ビッグアイランド |
ハワイ滞在４日目は、ツアーでは「フリータイム」。JOファミリーは ハワイ島観光のオプショナル・ツアーに申し込んでいた。 ハワイ島はBig Islandと呼ばれているが、文字通り本当に大きく 自然も雄大な島。海岸線から眺めた、4,000メートルを越える山 「マウナ・ロア」もあまりに遠くにあるためになだらかな丘のようにし か見えず、まるで同じ島内にあるとは思えないほどでした。 この日回った観光コースも、地図にすると、ハワイ島の右下の ほんのちょっとをちょこちょこ回っているだけのようだが、実際の バスの走行距離は２００キロを上回ったとのことでした。 |
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癒しの島 |
ハワイ島には、コナとヒロに空港があります。日本からの直行便が 着くコナの町がリゾート地であるのに対し、今回、訪れたヒロの町 はノスタルジック・ムードが漂っていて、私にはなんだか心落ち着く 癒しの島でした。  ［レインボー･フォール］ ヒロに到着してすぐに、観光バスで向かったのは郊外の「レインボウ・ フォール」。天気や時間によって滝にかかる虹が見られるます。 私達が訪れたときも、奇麗な虹が見られました。本当はもっと水量が 多く見応えがあるとのことです。 この滝の近くで、のみの市のようなマーケットがあり、果物やコーヒー （ハワイ島のコナ・コーヒーは有名）、チョコが売られていました。 観光客目当てに出されているのか分かりませんでしたが、ツアーの 最中に何度か立ち寄ったお土産屋にあった観光地特有の商魂は見ら れず、バザーみたいな雰囲気で、出店者とのやりとりを楽しみながらの 楽しいお買い物ができました。 |
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| フライパンの上で噴煙鑑賞 |
ヒロを出ると、車は一路カラパナ（Kalapana）へ。ここはかつて キラウェア火山へ続く、海沿いの道路が走っていた町だった のだけれど、噴火により溶岩に飲まれてしまったとのことです。 とはいえ、日本の火山とは性質が異なり、溶岩はゆっくり流れる ため、町に流れ着くまでに、家や教会を解体し、安全な場所まで 運べたそうです。  ［カラパナ（Kalapana）］ 陽気なガイド、トーマスが「溶岩が海に流れ落ちるのを見えます よ！」と遠くに煙が上がるのを指差します。上の写真に、地平線 の真中あたりに白く見えるのがその噴煙なのだけれど、小さくて 見えないかなあ。  ［カラパナ］一面溶岩に覆われている 小さなドライブインがある駐車場から、海岸までは、びっしりと 溶岩で覆われた大地を歩きます。「溶岩の上で転ぶと大怪我 をしますから注意してください」とトーマスが教えてくれたが、 確かに溶岩はキラキラ輝いてガラスのように鋭く尖っている 場所もある。デコボコで歩きづらい上に、日光をさえぎる物 もなく、フライパンの上を歩いているよう。あぢぢぢ・・・・。 |
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火山の女神に花束を |
ハワイ・トロピカル植物園でランチをとってから、いよいよ楽しみに していたキラウェア火山へ向かいます。 キラウェア火山は2,000メートルまではいかないけれど、それまで 海岸（海抜０メートル）にいたので、それなりに高度を上げながら バスは進むはず、、、んが、全然、急坂を通らないうちにバスは山頂 へ到着。狐をつままれたみたいな気持ちにバスを降りました。 うっそうとした森の中には、富士山の風穴のような洞窟がありました。 火山が作った自然洞としては、富士山麓の風穴や氷穴のほうが面白 いかも・・・？ 洞窟の周りには、いたるところにお化けゼンマイが生えていました。 人の腕くらい太いゼンマイ。巨大すぎて気持ち悪い・・・。 ところが、このゼンマイ。ちゃんと食べられるそうです。トーマスいわく 「タケノコみたいな感じ」だそうな。うーむ。  ［キラウェアの噴火口］ 洞窟のある場所からバスが走り出して、すぐに眼前の樹林 が消えて、噴火口が広がります。 「うわーーーーーっ！！」 バス内から歓声が上がりました。 まずは火口に一番近い展望台で、その後に、火口を上から眺める トーマスA・ジャガー博物館にある展望台からキラウェアの雄大さ を満喫します。火口にはたくさんの花束が供えてあります。 この花束、火山活動で亡くなったかたへの物かと思いきや、 火山の神様（女神様）へのお供えなのだとか。 でも、トーマスは、「神様はホントはお花なんかより、豚肉とワイン のほうが好きなんですよ」とこっそり教えてくれました。 山頂は国立公園内なので、勿論ダメなのですが、それ以外の 場所でも、火山の神様が怒るので、溶岩のカケラを持ち帰って はいけないそうですよ。「残すのは足跡だけ、とっていいのは 写真だけ」というのは、ここハワイ島でも当てはまるのかも しれません。 |
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惑星地球の中にある小さな宇宙 |
あたりが薄暗くなるくらいにヒロ空港へ到着。 空港でトーマスが、「ホノルルの夜景が見たいかたは右側の席、 ハワイ島の山が見たいかたは左側の席に座ってくださいね」と 言ってくれました（島内を結ぶ飛行機は自由席）。 そんなこともセキュリティ・チェックなどを受けている間に忘れて しまい、何気なく席に着き、離陸しました。 もうすっかり暗くなっていたのに、飛行機は雲の上に出て、また 空は明るくなりました。と、窓の外を見ると、マウナ・ロアが 大きな体を横たわらせているのが窓いっぱいに見えました。 「すごいすごい！！」 またしばらく飛ぶと、今度は、マウナ･ケア（Mauna Kea」が 見えます。こちらの山頂には、あの有名な天体望遠鏡「すばる」が あります。見ると、山頂には天文台の白いドームが３つ並んで いるのが分かります。 そういえば観光の最中、トーマスが、数年前に火星探査ロボット から送られてくる画像を全世界で放送されましたが、あの映像は キラウェアで撮影されたものをそれらしく加工して流されていた のではと言っていました。映像を見たとき「あっ」と思ったそうです。 これがどこまで真実かわかりませんが（^^;、それも本当かなあと 信じたくなるくらい、飛行機の小さな窓からみたハワイ島からは、 「宇宙」を感じたのでした。  ［Mauna Loa］ 宇宙の神秘とロマンを少し見た気がして、もっともっと ハワイにいたい気持ちになりました。 「あーぁ、でも明日はもう帰るんだ・・・」。 ところが、そうは問屋がおろさなかったのです・・・。 |
