旅館500円也。
       長い縦走の〆にはもってこいのご褒美だ。

                
                      国見温泉まであとひといき!


        露天風呂に浸かっていると先客のおばあちゃんが話しかけてくれる。
       盛岡から来たこのおばあちゃん。戦時中、12歳だったころ、学校登山で岩手山に
       登ったそうな。夜中に社務所に集まり登山開始。キュウリ4本を持ってセーラー服に
       もんぺ姿で登ったそうな。東京から来たというと、「汽車の時間があるだろうにひきとめて
       ごめんね」としきりに申し訳なさそうに言う。そんなことないよ、もっとおばあちゃんの話を
       聞きたかったけど、のぼせてしまったみたい。

       入浴前に呼んだタクシーで盛岡に向う。お目当ては焼肉+冷麺+生ビール。
       モリモリ食べて、外に出ると半袖Tシャツじゃ寒いくらいだ。
       最後の最後まで大満足の素敵な3日間になりました。
        一緒に歩いてくれた皆さん、本当にありがとう。

                               ※マークの写真はじゅんさんより提供


* * *おたのしみ* * *


    ◆国見温泉「石塚旅館」  評価:★★★★★(独断と偏見ですm(__)m)
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         施設データ
              ◆岩手県岩手郡雫石町大字橋場国見温泉
                 ◆Tel:090-3362-9139(衛星電話)
                 ◆◆9:00〜19:00 ◆冬季(11月上旬〜5月上旬)休業
                 ◆ 日帰り入浴:500円

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         盛岡といったら「わんこ蕎麦」「盛岡冷麺」「盛岡じゃじゃ麺」
         今回は、盛岡駅前の「ぴょんぴょん舎」で焼肉+冷麺を食べて帰りました。
         もちろん生ビールもねv(^^)v。

     

   

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